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逃げるモノ。追うモノ。逃がすモノ。【逢】  作者: 小鳥遊 雪都
月の雨。
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声。

外はとても気持ちがよかった。


僕はニコニコしながら近所の公園へと向かった。


公園には誰の姿もなく、貸し切り状態で更に気持ちがよかった。


僕は迷わずブランコに乗り、ゆっくりとそれを漕いでみた。


キーキーと鳴くそれがなんとなく可笑しくて笑えた。


まるで、もう許してと叫んでいるようで・・・。


まるで、僕自身を見ているようで・・・。


「・・・もう・・・消えたい・・・」


それはふと出た言葉だった。


そして、それはいつも考え、思っていることだった。


それが・・・僕の唯一の願い・・・。


消えたい・・・。


全てのことから逃げ出したい・・・。


「・・・そんなこと・・・考えるだけ、思うだけ無駄なのに・・・」


「本当に・・・そう思う?」


「え?」


不意にそう聞かれた僕は目を丸くし、その声のした方へと目を向けた。

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