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22:チュートリアルダンジョンをソロで攻略しよう

お待たせしました。

佳乃にダンジョンをソロで攻略出来るようになってもらうために今回は一人で潜ってもらう事にした。


と言っても何かあったときにすぐに援護出来るようにこっそり後ろを尾けていくけどね。

もし何か起きたら親に何て言えばいいか分からないからね。


「と言うわけで、今日は佳乃に一人でダンジョンの三層ボスまで倒してもらうよ。」


「うぅ、まだちょっと不安だけど頑張る!」

頑張る!と言いながら手をグッと握る佳乃。


「ダンジョンの三層のボスまでの道のりはまだ分からないと思うけど、一つだけ教えておくと三層ではしっかり周りを見ること、罠があるからね。」


「うん、分かった!」

それでも佳乃は二層のボスまでは確実に倒せる実力があるので問題は無いだろう。


宝箱のあるあの部屋の宝箱の中身は一日一回リセットされるみたいでその中身が回収出来るかどうかもチェックしておくよ。

罠を警戒して回収しないのも手だけどね。


「それじゃあ佳乃、準備は大丈夫かな?」


「大丈夫!念のための携帯食料も水分もしっかり持ったよ!」


「よし、それじゃあ頑張ってね!」


「行ってきます!」

佳乃はそのままダンジョンへと入っていった。


今回佳乃には念のために魔剣ラビリスを貸しているので普通のモンスター相手なら間違いなく瞬殺すると思うんだけど佳乃はそれに気付けるかな?

--------

「今回は私だけ、お兄ちゃんはいないからしっかり行かなきゃ!」

私がダンジョンに初めて入ってからもう1ヶ月以上経ったけれど、お兄ちゃんのレベルに追いつける気がしない。

やっぱりチートスキルはずるいよね!

まぁ、魔法も十分チートだと思うけどね?


連発出来ないのはちょっと残念かも。


一層と二層は問題なく進めたけどここからは未知の三層、気を引き締めていこう。


三層自体は思っていたよりも簡単で少し拍子抜けしちゃった。

何が起こるか分からないから警戒は怠らないけどね。


分かれ道が何回かあったけどだいたいはモンスターが多めにいる部屋か行き止まりだったけど、私の目の前には今宝箱があった。


でも置き方がなんか怪しいような?


周りを見てみると床の色が少し違う気がしたから指で色の違う床に触れてみた。


するとびっくり!

床が消えて落とし穴になっちゃった!


残ってる床に沿って宝箱の前に到着!

「うふふ!なーにがでーるっかな!」

意気揚々と私は宝箱を開けようとすると

「カチッ」と音がする。


嫌な予感がしたから直ぐに宝箱を閉めたよ!

多分0.数秒の世界の反応速度だったと思う。


私はそのまま右に移動して手を離してみると結構な速度で石が飛んでいった。


「あ、危なかった・・・」

私はダンジョンの危険さを改めて感じた。


だけどその後は特に問題もなく三層のボスまで辿り着いた私はボス部屋へと入っていった。


一瞬何か気配を感じた気がしたけど気のせいかな?


部屋の中にいるのは大きなライオンだった。


結構大きいし怖い、ここは魔法を惜しまずに倒す事にした。


私は風の魔法と火の魔法を同時に発動してライオンに向けて放った。

私はこの魔法をフレイムストームと名付けてたりする、かっこいいよね?


「キャウウウウン!」

あれ?ライオンの鳴き声が聴こえたと思ったら毛が全て焼け落ちた変な生き物がそこに立っていた。


「うっわぁ、ハゲたよ、めっちゃハゲだよ・・・」

なんか居たたまれなくなったので近付いて剣で斬って倒してあげた。


「まさかモンスターも火で怖がったりとかするんだね、初めて知ったよ・・・」


宝箱が出たのでまた横から開けたよ

今度は罠が無かったけど中には変な紙を丸めたような物が入ってた。

気になったから広げてみたらまたあの声が聴こえてきた。


(スキル「鑑定」を覚えました。)


「鑑定きたー!!!」

私は嬉しくてつい声を荒げてしまった。

だけどお兄ちゃんが心配しているといけないから部屋に戻らないと。


--------

佳乃の後を尾けていた僕は二層まではよかったけど、三層の宝箱では冷や汗をかいた。


機転を利かせて回避してくれたから安心したよ。


三層のボスは、うん、嫌な事件だったね。


ただ一つ分かった事は初めてクリアした時だけ鑑定のスクロールが出るみたいで自分に使う分はチュートリアルダンジョンをクリアすれば確保出来るみたいで安心したよ。


鑑定あるだけでも大分楽になるからね。

佳乃ならチュートリアルダンジョンで苦戦する事は無さそうだね。

ブクマや評価頂けるとモチベーションにつながりますのでよければお願いします。

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