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第一妻 3人の嫁

俺の名前は桐ヶ谷新一、高校1年生だ、どこかで聞いたことのあるような名字と名前だがそれは勘違いだ

俺はそんなどこかのモテ男たちとは真逆である、俺は小学生の頃幼馴染にふられ恋愛をこじらせ二次元に沼ってしまったいわゆる隠キャオタとかいう人種だった、

そんなかわいそうな私ー、とか思うことはない!リアルなんてくそくらえ!学校は苦痛だが帰ったら俺の嫁たちが待っている!リアルが羨ましいとか断じて思ったことはない!…

ごほん、まぁそんなことはーどうでもいい、ここで俺の嫁たちを紹介しよう

「ただいまー、マリ」

マリは俺の第一妻、つまり俺が二次元に沼った原点だ、この綺麗な白髪の長髪、とろんとした目元、そして全てを包んでくれそうなそのバディ!そしてこの子は実は天然なのだー!俺はこのマリがメガネをかけたときに落ちてしまった…くそ、これが小説であることを憎みたい!この尊さを全人類に味わってほしい!

「ごめん、ごめん嫉妬しないでインビディア」

インビディアは俺の第二妻、マリとは対象的なショートカットの黒髪、キリッとした目つき、スレンダーな体つき、そして少し抜けていた、さらにインビディアは無表情であった、いつも感情を表に出さないインビディアが突然赤面した時に落ちた。いやしかしこの美貌に惚れないやつがどこにいる!

「あ、ごめんよ、エマ、今回はエマのグッズ買って来たから許して」

そして第三妻がこのエマだ、エマは赤い髪にに小柄な体格、顔もちっちゃいが目が大きくてその瞳に吸い込まれそうになっていく、それとは別にエマは可愛いもの好きでよく猫やハムスターなどと遊んでいる、その時の緩んだ顔、そして猫とエマのコントラスト!これだけでご飯無限にたべれます

と、今回はこのくらいでいいだろう、しかし最高級の嫁の話しをまだ聞きたい人が多い、いや全員のはず、今から話すと1000年はかかるがその話しを聞きたい?ききたいよねー

よーし、では話すとしよう、まずはこのマリ、なんといってもこの子は……

「バタン」

ドアが開いて確認したら大きな声で

「ちょっと、うるさいんだけど、まじでキモい、誰に話してるの?」

「あ、はい、すみません、静かにします、しかしお言葉ですがあなた様のお声の方がうるさいのでは…」

「うるっさい、はぁー、まじやめてくれる、不快だから」

「バタン」

ふぅー、紹介しよう、今のが我が妹桐ヶ谷成海

もしかしたらこの名前を聞いたことがあるかもしれない、まぁ、全くの勘違いなんだが

こいつもまた名前と正反対であり、根っからのギャル、最近はモデルなどの仕事もしているらしい

ありきたりな言葉で言うとなんで俺とこいつが兄妹なのかが分からない、小さい時は仲が良かったのにー、とかいう展開もない、本当に生まれた時から馬が合わないのだ、近所でもよく言われるなーんで成海ちゃんと新一くんが兄妹なのかしらねー、成海ちゃんはすっごい美人さんなのにねー、と言われる

別に俺の顔が特段悪いわけではない、客観的に見て中の上はあるどちらかというと成海の顔が良すぎるのだ

しかし、ちょっと待ってほしい俺にもいいところはある

ずばり、いいところとは!

え、尺が長い?いやいや、今いいところなんですよ、俺のいいところを3時間ぐらい話そうかと、え?まだヒロインすら登場してないんだぞ?いやいやいや、この小説の主人公は俺でしょ?みんな俺を見に来てるんだよー、あ、さーせん、調子乗りました、でもでもさ、一つ言いたいんよ、俺に責任あるって言うけどさー、結局は作者のさじ加げn


やぁみんな俺だ、俺が今何してるかって?隠キャオタの定番寝たふりだ!この通り学校では狸寝入りを決め込むというごくごくよくあることをしている、ちなみによく飲む飲み物はマックス缶だ


俺は毎日学校では必要最低限のことしかしない、朝学校につくのは5分前、授業は黒板の板書、昼食は弁当、部活は当たり前のように帰宅部、そしてさきほど言ったように休み時間は狸寝入りをしている


そんな狸寝入りを決め込んでいた5時間目と6時間目の間の休み時間の時

「ちょっと、桐ヶ谷くん?」

突然同じクラスの女子に話しかけられた

少し顔を見るとインビディアにとても似ていると思った

まじか、インビディアじゃん、え、ガチ?リアルに出てきたの?え、死ねると思い、椅子から転げ落ちそうになったのは言うまでもなくしかしなんとか堪え(まじでこける0.5秒前だった)問いかけに答えた

「え、え、ハ、はい、なんでしょう」

声が裏返ってしまった

変な目で見られたのは声と俺が転げ落ちそうになったからだろうか

「日直でしょ?あのノートを先生に渡して来てほしいんだけど」

「あ、そっか、ごめん」

そういうとその女子はグループに戻り俺を見ていた、ジロジロ見ると変なやつ扱いされるから憶測ではあるが、そう言う声が聞こえてきたのは確かだ

「あいつが寝てる時に話しかけない方がいいよ」

「なんかやばい噂があるの」


とりあえず俺は机の上に置いてあったノートを職員室に運んだあと一階に行きいつものマックス缶を買おうとしていた

自販機に向かったところ先客がいた、猫耳フードを被ってよく見えなかったがスカートと上履きの色からして2年、女子の先輩だろう

その先輩は身長が低く1番上にあったジュースに手が届かなかったらしく背伸びをし、必死に手を伸ばしていた

それを見た俺はこれは俺が助けるべきなのか、と葛藤したのちすぐに助けた、理由は簡単だ、相手が女子だったからである、男である以上女子に好かれたいというのはあるだろう、それを抜きにしても、マックスを買いたかったので助けていただろう、俺は先輩が押そうとしているボタンを押しさっと飲み物を取り先輩に渡した

この時の俺の気持ちを求めよ、答えは1つ

       決まった!

そう思いながらドヤ顔で先輩に

「どうぞ、これ飲みたかったのでしょう」と言った

すると、先輩は急に「ぷっ、あはははははは」

と笑い始めた

俺は何がなんだか分からなかったがとりあえず自分がへまをしたんたろうというのはわかった、すると先輩が

「とりあえず取ってくれてありがとう、でもあたしが取りたかったのはそのとなりのジュースだったんだ♪間違ったジュースを取ってしかもすげードヤ顔で"これ飲みたかったんでしょ"って言われたからつい、あはは」

そこまで聞いて俺はものすごく恥ずかしくなった、飲み物を間違えたのはまだいい、問題はそのあとのドヤ顔だった、

あぁ、最悪だ、と思いながら、すみません、と謝ったのち、マックスを買おうとしたら先輩に「ねぇねぇ、君一年だよねぇ、何組なの?名前は?」と聞かれ

「1年A組桐ヶ谷新一です」と答えた

「そうかそうか、新一くんね、あたしは2年F組中野レイだよ、よろしくね、新一くん♪」 

またもや引っ掛かりがある名前かもしれないが(ry

よく見ると先輩は結構、いやすごく可愛かった、ていうか

(エマさんじゃん)そう中野先輩はエマにそっくりだったのだ、俺が中野先輩の顔に釘付けになっていると 

「どうしたの新一くん、わたしに惚れちゃった?」

頭がハンマーで殴られたかのような衝撃だった、性格や体格のまでエマさん、まるでエマさんがリアルに出て来たのかと思うほどだった!要するに最高でした


次に意識があったのは保健室のベッドだった、どうやらエマさん、いや中野先輩の衝撃で意識を失っていたらしい、すでに授業は始まっており、今日は帰ることをすすめられた

「私は職員室に行ってくるわ」と保健室の先生が出て行った

授業をサボれるという下心もありつつ保健室で帰る準備をしていると俺が寝ていたベッドの隣のカーテンが「シャッ」と開き中から人が出てきた、おいおいと思ったのは当たり前だと思ってほしいなんとその人は俺の第一妻マリにそっくりだったのだ、そろそろなんと!感も薄れてきたと思うが俺としてはまじで死にそうになっている、今日だけで俺の妻の3人とそっくりな人たちが現れたのだ

俺がびっくりして椅子から転げ落ちるとその人が

「あらあら、どうしたの?急に転んで、私にびっくりしちゃった?ごめんねー、怪我はない?」と俺の体をさすってきた、すでにインビディアとエマさんの登場により限界だった俺はリアルマリの感触に耐えられずまた、倒れた


そして気づいたのは…マリの膝の上だった、いや、正確に言えばこの人の膝の上だった

「あら、目が覚めたのね、大丈夫?熱があるのかしら?」と俺のおでこに手を当てようとしてくるのを無意識に払ってすぐに立った、いや立たない方が良かったな、とか思いながらその人の方を見ていた

「あ、あのすみませんでした」

「いえいえ、こちらこそ、私は3年C組狛井小咲です」

また引っ掛かる名前(ry

「俺は1年A組桐ヶ谷新一です」

「ごめんね、桐ヶ谷くん、私のせいでー」

「いやいや、そんなことないっすよ、とりあえず僕は帰りますねー!」

こうして俺は急いで家に帰った次の日には何事も起きないという希望(?)を持って帰ったがこの日から俺の人生は最高のものに変わったかもしれない



ものすごくはっちゃけた小説になるとは思いますがもしよろしければコメントやブックマークなどお願いします!

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