|4.幼馴染は添い寝したい
今回は短めです
後半は短い代わりに真面目に書きました
勘違いしないでください
いつも真面目です。
「・・・なら一緒に寝る?」
「冗談キツいって」
と笑いながら流すが
枕で顔を隠しているのでガチなのだろう
てかガチなのか
「・・・いや?」
きゅるるーんと聞こえそうな上目遣い
それは反則ではないか?
こんなの断れるわけが無い
いやでも...僕には
守らなければいけないものがある
今頭の中で葛藤している
こういう時は天秤にかけるべきだ
道徳心&羞恥心&理性VS魅力
落ち着いて考えれば答えは言うまでもない
「じゃあ、し、失礼します」
どうやら魅力には勝てないらしい
これから先僕はきっと
女の子の部屋で一緒に寝るという事は
死ぬまで経験しないだろう
一夜たった一夜を過ごせば僕の勝ちだ
頑張れ僕の理性、君を信じてる
「うん!おいで」
紗月はベットに腰掛け隣においでと
言うように紗月の横をトントンする
「久しぶりだね」
紗月はそう言って電気を消す
部屋には月明かりのみ
咄嗟に「うんそうだね」なんて
言ってしまったがこんな経験はした覚えがない
どうせ幼少期の頃だろう
僕は紗月が空けてくれたスペースに
身を滑り込ます、ほんのりあたたかかった
こんなので意識はしてはいけない
体を横に向ける。
━━━途端に紗月と目が合う
月明かりに青く照らされた紗月の顔は
公園で会った時には分からなかったものが
はっきり見えた
長いまつ毛
白い肌
整った鼻
見れば見るほど可愛いと思う
「狭いね」
無理もない
女の子が寝るような小さなベットに
2人はさすがに窮屈だ
「もっと近づいてよ」
こんなこと言われたら世の男性は
間違いなく惚れるだろう
「・・・・・・」
「・・・・・・」
会話は途切れ
次第に時計の音が大きく響く。
2人が視線を逸らすことはなかった。
紗月の吐息がこの沈黙した空気に溶ける。
いつの間にか吐息は寝息に変わり
瞬きは目を閉じたまま止まる
━━━それからのことは覚えていない
きっとぐっすり眠れたのだろう
添い寝とか羨ましいなぁ!
理性はどうやら保てた見たいです
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それではまた次回