魔力について講義 1.悪意 2
学舎エスポワールは希望の光をむねに絶望的な局面でものりこえていくよう教育している機関である。
大学と高校を一貫して体験できる融合型の施設で、最先端の教育が年齢にかかかわらず階級に分けてうけることができ人生の波をサーフィンのようにスムーズに提供することを旨としている。
『よいですか、今日はオリエンテーションをふくめていきたいとおもいます』
『はい、せんせい!』
『なんですか?』
『魔物はどうやってうまれるのですか?』
『よい質問ですね!』
ヤン教授は目をほそめるとにこりとわらった。
『空中にうかぶ不可視のマナがあります。それらが負のエネルギーとまじわったとき、かんたんにいいますと物体とマナがなんらかの原因によって結合したときに発生するのが魔物とよばれる巨大ワームなどなのです。たとえば、ワームを虐殺しようとした純水足る悪意があったとします』
標本の幼虫を資料室から取り寄せての講義だ。
『ワームがころされるその瞬間、刹那になにごとかが介入してマナにふれていると』
いきた幼虫をひねりつぶすヤン教授。
『ふむ、失敗か』
純水な悪意という負のエネルギーがおおきく関係しているというのが定説である。
『すまないね、魔物はつくれないよ。私に純水足る悪意がなかったのです』
ヤン教授の虫への嫌悪感は娘の死に起因している。
『だいたいわかりました!ありがとうございます!』
『うむ、よき日々を送りなさい』
『次に物質に宿す魔力の調和にかんしてですが、物質に魔力がやどると質量をえて重くなるとかんがえられています。微々足るものですが極めれば凶器にもなりましょうぞ』
『せんせー!新しい生徒を紹介してください!』
魔力について講義 2.質量と魔力の関係性
ヤン教授は教鞭をさえぎられたのをきにもとめず、新入生を紹介した。
『藤堂くんとアイリさんとゆうきくん、あと転移ぐみの明智くんと豊臣くんと織田くんです』
『いやーしんだとおもったら、本能寺からここにきてたわぁ』
『ととと、殿いきておられたのですね!』
『猿、明智をころせ』
『殿ちょっといいっすか?自分一応天下とってるんでそのよびかたはちょっと』
『なんすか?信長さんがわるいんじゃないすか?』
『いや、あれは明智もわるい』
豊臣が明智のかたをたたきながらいう。
『ていうか、天下目前にうらぎるとかないわー』
『裏切るも糞も忠してないっすからね』
『あっおまえいったなー!』
間を取り持とうとする秀吉。
『天下はわしがとりましたから二人とも成仏してください』
『はらたつわー猿』
『いきってんな秀吉』
『なんなんですか二人とも事実いっただけっすよ!』
ゆうきがわってはいった。
『そのあと徳川さんがよこどりしたみたいですけど長い間統一して統治したようですよ』
『まじかー徳川ないわー』
頭を抱える信長。
『はいはいそこらへんにして、講義を続けますよ』
『魔力をおびさせることで質量をえて重量が重くなる事象がおこります。それを利用して、剣をふるときに魔力をのせて加速させ、引くときに魔力を吸収することを高速でおこなうと連撃とよばれるスキルになります』
『魔力の高速移動を修練してきわめることで藤堂さんのようにはやい抜刀術ができるのですね』
魔力の高速移動の練習をしようと心に誓うゆうきであった。SAMURAIいずgod




