36:簡易武器を作ろう!
誤字の報告などありがとうございます!
とても助かります!
誤字の報告に樹の戦士という表現が剣士と指摘頂いていたのですが実は逆に剣士が間違いで正しくは戦士です、ですので該当部分は修正させていただきました!
今週末の予定を話し合った次の日学校が終わってすぐその足でホームセンターであるIZAホームへとやって来ていた。
「久しぶりにここに来たなぁ。」
「まぁ、普通高校生はそこまで利用しないだろうしな。」
「もし来たとしても自転車のスペースだったりとかスポーツ用品軽く見るくらいだもんね。」
「だな、あーでもここってこんなに品揃えよかったっけか?」
「うーん、そう言われると昔はもう少し狭かったような。」
「うーん、思い出せないな。」
「同じく。」
来たのは大分前だったので自分達が成長したせいなのかと勝手に納得しておいた。
そして本日の目的である鉄パイプの売り場へやってきた。
目の前にはずらっと鉄パイプが並んでいる。
握る事も出来ないような極太の物からBB弾くらいの直径の鉄パイプまで色々な種類の物が置いてある。
「お、多いね。」
「だ、だな。」
ぶっちゃけ想像の倍以上だった。
「とりあえず自分の手の大きさに合わせた物を探そうか。」
「そうだな、そうしよう。」
それから10分ほどかけていろいろなサイズの物を試した。
結局のところ物干し竿に使われるような大きさのサイズの物より一回りだけ小さな物が候補に上がった。
「片手で持つならこれが一番しっくりくるね。」
「両手で持つならこっちの大きい方も悪く無いぞ?」
「どれどれ?」
実際に持って見ると片手ではバランスが取り辛いけど、両手で持つことで非常に安定する。
太めなので当てやすいのもメリットかもしれないね。
それから少し考えた結果
「僕はこっちの細い方を買うことにするよ、細いと言っても細すぎるほどではないし。」
「じゃあ俺はパワーの出そうなこっちの太い方を買う事にするかな。」
「僕今思ったんだけど、これそのままだと味気なく無い?」
「というかよくよく考えたらスライムも体液が中の空洞なんか通ってきたらやばく無い?」
「あっ」
「俺もうっかりしてたわ・・・」
「だったらさ肇、先端を潰しちゃうのはどうだ?俺たちの力でハンマーで叩けば潰れてくれる気がするんだよな。」
「確かに・・・それなら薙刀みたいに刃物とか付けれないかな?」
「包丁でも刺してみる、か?」
「それも良さそうだね、包丁売り場も見てみようか。」
「そうするか。」
そして包丁売り場へやってきた。
「こっちもこっちで種類が多いな・・・」
「どうせならそれなりに斬れそうなものが欲しいよね。」
「だなぁ、刺身包丁って結構良さそうじゃないか?」
「でも結構高いけど大丈夫?」
「ちゃんとした武器を手に入れるまでの間に合わせって考えたら約1万は必要経費じゃないか?」
「確かに、それならこの腐食に強いってやつにしようよ。」
「スライムって酸だもんな、そうするか。」
そうして武器の先端に付けるための包丁も購入。
ついでにトンカチも無いと嫌なので一緒に買ったよ。
「あっそうだ、武器作ったあとはDanphoneから装備として申請出さないといけないんだった、樹も忘れないようにね?」
「あっぶね忘れてた!教えてくれてありがとな!」
「それじゃここで僕は違うバスに乗るからまた明日。」
「おう!お疲れ!」
武器になる薙刀もどきは家に帰ってから速攻で作ったよ。
持ち手の小さい物を選んだからギリギリ入ったからよかった・・・
危うく使えずに終わるところだったね。
こういうのを作ったよと華奈さんに送り樹と同じく申請も必要な事を伝えておく。
申請までは頭になかったそうなので早めに言っておいて正解だったかも。
気付けば評価ポイントも4000ptを突破しPVも400000を超えていました!
皆さまのおかげで続けられています!
引き続き拙い内容ではありますがお付き合いください!
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