21:1ヶ月後
お久しぶりです、現在治療中でペースが戻せないかもしれませんが出来る限り早く治るように頑張ります。
日本でダンジョン法が可決され、約1ヶ月が経とうとしていた。
僕は国から許可を特例で得ることが出来たので未だにダンジョンへ潜っていたりする。
ダンジョン対策本部、いや今はダンジョン庁に変わっているけれどそこからダンジョンの視察に来た人が言っていたのはダンジョンへ潜る事が国から正式に許可されるのは18歳以上で親権者の許可は不要、16歳以上の場合は親権者の許可が必要と言うことだったので妹の佳乃のレベルアップをメインで行っていた。
1年後に潜れるようになるとはいえ、まだ全てのダンジョンが見つかっていないとの事でレベルの上がった人間が増えるのは正直に言って助かるとの事だったので、佳乃のレベルを上げ、魔法の練習も同時に行っていた。
この1ヶ月の間に佳乃のレベルは10を超え魔法使いに転職する事も出来た。
ただ、初級魔法を本で習得していた佳乃は魔法の応用方法を転職時に覚えたらしい。
それが先に覚えていたからなのか、魔法使いの恩恵なのかは未だに分かっていないのでそのあたりの情報もダンジョン庁の人に伝えておく事にした。
今日は佳乃が見てもらいたい事があるとの事で1層で佳乃に付き合う事になった。
「それで佳乃見せたい事って何かな?」
「うーんとね、前魔法の応用方法見つかったって言ったのは覚えてる?」
「もちろん覚えてるよ、という事は?」
「いい魔法の使い方を覚えたから見てて!」
佳乃はそう言うと目の前に現れたホーンラビットに向けて魔法を放った。
その魔法は左手に風の魔法を出し右手で火の魔法を出し相手に向かってその魔法を放つ佳乃。
その威力は風の魔法で底上げされたせいかホーンラビットは一気に燃え尽きていた。
「成る程、酸素を送り込む形でやったんだね。」
「そうなの!でもこんなのも使えるようになったよ!」
そう言いながら水の魔法を使った佳乃はもう一匹いたホーンラビットに向けて細い水を放った。
ホーンラビットの顔に水は吸い込まれるように当たりそのままホーンラビットの体を貫いていった。
「おぉ、これは凄い!」
「ただ問題があってね、この魔法発射までは簡単にイメージで出来るんだけど前みたいに物理攻撃とかをしながらだと自分の正面の大体この辺みたいな感じで曖昧な狙いになっちゃうんだよね。」
「それだとレベルが上がっていくと解決出来るかも知れないよ?」
「お兄ちゃんが前言ってたステータスの上昇で体感時間が伸ばせるって言うやつ?」
「そうそう、だから魔法とか色々使ってレベル上げしていくといいよ。」
「さっきの魔法は普通よりMPの消費が多いからここぞって時に使いたいかな?」
「それならある程度物理攻撃で進んで帰る時に魔法で殲滅しながら帰るとかでいいかもね。」
「それはいいかも!」
そんなこんなで僕らのステータスは大幅に向上されていった。
ダンジョン庁の職員の人に魔法について伝えたところダンジョンの一般開放が来週にも行われる事が確定した、と伝えられた。
僕らの家も来週くらいから引っ越しの手続きが始まるとの事で準備をしておいて欲しいとの事だった。
出来れば佳乃のレベルをもう少し上げておきたいな、と思ったのでこれから一般開放されるまでにチュートリアルダンジョンをソロで攻略出来るくらいになってもらおうと思う。
--------現在の肇のステータス--------
名前:伊吹肇
年齢:18
職業:錬金術師
LV29
HP:265
MP:250
STR:54
DEX:81
INT:80
AGI:52
LUC:53
スキル
鑑定
成長促進
迅速 消費MP2-7(AGIを1.5倍〜2倍にする)
鼓舞 消費MP2-7(STRを1.5倍〜2倍にする)
挑発 消費MP3(敵の注目を自分へ集める)
(パッシブスキル)
軽足(体を動かす動作全ての負担を減らしスタミナ減少を抑え、歩行や走行時に補正が入る。)
初級錬金術(簡単な錬金術を行使出来る)
称号
未知を歩みし先駆者(成長促進)
ファーストキル(迅速)
勇気を持ちし者(鼓舞)
挑みし者(挑発)
チュートリアルダンジョン初踏破者(軽足)
-------現在の佳乃のステータス-------
名前:伊吹佳乃
年齢:15
職業:魔法使い
LV6
HP:90
MP:90
STR:18
DEX:18
INT:24
AGI:17
LUC:20
スキル
なし
所持魔法
ファイヤー 基本消費MP2
ウォーター 基本消費MP2
ウインド 基本消費MP2
ライト 基本消費MP3
ダーク 基本消費MP3
称号
魔導の先駆者(魔法使用時の威力を倍にする。)
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