表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/71

FILE23:最初の依頼『8』

クローゼットから、綾小路が見つかった。

綾小路は睡眠薬を嗅がされていたらしく、スースー眠っている。

「綾小路さんを殺害した動機は何なんだ?」

「お嬢様をお守りするためなのです。今の旦那様は2番目の亭主様なのですが、毎日のようにお嬢様や私に虐待を加えていました・・・あんな疫病神に、あの人の大切なお嬢様がイジメられるのが耐えられなかったんです・・・」

「あなたの事は調べさせてもらったよ。あなたは前の旦那様の妹なんだってな。」

「はい、そうです。それと今の旦那様は兄の元同級生でした・・・私は兄から頼まれたのです。『娘を守ってやってくれ』と・・・お嬢様を守るためなら、私は・・・」

「確かに、アイツは調べによるとろくでもないヤツだった・・・だからって、殺して良いって事にはならないんだよ。西風さん・・・人の命は大切なんだ・・・例え、どんなヤツでもな・・・」

「そうですね・・・」






その後、警察の調べで事件当時綾小路の義理の父が西風さんを殺そうとしていた事が判明し、ナイフで切られたという証言から西風さんは正当防衛だと見なされ、罪も綾小路を監禁した事だけが問われる事となり、少しだけ軽くなった。

とはいえ、少なくとも半年は出られないらしいが・・・

綾小路はあれから毎日面会に行っている。

1日も早く、また西風さんと過ごせる事を夢見て・・・




さて、最初の依頼も完了した所で、そろそろオレと篤子の秘密を明かしておこうか。

なぜオレと篤子が、中嶋警部に一目置かれているのかを・・・

それは、オレと篤子が小学5年生の時の事だった・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ