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第二妻 恋愛漫画100か条

どうも、こんにちは、俺こと 桐ヶ谷新一はある日3人の美少女と出会いました、その3人と何が起こるのか、ぜひ見て行ってください


「ふわぁー、寝みーな」

俺は昨日の夜は眠れなかった、なぜかって?嫁がリアルに出たからだ、なぜ出たかを考えた結果はこうだ、全て俺の妄想だった

当たり前だよな、そんな急に俺の嫁たちが出てくるわけがない、俺のリアルがダメダメだから自分で出した妄想だ、そうだな、そうだよな!


「お、新一くんじゃーん、おっはよー」

出たか俺の妄想さすがにここまでくると自分がキモく感じるな

俺はそんな考えを出さないように返した

「あ、おはようございます、エ…中野先輩」

「えー、レイでいいのにー」

「い、いえ」

「ふふっ、頑張ってねー♪」

まずはしっかりと乗り切った

え?会話が不恰好?あったりまえじゃー!急に嫁と話すんだぞ?普通のやつとも会話できない俺が返事を返してるだけでも褒めてほしいね

上履きに履き替え階段を登っているとまた、見たことのある顔が見えた

「あー、確か桐ヶ谷くんだよね、昨日はごめんね、大丈夫だった?」

妄想パート2だな、堅実に会話をするぜ

「はい、マ…狛井先輩、大丈夫です、こちらこそ昨日はすみませんでした」

「うん、それならよかった、何かあったらいつでも私に言ってね、先輩として後輩を導きます!」

ムフーっとした顔が本当にマリだな、とか思いながら

「はい」と返しクラスへと向かった

クラスにも俺の妄想は現れたが話しかけられはしなかった、かと言って俺から話しかけるのは無理だ

遠巻きにイン…彼女を見ているとこっちの視線に気付いたのか(気づかないのがおかしいレベルで見ていたから当たり前なのだが)彼女の友達が近づいてきた

「あのさー昨日話しかけられて惚れちゃった?千夏が迷惑してるからやめてくんない?」

「え、あ、あ、すみません」

「はぁー、これ以降見たりしたら許さないかんね」

そういうとグループに戻り愚痴を吐いていた

仕方ないじゃないか、インビディアがすぐ、そこにいるんだぞ?見るなと言う方がおかしいだろう、ちなみに話しかけられたあと彼女の名前を調べたところ、

式守千夏という名前らしい、またどこかで聞いたような(ry

そんなこんなで学校も終わり帰ろうとしていた時誰かに話しかけられた

「新一くん!一緒に帰ろうよ!」

エ…中野先輩だった、俺の脳はクラッシュしていた、高校生活友達が出来ず一人で帰る日々を突如、帰ろうと言う人が出てきたのだ!しかも女子、そして嫁!

という妄想なのはもう気づいているがそれに乗るしかない、乗らなかったら後悔しか残らないだろう

「え!は、はい、もちろんです」

「良かったー、電車?」

「はい、電車です」

「よし、じゃ行こっか」 

俺は謎の視線を感じながら昇降口を出て中野先輩と帰っていた


俺と中野先輩は学校から出て電車に乗っていた

俺の恋愛漫画マスターとしての知識をフル活用し会話をしていた、そして定番のあの会話に入った

「そういえば、新一くんは彼女いるの?」

出た俺の恋愛漫画100か条53番彼女いるの?

そして、それの返し方はこうだ!

「いたら、先輩と帰れないですよー」

ふ、完璧だそしてこの質問のあとは決まって

「じゃあ好きな人は?」

よし、俺の恋愛漫画100か条53番続好きな人いるの?

の返し方はこうだ!

「え、いませんよー」

平凡な返し方とかいうやつも多いだろう、テンプレが1番良い返し方なのだ

「そっかー、ちょっとお願いがあるんだけどー」

俺の恋愛漫画100か条のお願いは10個ある

その中のどれかにあてはまってほしいが

「明日付き合ってほしいんだ」

でた!これは24番明日付き合ってほしい!大体の主人公は"つ、付き合う!?"とか驚くが実際は買い物に付き合ってほしいなのだつまりこれの返し方は

「いいですよ、何か買うものがあるんですか?」

「そうなの、でも買うものというか食べたいものなんだよね、詳しいことは明日話そう!だから連絡先教えて?」

ぐっ、自然な連絡先の聞き方、さすが中野先輩だ

一瞬ドキッとして体が揺らいだがなんとか持ちこたえて、スマホの画面を見せた

「はい、わかりました、これですね」

中野先輩が何か操作をして(高校に上がってからスマホを買ってもらい親としか連絡先を交換していないため交換の仕方を知らない)

「よし、オッケー!デート楽しみだよ〜。じゃあ今日はここで、バイバーイ」

「あ、はいさようなら」

そういって中野先輩は電車を出た

「はぁーーーー」

中野先輩が見えなくなり大きな息をついた

リアル嫁と帰るのはこんなに緊張するのか、中野先輩は慣れてそうだったな、てか俺のことなんてなんとも思ってないか

そうして、俺は3つ先の駅に着いて降りた

しかし、駅を降りてからも視線を感じていた、振り返ると同じ学校の制服の男子が立っていた

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