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『教通、急な速記の宴にも半臂を着すること』速記談1052

作者: 成城速記部

 後冷泉天皇の御代、思し召しがあって、急に速記の宴を催すこととなった。興が乗ってきて、皆が片肌を脱いだ格好になったとき、左大臣藤原教通公だけが、見苦しいことにならないよう、中に半臂を着ていた。この日の教通公の日記には、今日の速記の宴では、私だけが半臂を着ていた。ほかの者たちは、急なお召しであったので、うっかりしていたようだ。私のような大人物になると、急なお召しがあっても万事抜かりなく、と、自慢話が延々と続いたので、途中で引用を終わる。



教訓:この日記には、速記のできばえについては書かれていなかったという。


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