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武一、ミスコンを企画する。  作者: よしの
アゲ高学園祭 1日目「文化祭」
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「3年B組 菊池亮平」その2


 「いつも楽しく」がアゲ高の伝統としてある。


 大いに結構。理想的。けどミスコンとは戦いの場。

 勝つ奴がいて負ける奴がいる。スレてる奴なんて相手にしない。

 勘違いしている奴は現実見て泣けばいい。


 「いつも楽しく、時に厳しく」こそがアゲ高のモットーだ。


 誰が見ても納得する。そんな子がミスコンを彩るべきで、今回のミスコンは『アゲ高 = 可愛い』のイメージを世間に証明する絶好の機会でもあった。


 それは優勝候補の2人だけじゃなく、上位にランクインする女子にも課せられる。そして選ばれた女子達はその見た目だけじゃなく、内面も優れていなければならない。


「ヤバい、何か緊張してきた」

「ヤバい、すげえドキドキしてきた」

「ヤバい、めっちゃ喉乾く」

「ヤバい、めっちゃトイレ行きてぇ」

「ヤバい、こっち見んなって言われちゃった」


 「ヤバい」で始まる会話を、こんなに一度に聞いたのは初めてだった。

 気づくと自分も言っていて、ワクワクが具現化していくのがわかった。


 体育館には続々と生徒達が集まってきて、その体温と熱気で体育館全体の温度が上がった。気づくと汗をかいていて、思わず額の汗を拭った。


 そして、体育館の照明が落とされた。ミスコンが始まった。


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