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4/5

せっかちな人は、ここからプロローグ

この章は、なんといいますか説明文が多く、ボケもわりかし少なめで、プロローグみたいな文になってしまいました。その分区切って展開を駆け足にしたので、飽きる前に読み終わると思います。次回の章子は、もしかしたらいままでより長めになるかもしれません。

その夜―――

「一人は、嫌っす! ケンちゃんと一緒がいいっす」「文句を言うな! 部屋が足りないんだから仕方ないだろ」どうやら宿屋の部屋割りでもめているようだ、ケーンとその部下(三人)に大澤を合わせて5人になり、宿屋は二人部屋までしかないので、一人余ってしまうのだ。

「僕ホームシックになっちゃう……」「お前何歳だよ……」「18さ……」と、大澤が言いかけたときどこからか聞き覚えのある声が聞こえてきた、「聞こえますか? 大澤、私です貴方をここに送った神です。貴方の心に問いかけています、正直次にいつ話せるか私にも検討がつかないので、今夜中に話しておきたいのです。あまり公にしたくないので、一人部屋にてお願いしますね」「わかったっす……」「なんだいきなり、何がわかったんだ?」「あ、いや……その、一人部屋でいいっすよ」「えっ? ……えらい、少しは大人になれたな大澤」「えへへ……」

その後、大澤は自分の寝る部屋に行き、神様と話すことにした。

「で、なんすか? 神様」「送っといて言うのもなんですが……この世界で不自由は、ありませんか? 大澤」「そりゃあ、仲間もできて今のところは、楽しいっすけど……ただ」「ただ?」「神様……僕とまた会えないっすか?」「えぇ……そう言われましても、私にはやることが……その」

「ケンちゃんもいいっすけど、ここに来てからむさ苦しい野郎共しか見てないっす! 知らない男ばっかりで僕ホームシックになりそうっす!」

「ホームシックって言いたいだけのような……まぁ、会えないことは、ないのですよ?」「本当っすか?」「はい、貴方が私を本当に必要とした時には、駆けつけますから」「約束っすよ? あ、そういえば神様は、なんて名前なんすか?」「私の名前ですか?」

「そうっす、次に会ったときは、名前で呼びたいっす」「私の名は……」コンコン、ドアがノックされた、「入ってるっすよぉー」


「私の名は、ルゥーサー……」


「へっ? シークヮーサー?」ガチャ「失礼します!」ドアを開け入ってきたのは、ケーン、ではなくその部下の一人だった、「いぇっす! 何用っす?」

「至急、我々に会いたいと言うお客様がお見えになっております。宿屋の外までお越しください」

「わっかりましたぁー、誰っすかねこんな夜更けに……」大澤は、スタスタと宿屋の出口に向かった、外にはケーンと、その部下がいて、ケーンが見慣れない女性と話していた。

「お、来た来たこいつだよ、その薬草を見つけたのは、偶然だけどな」「まぁ! 貴方が」

「だ、誰っすか? もしやケンちゃん彼じ…」「違う!」「私はアンヌ、貴方が見つけて来てくれた薬草のおかげで、偶然立ち寄ったカフェ店員の不治の病を直すことができたんです。本当にありがとう、ギルドの役所に問い合わせて貴方達を見つけたの」「へ? え? 薬草? カフェ店員?」困惑する、大澤を見かねたケーンが口を開いた。

「あぁ、たしかにおまえでなくとも混乱するよなつまり、お前が薬草を見つけたおかげで、一人のカフェ店員の命が救われたってことだ」

「ちょ……ちょっと待つっす、あの薬草は脳みそ筋肉の雑用係にあげちゃったはずっすよ? まさか、アンヌさんが雑用係からぶんどったってことっすか?」「ち、ちがいますよ……私はそんなことしません、まぁたしかにアドルさんには、探してきてと指示はしましたが、それも彼の仕事のうちですし」「わけがわかんないっすよ!」

「つまりだな……あの雑用係は、アンヌのために薬草を探していた、そしてアンヌは、見ず知らずの人の不治の病を直すべく善意で薬草が欲しかった、だから雑用係に取ってこいと指示した」

「おかしいっすよ、あの雑用係は魔王軍長……ま、まさか?」「その、まさかだ」

「私は、魔王軍長 回復隊隊長、アンヌです。」

「ま、魔王軍長ーーー!!!」

「は、はい……一応」「しかもだ、さっきカフェ店員の不治の病に薬草を使ったと言ったろ? そのカフェ店員は、アンヌが偶然立ち寄った店で、事情を聞き、会っただけ、つまりアンヌにとっては、見ず知らずの人間だ。そんな人間の看病をするなんて、聖人にもほどがある」「人が……苦しんでるのは放っておけなくて、えへへ❤️」こんな、聖人が魔王軍? 絶対に裏がある。 誰もがそう考えるだろう。しかし、アンヌ曰く本当に善意だけらしい、しかも本人は、他の生物を傷つけるなんてとてもできないというおまけ付き、ただ敵意がない場合のみに限るらしいが……「本当に回復しかしないっすか? あと、本当に魔王軍っすか? ドッキリにしては、長いっすよ?」「一応……黒魔術も攻撃魔術もで、できますよ?」青い髪の毛を指でくるくるさせながら申し訳程度の魔王軍要素を話す回復係、「なんか、魔王軍が心配になってきたっすね……」「それには、俺も賛同する」

「ほ、本題に戻りますが、そのカフェ店員と、その家族がぜひお礼をしたいと、無料でごちそうするので……と」

「お、いいっすね!」「わざわざそれを伝えに来てくれたのか?」

「それもありますけど、私も貴方達と色々話したいんです、恩人としても……魔王軍長としてもね……」「お、おう」最後のセリフを聞いて、ケーンは少し身構えた。

よく朝―――

「起きろー! 大澤朝だぁー」「んん……ソフトクリームは、まだ季節外れっすよぉー」

「寝ぼけてるんじゃない!起きろー」

「あ、ケンちゃん……おはよう、便座はちゃんと上げといたっすか?……」「……しらん」

そして、大澤達は、なんやかんやあって魔王軍長のアンヌが待つ例のカフェへと着いたのだった。


続く


せっかくあとがきを書けるのだから、色んなお話がしたいですよね。

今回の登場キャラのアンヌは、もし敵である魔王軍に聖人がいたらややこしく(面白く)なりそうだとおもって考案しました。

見た目のイメージは、青い髪の美少女魔導師

得意技は、回復魔法ですが色んな魔術が使えます。元ネタは、いるんですがここで話すのはちょっとね……もし京が一私の小説が人気作になった時に話すとしますかね……(何様だよ、おい)

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