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32:華奈、初めてのボス戦

おはようございます。

とても眠い中書いていたので誤字脱字など多いかもしれません。


気付いたら直しますのでよろしくお願いします。



報告をした後軽く勉強をして眠りにつき、朝になった。

特に疲れも残っていないので問題無いだろう。


今日もダンジョンに行くので朝ご飯をしっかり食べてから向かう事にした。

今日も昨日と同じ元僕の家のダンジョンだ。


昨日のように入り口の近くで待ち合わせをして中へと僕らは入っていった。

その後も昨日と同じ流れで華奈さんは装備を借りて着替えに行き僕らは二階で中へ入る準備をした。


今日は昨日よりも人が多く、一層でモンスターを狩るのは効率が悪いかもしれない。

もし出来れば今日中に華奈さんのレベルを2つほど上げておいて来週末には転職が出来るくらいにしておきたいところだ。


また10分ほど待っていると華奈さんが上に上がってきたので僕らもダンジョンへと入っていった。


「昨日も思いましたけどあの部屋のクローゼットからこんな広い空間に出るなんてダンジョンって本当に不思議ですね・・・」

華奈さんが中を歩いているときにふと呟いた。


「確かに不思議ですね・・・」

「そう言われるとそうだな・・・」

僕と樹はうんうんと頷きながら答えた。


実際ここまで実際の見た目と中に違いが生まれているのは謎で仕方がない。

でも僕にその原因を突き止めることは出来ないのでそういったことは学者さんや専門家の人にお任せしようと思う。


「今日は人が多いな・・・」

樹が周りを見回しながら呟く。


「今日は日曜日なのもあるしおそらく初日でここの狩り方が出回ったんじゃないかな?僕らは最初から知ってたから問題なかったけど。」


「私も肇さん達がいなかったら情報集めてたでしょうし、皆考えることは同じなのかもしれないですね。」


「ちょっと予定よりは早いけど二層に向かいますか、まだ人も少ないと思いますし。」


「それも悪くないかもしれないな、早くレベルも上がるだろうし俺たちがいたら問題無いだろう。」


「私も問題無いですよ。」


「その前に一層のボス戦があるからサポートするから頑張っていきましょうか。」


「了解です!」


-------

道中にいるホーンラビットを倒しながら僕らは先へ進みボス部屋の前まで到着した。

少し華奈さんに休憩してもらい息も整ってきたところで声をかけた。


「それじゃあ華奈さん、準備はいいですか?」


「はい、大丈夫です!」


「それじゃあ中に入りますよ!」


「まぁ、俺たちがいるから安心して下さい、危なそうなら助けますよ。」


「はい!」


そして華奈さんが扉を開けた。


中に入り、中央に佇むファイトラビットを見つけた華奈さんはゴクリと唾を飲み、バットを構えた。


「鼓舞、迅速」

僕はサポートのためにスキルを華奈さんに向けて発動した。


「あれ?凄く身体が軽い?」


「レベルも上がったので体感出来る上昇量が変わったからだと思います。」


「相手は格闘戦を仕掛けてくるので、距離を意識して動きを阻害していくイメージで戦ってください。」


「わかりました、行ってきます!」

そうして華奈さんはバットを持ち走り始めた。

僕と樹もそれに続いていく。


「てやぁ!」

先に動いたのは華奈さんだった。

小さな動きでファイトラビットの胴体にバットを振りに行った。

人間であれば鳩尾にあたる部分を狙ったからかファイトラビットはバックステップで後ろに避けた。


そしてファイトラビットはバックステップから一気に地面を蹴り上げ華奈さんに回し蹴りを放ってきた。


だが華奈さんは動きをしっかり見ていたからか、バットを縦に構えて蹴りを受け止めた。


それなりの衝撃が来たようで華奈さんは少しぐらついてしまったが、それはファイトラビットも同じだった。


硬い金属製のバットで渾身の蹴りを受け止められたファイトラビットは脚に少ないダメージを負ったようで素早さが少し欠けた来たようにこちらからは見て取れる。


ここから華奈さんがどう動くのか見ているとまたファイトラビットが動き始めた。


ファイトラビットがジャブやストレートを駆使して距離を詰めていった。

かなり距離が近付きアッパーをしようと脚に力を入れた瞬間華奈さんは一歩だけ後ろに下がりアッパーをしてきたファイトラビットの頭に向けて思い切りバットを振り下ろした。


鼓舞の強化のせいなのか、華奈さんが本気を出したのかそれは分からないけれど。


地面には目から血の涙を流したファイトラビットが倒れていた。


「ふぅ、終わりました!」


「お疲れ様です、こっちが手を出すまでもなかったですね。」


「最後の一撃はちょっと冷やっとしたぞ俺・・・」


「まぁまぁ、無事に倒せたんだし良しとしようよ。」


「それじゃあドロップ品と宝箱開けて先に進もうか。」


「これが宝箱ですか・・・」


「罠も無さそうですね、開けてみますか?」


「勿論です!」

そう言って華奈さんは宝箱を開けた。


宝箱の中には瓶に入った赤い薬が入っていた。


「これは?」

そう言って僕に薬を見せてくる華奈さん。

「初級回復薬ですね、切り傷程度なら速攻で治る優れものですよ!」

「おぉ!こんなものまでここから出るんですね!」


「ポケットとかに入れて咄嗟に飲めるようにしておくといいですよ。」


「そうします!」


「それじゃ次が今日の本題の二層、頑張っていきましょう!」


「はい!」

「おう!」


そして僕らは階段を降り、二層へ足を踏み入れた。


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