FILE05:入学式、そして始まり
オレ達は、軽井沢雅に連れられ、体育館までやって来た。
そこにはすでに、他クラスの新入生達が集合していた。
校長先生が、新入生の名前を読み上げ始めた。
次々に名前が呼ばれ、オレ達のクラスまで回ってきた。
まずはオレ達男子組だ。
「藍沢桜。」
「はい!」
「赤城秀二。」
「はい!」
「朝霧哀。」
「はい!」
「明日岡スゥ。」
「はい!」
麻生、斑鳩、宇佐美、榎本、小倉、刑部ときて、次は笠美だ。
「笠美雄也。」
「はい!」
続いて北浦、久米、越路、近藤、瀬戸川、曽我、滝沢、戸越、丹羽、能代、萩原と次々に名前が呼ばれ、次は畑中の番だ。
「畑中葉平。」
「はい!」
穂波、松平、御堂、柳葉、吉沢といって、オレ達男子は終わった。
次は篤子達女子組だ。
「浅井成美。」
「はい!」
「綾小路梨華。」
「はい!」
「五十嵐早紀。」
「はい!」
「宇津木遥。」
「はい!」
「江戸川小波。」
「はい!」
「青木雅子。」
「はい!」
その後、木ノ下、楠本、工藤、小嶋、真田、酒々井、水郷、妹尾、伊達、円谷、遠山、二階堂、中森、野上、灰原、服部と名前が呼ばれた。
次はいよいよ篤子の番だ。
「浜谷篤子。」
「はい!」
それから、水戸、毛利、山内、湯江、吉田と呼ばれて、全員が終わった。
その後、校長先生の話が始まった。
「この度は、我が柏大学付属高等学校に諸君らが入学された事、まことにめでたく思います。して、最近の経済事情は・・・」
話が長いので、省略する。
そして、教室に戻ったオレ達の、いよいよ自己紹介が始まるのだった。