FILE25:ファースト・コンタクト(最初の出会い)『2』
「そんで?誰がジイサンの命を狙ってるの?」
「・・・」
「まーた、お父様が妙なウワサを流して・・・」
「わからんぜ、誰かさんは新しい家買って金に困ってらっしゃるから。」
「アンタこそ、金融会社に借金してるじゃないのよ!!」
「オレは市民を守る刑事だぞ。殺すなんて、警視庁の名誉を阻害するような事・・・とんでもない。」
「あ〜、わかったわかった。止め止め、もう止め!!晩ゴハンにしようよ、ジイサン。」
「おう!」
「ガキの探偵ゴッコにも困ったもんだぜ。」
「あー、オジサン達?今晩は無闇に出歩かない方が良いよ。何か起きたら、疑われても文句言えないかんね。」
「何で、私や真古みたいなレディーがスゥと一緒の部屋なワケ!?」
「しょうがないだろ、部屋数が足んないんだから!」
「スゥ、どう思う?本当に何か起こるかしら・・・?」
「まだ何とも言えないね。君はどう思うんだよ、篤子?」
「うぅん、私もわかんない。でも・・・あのオジサン、何だか寂しそうで・・・」
「そうだな・・・」
バフッ!
「ブワッ!?」
「油断は禁物やで、スゥ!」
「何しやがる、真古!!」
「何も起こらなきゃ良いけど・・・」
「遺産か・・・ん?おかしいな、1冊抜けてる・・・」
「ギャアアアアア!!」
「!ヤベェ、寝ちまった。」
ダッ!
「開けてくれ、ジイサン!どうしたんだ!?チィッ、カギが掛かってる・・・真古、頼む!!」
「了解!!アァァァァ・・・ハッ!!」
ドカッ!!
バッ!
「ジイサン!!」
「どうしたんだ、今の悲鳴は!?」
「・・・!!」
カチッ・・・
「大丈夫でしたか、父さん。」
スッ・・・
ドサッ!
「キャアアアアア!!」
「す、すぐに応援部隊を・・・」
「待て!誰もここから出るな!!」
「な、何?」
「誰もここから出るなと言っているんだ!この部屋は完全な密室になっていた!!警察を呼ぶ必要はない!!」
「な・・・これでもオレは警視庁の警部なんだぞ!探偵ゴッコはもう終わりだ!!」
ガッ!
「・・・!け、警視バッジ!?な、何だ・・・何なんだ・・・!?オマエら、一体何なんだ!!?」
バッ!
「ボクは警視庁捜査秘密課、明日岡スゥ警視正だ!!」
「私は警視の浜谷篤子!!」
「ウチは警部の保安真古や!!」
「け、警視庁・・・」
「捜査・・・」
「秘密課!?」
「ウワサには聞いた事がある。東京都公安委員の特殊捜査チーム!!『裏の警察』とも呼ばれるあの・・・!?」
「これからは、ボク達の指示に従ってもらうよ、警部!!」