FILE46:消えたダイヤの謎『7』
「川窪、オマエが・・・」
「ダイヤをスリ替えたのは部屋が暗くなる前です。そして暗くなる前に部屋の外に出たのは、ロウソクを取りに出た川窪さんだけ!その時部屋の外に持ち出したんでしょう。」
「でもなぜ?なぜわざわざ部屋を暗くしたの?」
「部屋を暗くしたんは、雪希さんがロウソクの火で虹色に光る聖女の瞳を見たい言うたから。ガラス玉が虹色になんか光らんから、川窪さんは困ってニセ物を本物と思いこませたまま消してまおうとしたんや。」
「天王州ダイヤの信用に関わる一大事ですからね。川窪さんは当然、すぐには公表されない事を知ってたんです。」
「その間にダイヤを売りさばき、外国に逃亡する!!」
「それじゃあ、スリ替えたニセ物・・・あのガラス玉はどこに行ったんだ?」
「私達部屋中探したけど見つからなかったわよ?」
「木は森の中に隠せ・・・この割れたグラスの中にニセ物のダイヤの破片が混じってるハズです。今にして思えば川窪さん、あなたはワザとグラスと割ったんですね。そして雪吉郎さんの手からニセのダイヤを奪い取り、グラスと一緒に踏み砕いた。そうやってニセ物を本物と思いこませたまま消してしまおうとしたんでしょうが・・・物は消えたりしないんですよ、絶対にね!!」
「フフ、何もかもお見通しってワケか・・・本物の『聖女の瞳』・・・ロウソクを取りに出た時、台所に隠しておきましたよ。」
その後、スゥ達は見つかったダイヤに魅入っていた。