表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/71

FILE12:消える仲間達・2

スゥは笠美が消える直前までかけていたメガネをつかみ、歯ぎしりした。

「笠美君、いったいどこに消えたの・・・?」

「今の段階では、まだ何とも言えませんね・・・」

「とにかく、ここから先は2人で行動するしかない。篤子、オレから離れるな。」

「うん。」

「青木さんも、小生から離れないように。」

「わかった。」

「じゃあ、また後で落ち合おうぜ。」

「無事に再会できる事を祈ります。」

「じゃあね。」

畑中と青木は、そのまま走っていった。




「ねぇ、スゥ・・・」

「ん?」

「笠美君、無事だよね?」

「あったり前だろ!そんな簡単に人が消えてたまるか!!」

「そうだよね・・・」

「笠美もそうだが、朝霧の行方もまだつかめてない・・・」

「いったい、どこにいるんだろうね。」

すると、その時・・・

「うわぁぁぁっ・・・」

「キャアアアッ・・・」

遠くから悲鳴が聞こえてきた。

「今の、畑中君と雅子ちゃん!!」

「や、やられた!!」

スゥと篤子は走り出した。




「畑中のクツ・・・」

「雅子ちゃんのもあるよ・・・」

「くそっ!!」

スゥは拳を床に打ちつけた。

「チクショウ・・・」

「とうとう、アタシ達2人だけになっちゃったね・・・」

「ああ・・・篤子。絶対に・・・オレから離れるな。」

「うん・・・わかった・・・」

スゥは篤子の腕をつかみ、足早に走り出した。

その後ろで、何者かが密かに彼ら2人を監視していた・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ