すい~つが~るしみゅれ~た~【設定資料】
【あらすじ】
パソコンブーム時に最盛期を迎えていた美少女ゲーム業界は、ここ数年右肩下がりとなり、存続のピンチとなっていた。
この美少女ゲーム業界衰退を憂いていた主人公は、衰退を可能な限り避けるべく、美少女ゲームの購入を続けていた。
しかし、自分が購入するだけでは歯止めがかからないと知ると、積極的にプロモーションという名の布教活動に移る。
それでも衰退は止まらず、自分の力ではどうしようもないと嘆きながら積みゲーとなった美少女ゲームを片っ端からプレイし始める。
そして何本目かのゲームのスタート画面に入った瞬間、主人公は意識を失ってしまう。
気が付くとそこは美少女ゲームの中。主人公はそのゲームの主人公となってしまう。
何かの小説にありそうな展開だなぁと思いつつ、その美少女ゲームの主人公をやっていると、ようやく衰退した原因がわかった気がした。
まず、ストーリーがありきたりすぎること。そして、キャラに感情が入っていないこと。
よくステータスや趣味を聞き出すと、なんと設定が手抜きすぎることが判明。全員得意なことが料理って(汁
選択しなぞ存在しない美少女ゲーム、それを一流の面白い美少女ゲームにするべく、主人公は美少女たちにスイーツ作りを勧めるのだった。
【登場人物】
・水津甘太
主人公。甘いものと美少女ゲームが大好き。
とある美少女ゲームをやっていると意識を失い、美少女ゲームの主人公となってしまう。
主人公やってるとあまりに美少女に魅力がないので、何故かキャラにあったスイーツづくりを勧める。
・文部蘭
ヒロインの一人。文系科目が得意。
お菓子作りは得意で、結構凝ったものを作ることができる。
ちなみに甘太からはモンブラン作りを任される。
ペットのマロンを飼っている。
・智頭玲愛
ヒロインの一人。お金持ちのお嬢様。執事がいる(多分)
料理好きと言いながらとんでもない料理を作る。
ということで甘太からは比較的簡単なレアチーズケーキ作りを任される。
・庄渡景
ヒロインの一人。体育会系でボーイッシュ。
料理好きだが男の料理がごとく分量はダイナミック。
ひとまず適切な材料の計量が命となるショートケーキ作りを任される。
・我藤晶子
ヒロインの一人。色黒の遊び人。
料理は結構得意な方だが、個性が強い。
ガトーショコラ作りを任される。
・宿井梨伊夢
ヒロインの一人。おっとりとしている。記憶力がよく、社会科系が得意。
手先が器用で、細かいデコレーションが得意。
シュークリーム作りを任される。
・
【ゲームシステム】
・主人公は各ヒロインにお菓子作りを教える。
・お菓子作りはヒロインの家、あるいは主人公の家。
・材料は主人公のお小遣いで買う。つまり、ゲーム中にお金を稼がなければならない。
・お金は親から毎月お小遣いでもらえる。まれに、ヒロインが作ったお菓子が売れることがある。
・親友から借りることもできる。ヒロインが作ったお菓子で返すことができることがある。
・とりあえず主人公がレシピを覚えなければならない。ネット検索、母親から教わる、妹から教わる、近所のケーキショップで教わる、などがある。
・愛情度や友情度など、主人公とヒロインの親密度が高いほどお菓子作りが成功しやすい。
・あまりに長期間お菓子作りをしていないと、腕が落ちる。
・「将来の夢」という項目が「パティシエール」になってからが勝負
・店づくりをするためにも資金が必要。高校卒業すると就職モードになる。
・最終的にヒロイン一人に店を持たせ、独立させることが目的。
・ゲームクリアすれば元の世界に戻れる。
【適当プロット】
・第1パート
大学生一人暮らしをしていた水津甘太は、ある日美少女ゲーム業界が衰退傾向にあることを知る。
なんとかこの流れを食い止めようと、片っ端から美少女ゲームを買いあさる。
だが、一人で買ったところで衰退を止められるはずもなく、こんどは美少女ゲーム布教に走る。
それでもほとんど美少女ゲームに友人が手を出してくれず、絶望に暮れながら一人つみあがった美少女ゲームを空き時間にプレイする。
何作かプレイした次のゲームのオープニング開始時、突如甘太は意識を失う。
そして目覚めると、なんとプレイしようとしていたゲームの世界に入っていた。
どうやら主人公らしく、次々と同世代の女子高生?が話しかけてくる。
だが、どうも魅力がない。と思ったら、全員料理が趣味だとか、手抜き感バリバリな設定がなされていた。
どうにかしなければ、と思った時、ふと自分はお菓子作りが得意だと気が付いた。
ちょうどケーキ屋もあるし、インターネットもつながっている。様々なレシピを手に入れ、美少女たちにスイーツを作ることを教えることにしたのだ。
・モンブランパート
文部蘭。文系科目が得意で、特に国語や英語といった語学が得意。
ヒロインの中でもお菓子作りが一番と言っていいほどうまい。よく凝ったお菓子を作る。
だが、最近勉強にうるさい親のせいでお菓子作りができない、などと甘太にぼやき、その悩みを聞いているうちに打ち解けていく。
通常のスイーツでは物足りないと思った甘太はよりレベルの高いものをと考え、モンブラン作りを勧める。
限られた時間しかお菓子作りができず、要所要所のお菓子作りポイントを逃すとすぐに腕が落ちてしまうので攻略は難しい。
また、レシピの入手難度も高く、いくつかのレシピを経由して手に入れなければならないものも多い。
・レアチーズケーキパート
智頭玲愛。お金持ちのお嬢様で、広い土地を持っており、ぜいたくな暮らしをしている。
お嬢様ながら人付き合いの幅は非常に広く、友達も多い。執事が一人いるらしい。
料理が趣味と言うが、ほとんど専属のコックに作らせていたため、いざ自分で作るとなるととんでもない料理を作る。
ことさらお菓子に至っては何ができるかわかったものではない。
両親が厳しく、お嬢様ならではの悩みを聞いているうちに打ち解ける。
お菓子作りはほぼ初心者だったため、比較的簡単なレアチーズケーキを勧める。
意外と好奇心旺盛のため、料理の上達度は早い。
レシピも簡単に手に入り、材料も手に入りやすい。また、たまに資金援助してくれることもある。
しかし、身だしなみや容姿にうるさいので、お菓子作りの前にまず自分から磨かなければならない。
・ショートケーキパート
庄渡景。体育会系の女の子で、ボーイッシュなスタイルと話し方が特徴。
誰でも気軽に話すので男友達が比較的多い。
しかし、本当は女の子らしくしたいという悩みを聞いているうちに打ち解ける。
料理はするが、男らしく分量はおおざっぱでダイナミック。同じものを作っても毎回味が違う。
そこで分量が決め手となるショートケーキを作らせてみることに。
レシピや材料は比較的入手が楽。また、食材によって応用を聞かせることもできる。
しかし、本人が物覚えが悪いので、腕を上げさせるためには根気が必要。
・ガトーショコラパート
我藤晶子。遊ぶのが大好きな遊び人。
とにかく遊びまわるので人付き合いがよい。何故か少し色黒。夏に日焼けしたせいか。
遊びすぎて勉強ができないと、勉強を教えているうちに打ち解ける(こんなんばっか)。
お菓子作りもそこそこやるが、きわめて個性的なものができやすい。
普通のケーキじゃ面白くないということで、ガトーショコラを作らせることに。
レシピはあまり多くないが、とにかく素材の種類が多い。
また、あまりやる気を見せないので、とにかく仲が良くならないとお菓子作りの機会が生まれなくなってしまう。
特に良質な素材は腕が上達しないうちに使うととんでもないことになってしまう。
・シュークリームパート
宿井梨伊夢。おっとりとした性格だが、記憶力がよい。暗記物が得意で、特に社会科が好き。
いろんなものに興味を持つが、消極的な性格でどうやったら友達ができるかという悩みを聞いているうちに打ち解ける。
また、細かいことが得意で、デコレーションには凝っている。
そこで、手先の器用さを活かしたシュークリームづくりを勧める。
材料は手に入りやすいが、とにかくレシピの数が多い。応用レシピもあるため、お菓子作りの回数と比較しても苦労しそうな印象を受ける。
しかし、本人は記憶力がよく、一度覚えたことは忘れないため、育てやすい。