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アメのちアメ  作者: 神梛
1/2

終わり

初めての作品で変な所もあると思いますが、感想などでアドバイス、意見してくださると嬉しいです。

誤字脱字等ございましたら報告願います。

では本文どうぞ!


カンカンと照りつける太陽の下、俺は砂漠を彷徨っていた。

「あっつい……」

何も食べずに三日間…そろそろ三途の川が見え始めるのではないだろうか…。

いや、バカなこと言って無いで歩こ…。

こういう時は余計なことを考えず目標だけを見据えるのだ。

そう俺は、あの化け物を見つけ、村に生きて戻らなければならない。

「あいつを見つけるまで、帰れ無い…っ!」

そう言ってはみるが体に力が入らないのでは意味が無い。というか力の無駄遣いだったりする。


化け物とは白の魔女のこと。人の心に入り込み操作する能力を持つ化け物…だが、そいつの能力のもう一つは…「死者蘇生」禁忌である筈の能力。俺はその死者蘇生の能力を求めて旅をしている。

罪を償う為……。



『どさっ』

目の前には一面砂……。

(あぁ。俺、倒れたんだ…。)

気持ち悪くて頭も痛い。視界も痛みにより滲んだ涙で歪む。砂は肌を焼き付けジリジリと痛む。

(…だが、体が動か無いんじゃな……。)

ははっ………こんなとこでのたれ死ねってか…。くそっ!くそっ!!くそぉっ!!

食いしばりたいがその余力もない…。いっそのこと子供のように泣きじゃくりたい…。まぁ、無理だけど…。

胸の苦しさ…。喉を絞められたような痛み…。それさえだんだんと薄らいでいく。

このまま身を任せれば…楽になれる。あの人がいるところに行ける。

…あいつを残して。

「ハッ…!!」

閉じかけていた目を無理やり開く。一緒に痛みまで戻ってきたが知ったことじゃ無い。

今までどこにあったのかという力で起き上がり立ち上が……

「…っ!」

れなかった………。

だが。

「ここでくたばれねぇんだよぉ…っ!」

霞む視界の中、目の前には人影。助けてもらえるかもしれない。そいつの顔を覗いてみると…

「死、神……かよ…。」

真っ白な顔に空洞上の黒い目。

ついに意識を手放した。



閲覧ありがとうございました。

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