FILE24:ファースト・コンタクト(最初の出会い)『1』
「さっきこの道通ったで〜。」
「もう4時間も歩いてるのに・・・ねぇ、本当にこっちで合ってるの?スゥ!!スゥ?もう・・・すぐどっかに行っちゃうんだから・・・」
「おおおおい!!早く来ないと、置いてくよ〜!!イャッハァァァァァッ!!」
スタッ!
「ヘヘ!あの超有名な推理作家、中嶋轟蔵に会えるんだ。ワクワクしちゃうよ!早く来ないと置いてくよ!」
「ウチも全巻読んでるで〜!」
「ちょっ、ちょっと待ってよ!」
「ここか・・・」
『中嶋轟蔵 推理作家』
「・・・」
「(こ、この人がそうか・・・)」
「(怖そうなオジサン・・・)」
「フ・・・アッハッハッ、コイツは傑作だ!君らがあの有名な少年探偵部下。どんなクソ生意気なガキかと思ったが・・・何だ、普通の子じゃないか!!」
ガシ!
「私も孫を見てるようで安心するよ。それにひきかえ、我が子達ときたら・・・」
「そうそう、その子供達にあなたが・・・」
バタン!
『中嶋茂次 中嶋家次男 警視庁捜査1課警部』
「探偵を呼んだんですって、父さん!?これでも私は警視庁の警部なんですよ!?それを差し置いて・・・」
「バカモン、来客中だ!!」
「フン、ただのガキじゃねぇか・・・全く。」
バタン!
「子供達がここへ集まったのは、私の遺産相続の件だ・・・自分で言うのも何だが、私は推理作家として大成功し、巨万の富を得る事ができた・・・それで子供達ときたら、私の顔を見る度に金金金。だが、私はあんなバカ共に遺産をやる気はないんだ。つまりだ・・・ヤツらは私が遺書を書く前に、私を殺す気なんだよ。その時こそ、君達の出番だ。」
「はい・・・」
「父さん、ボク達という立派な子供がいるというのに、遺産を寄付するとは何事です!?」
『中嶋一葉 中嶋家長女 医者』
「病院の経営には、お金が必要なのよ!!」
『中嶋孝三』
「それはボクも同じだ。」
「オイコラ、オレ抜きで話を進めるな!!」
「うるさい、オマエは引っ込んでろ!!」
「ちょっと、オジサン達、さっきからお金お金って・・・それじゃ、オジサンがあんまりだわ・・・」
「フワァ・・・そんで?誰がジイサンの命を狙ってるの?」