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寄生命体つのばやし 改訂版  作者: ふざけたタケノコだな!


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悪の巣窟にて咲く華

アイリは単独で任務を任されていた。


悪の根源、中嶋会の殲滅である。


少女はクリスマスの夜狂い猛っていた。複数の屍のうえで、真っ赤に咲いた花のようなアスファルトの浅黒い赤の地面を背景にしていった。


『ぁあーいいわぁすてきぃー!』


恍惚の笑みを浮かべ二本のナイフで舞踏し、くるりと手のひらでまわすと空をきるおとが夜の空にこだました。


『あぁーなんてすてきなのぉー。狂おしいほどまでに愛してるわむくろになったとのがたってとってもすてきぃ』


少女のようにはしゃぎまわる。


『圧倒的に切り裂いて、カッさばいて、八つ裂きにして血がとびちって、薔薇のようにさくの!世界がこんなに綺麗だなんて私しらなかったわぁー!すてきぃーー!』


絶頂に達するとつのばやしの角は血の赤よりより赤く深紅にそまった。


『はぁーたまんないわぁー!』


薔薇のような絵柄がじめんにとびちった血で描かれているそこに仰向けになってたおれるとそらをみあげた。


『メリークリスマス!いいこのみなさんにアイリサンタさんからのプレゼントよ!』


見上げた空からぽつぽつと雪が降ってきた。


『ゆきってきらい!だってせっかくの地面というキャンパスを白くけがしちゃうんだもの!神様のばか!ホワイトクリスマスなんてだいっきらい!!』


アイリはぷんすかおこると帰路に着くことにした。


『あーぁよごれちゃった。せっかく真っ赤にそまってたのに、白くなっちゃった』


そうつぶやくとクリスマスの夜にやみへときえていった。


狂気の二面性を持っているアイリにはなにか理由がありそうだ。


藤堂にとって部隊は家族のようなものだった。


命を預けあい背中を守りあい、衣食住をともにするパートナーであった。


つのばやしは筍とよばれている地域もあるが基本的には覚醒者と感染者にわかれてよばれている。


そんな覚醒者を部下にもつ藤堂の気心はとてもつかれ、疲弊しきっていた。


ゆうきは藤堂のつかれがめにみえて表情にみてとれた。 


『まえだあ!はやくしろ!スパーリングの準備だ』


アイリはおきにいりの前田を指名して興奮していた。


魔力の測定もかねて覚醒者の興奮を利用しつつ、いろいろな方法で感情をゆさぶってみたが、基本的には興奮したときに魔力が大量に測量されていた。


観測に基づいて推し量るに魔力はつのばやしが興奮すると増え、そして具現化した魔力には質量が付加されるということがわかった。


ユキは空いた時間にハッキングの技能を部隊指導員からならっている。


ゆうきはアイリのどえすっぷりをみて興奮していた。


『つぎはおれがかわろう』


みているだけではことたりなくなったゆうきが交代を申し出た。


任務をみんなでこなしつつ、魔力の扱い方をまなんでいった。


ゆうきは角からたれる汁で衝撃波をうみだし、ガラス程度まで自分のすきなタイミングでわれるような威力をだせていた。


アイリは肉体を飛躍的に身体向上させ、動体視力と反射神経の強化ができるようになった。オリンピックやeスポーツのプロをおしのけて、圧倒的差をつけて、なんでもかてるくらいには強くなった。


ユキは人間の使用しうる脳ミソの領域をはるかにこえてつかえるようになったことで、パソコンのプロ兼参謀として活躍している。腐女子的妄想力も強化されているようで、16進数と10進数を擬人化して数字で興奮していた。


そんな日常がすすむにつれて、感染者の事件がふえはじめ、覚醒者の犯罪組織、オルガ旅団とよばれる8人と八本足とよばれるデビルオクトパスの集団が抗争をおこし、都市が壊滅的ダメージをおっていた。

その抗争をとめるのがトクトウカクサンカの役目となった。


夜はながびき、会議はおどった。

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