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17:ダンジョンを報告しよう①

ダンジョンの存在を政府機関に知らせる回です。

話が動き出すのは次回くらいからです。

ついでに錬金術も使っちゃいます。

自分の部屋へと戻りステータスの確認をした僕はダンジョン対策本部へもう一度連絡してみることにした。


これでだめだったら僕は僕の周りだけでも助けられるように動いていこうと思う。

幸い電話番号はスマホの履歴に残っているのでそこから電話をかけた。

プルルルル、と呼び出し音が何度か鳴り、ようやく電話が通じた。

「お待たせしました、お電話ありがとうございます、こちらダンジョン対策本部、山下がお伺いさせて頂きます。」

電話に出たのは山下さんという女性の人だった。


「突然だとは思うのですが、僕の家にダンジョンが出現しまして、少し話を聞いて頂きたいのですが。」

一応丁寧に話しておく、印象は大事だからね。


「それは本当でしょうか?本当であればこちらから人員を派遣させていただきますが、偽りがあった場合や悪質な悪戯の場合偽計業務妨害罪により処罰される可能性もありますが大丈夫でしょうか?」


「本当の事ですので大丈夫です。」


「かしこまりました。」

「次にあなたの氏名、ご住所をお伺いしてもよろしいでしょうか?」


「大丈夫です。氏名は伊吹肇、住所は・・・」

僕は住所を山下さんへと伝える。


「ありがとうございます。」


「それと、もし確認に来られるとしたらいつ頃になるのでしょうか?」

明日学校行った後に来られても困るので一応聞いておく。

母さんも家にいないからね。


「そうですね、今担当の職員が出払っているので早くて今日の夕方、遅ければ明日の午前中にお伺いさせていただきますが。」


「明日は僕は学校があるので可能なら今日中に来てもらえるとありがたいのですが。」


「分かりました、ではもし無理だった場合明日の夕方でも大丈夫でしょうか?」


「それは大丈夫です。」


「ありがとうございます、担当の者にも出来る限り今日中に行けるようにお伝えしておきますのでもし担当の者がそちらへ着きましたらよろしくお願いします。」


「分かりました、無理を言ってすみません。」


「いえいえ、後の詳しい話は職員のほうによろしくお願いします。」


「分かりました。」

そうして電話を切った。

前回と対応が大分違ったけど何かあったのだろうか?

嘘はついてないから訴えられる心配も無いしあとは来るまで待とうかな。


待ってる間は暇だし、錬金術で回復薬でも作ってみようか。


ひとまずメディ草を1枚取り出して前に作った魔水に入れてみる。


クルクルと掻き混ぜても何かが起こる様子はない。


とりあえずメディ草を細かく刻んですりおろしてみた。


緑のべちゃっとしたものが出来たので再びビーカーの中の魔水に入れる。


鑑定をしても変わってない事がわかるので、次は加熱をしてみた。


混ぜながら沸騰するくらいまで加熱をするけど変わる様子は無い。


少し考えてみた結果

魔法みたいに錬金とか言えば出来るのではないか?という考えに至った。


物は試しだ、やってみよう。


ビーカーに向かって僕は「錬金」と呟いた。

少し淡い光が出たかと思えば初級回復薬と同じような色のなにかが出来上がっていた。


鑑定してみると

-------鑑定結果-------

初級回復薬(低品質)

初級回復薬ではあるがダンジョンで入手出来るものと比べると僅かに回復量が劣る。


製作者の技量によって品質は変えられるが回復出来る最大量に差はない。

-------鑑定終了-------


おぉ、出来たみたいだ。

ただ低品質の回復薬のようで、技量で変わるっていうのはどういう事だろう?

錬金術にも経験値があるのかな?


次は錬金術ではないけどウルフの爪と牙を見てみよう。


-------鑑定結果-------

ダンジョンウルフの牙

ダンジョンウルフの牙、とても硬いので弓矢の先端などにそのまま使える。


粉にして他の材料と混ぜる事で硬さを強くする働きがある。



ウォーウルフの爪

ウォーウルフの大きな爪

とても丈夫で鋭く、装備を作る際の材料になる。


-------鑑定終了-------


こうやって見てみるとやけに戦いに関する用途の材料が多い事が分かる。

ホーンラビットの角は金属の不純物を取り除くという事だから丈夫な武器や防具が作れるようになる可能性が高い。


ダンジョンウルフの牙に合わせる素材は見たことがないけれどウォーウルフの爪は手のひらにギリギリ収まるくらいの大きな爪だ。

これで矢を作っても強そうだけど利用法は他にも色々ありそうだな。


このあとヒーリングオイルも錬金術で作ってたりしていたんだけど、ヒーリングオイルはただの血行がよくなるオイルだった。

まるで美容品みたいで肩透かしを食らった。


念のために、母さんにはダンジョン対策本部の人が来ると伝えておいたので僕はもう一度部屋に戻って準備をする。

思っていたより早く終わったのでその後明日の学校の準備などをしたりしていたら、ダンジョン対策本部からの人員が来たみたいだった。

夕方どころかまだ15時過ぎだよ。

まさかの月間ランキング55位という数字に驚きました、ここまでポイントが伸びたのは初めてでとても嬉しいです。

これからも頑張って行きますのでよろしくお願いします。

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