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依存と事件

学校初日

【依存】それは他人や組織、モノに愛情や支持や保護、援助を求め、それが無くては生きていけない状態。

行為や思考のコントロール障害とも言われる。

大抵の人間は自分ではやめられなくなり

その影響の強さから【依存】症は病気に認められてる程。


【依存】は自分を変えてしまう

それが無い、若しくは居なくては生きるのが辛くなる

だがそれを良しとしないで抵抗する意志を少しでも持つ者もいる

だがその純粋な気持ちは【悪】とは言いづらい

だが、それを【悪】と捉え自分自身に苦しむか、それを向けられその物を【悪】として嫌悪してしまうのは

あるていで言えば【被害者】である。



紗奈の一件はあれ以来元カレからは音沙汰もなくこれからも何も無いだろう。


【朝 雪宅最寄り駅】

今日から学校が始まる

ここでは自分で時間割が決められる

今日は空きを作るのもいい一限に1時間半もあるしね

最寄り駅から学校の最寄り駅まではは4つ離れており2つ目で乗り換えをする

そこで愛庭…もえちゃんと合流する約束をしている

久々に学校に行くのが楽しいと感じた。


【中間駅】

3番線の電車に乗るためそこでもえちゃんを待つ

僕が着いてから約5分後に着く

5番線から降りてくるのでここからみえるかな?


プシュー


5番線に電車が止まった。

多くの人がぞろぞろと降りてく

見つけるのは難しいと思ったその時に

ただ1人…此方に目線を送る人を見つけた


視線を送る女の子はただ只管にこちらに気づいてもらいたいかのように人波に流れながらも見つめていた

その視線はとても愛おしく

瞳の中にハートでもあるかに【愛】に満ちていた瞳だ

目が合うと女の子は此方に小さく手を振った

自分は固まっていて振り返すのが遅くなった


ドキドキと胸が鳴る


心がとても締め付けられるこの苦しさに嫌悪感や辛さは無い


この矛盾に…疑問に悩まされた。


もえちゃんが3番線へと来た

もえちゃんは真っ直ぐにこちらに向かって小走りに


萌「久しぶり!!おはよう雪君~!!」

もえちゃんは元気いっぱいで挨拶をてくれた


雪「久しぶりだねもえちゃん、おはよう~」


近づいて来たもえちゃんはすぐに驚いた顔をした


萌「え、え、え???なんで顔に痣があるの…?」


雪「え、あ!あー…」

顔の痣の事等忘れてしまっていた

どう言い訳して安心させようか焦った


?「それは雪が私を助ける為に庇ってくれたのよ」


雪「…え?」

そこには同じく3番線で電車を待つ紗奈の姿があった


雪「紗奈?どうしてここに…?」


紗奈「私も同じ学校よ2部だから会わなかっただけね」


雪「あぁ、なるほど

2部でも一限から授業入れられる事は出来るね確か」


紗奈「これからまた、宜しくね雪」

そう笑顔でこちらを見た


雪「う、うん」


萌「誰?雪君のお友達…?」


雪「あー、中学の頃の同じクラスだった子だよ

この前色々あってね」


萌「怪我する程の事なの?」


雪「これ少し転んだだけだよ笑」


萌「ほんと??うん、分かった信じる。」


罪悪感は残るが無駄に心配をかけたくないな


雪「ありがとうね、もえちゃん」


紗奈「……その子が今の好きな人なの?雪」


雪「え?!あ、あぁ。急に聞いてきたなぁ紗奈」


紗奈「ふーん…ま、私向こうに友達いるからまたね」


雪「おん」

今日の紗奈は昔ともこの前とも違う清楚って感じだな

昔からあの長い髪はとてもサラサラで綺麗だった


萌「もー、いつまで見てるの」

裾を引っ張ってムッとした顔でこちらを見ていた


雪「ごめんね笑」


萌「ふふ、でも雪君がハッキリと好きな人って言ってくれたの嬉しいよ」


雪「ほんと?そう言ってくれて僕も嬉しいよ」


萌「えへへ、あ!電車来たよ~」



三沢 紗奈がこの学校に来たのは偶然では無い

彼女は中真 雪を目的とし来た

彼女は中真 雪を必要とした

彼女は中真 雪に【依存】をしかけていた

生活の中心が中真 雪を主に置いた

愛ゆえの行動である

そこから彼女の恋愛観は素を出せた


三沢 紗奈は異常だ。


何も変わり用がない地味な中学時代な彼女は変わった。


三沢紗奈は中真雪に対しての愛が狂っていた。


彼女は中真雪が欲しい

彼だけが全てだ

その為になら何もいらない、何でも使う


そう。一人の男を利用し周りを巻き込み

自分を悲劇のヒロインにしたて

また中真雪へと近づける為なら

手段は選ばない程だった。

彼女の頭の回転は雪に劣らずとも回った

狂った愛がそれを増長していった。


だがまだ雪はそれに気づけていなかった。


そして彼らの学校生活が始まる。


だが学校初日から事件は起こった。



その事件は一限から昼の間に起きた


2人の生徒が何者かに重症を負わされる事件だ。

その内の1人が同じゼミの、峰だ。

片腕を折られていた。

彼は何も覚えていない。後ろから急に頭を強打されたらしい。

もう一人の生徒が3年の女の先輩だ

彼女は顔に傷を入れらていた

軽傷なものの心には大きな傷がついた


肉体的に精神的に彼らは暴力を振るわれた

警察も呼ばれ事件は進んで行った


この事件は大きくこの学校に影響を与えた

学校側も見回りを初め多数での行動を生徒に呼びかけた


この事件はこれから自分らに関わる事になるのはすぐだった。

事件の始まり

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