|3.幼馴染と再会
前置きは特にないです。
ネタが無くなるのが怖いです
まだ大丈夫ですけどね
「かなちゃんっ...?」
「━━━は?」
━━━は?・・・いや別にちゃん付けで
呼ばれたのが嫌だったわけじゃない
「ほら!私だよ、前住んでた時の幼馴染の!」
幼馴染と名乗る紗月は必死に訴える
━━━思い出した
これは時を遡ること10年前
引っ越す前に住んでいた時のこと
僕の隣の家には僕と同じ年齢の如月紗月
という子が住んでいた
その子は父を早くに亡くしていた。
そして3年生に上がる頃彼女は引っ越してしまった
引っ越し先も知らなかったし
お別れすらも言えなかった。
僕と彼女はすごく仲が良かった
何をするにも一緒で、約束なんて沢山した。
でも僕はいつも間にか忘れてしまっていた
そんな色褪せた過去が回想し
あの頃に呼んでいた名前を...
「つきちゃん・・・」
何年ぶりだろうかこの名前を口にしたのは
「久しぶりだね」
「・・・・・・・・・」
「かなちゃん?」
待てよそうなってくると
僕は幼馴染に拾われたのか
そう思うと少し恥ずかしい
・・・いやだいぶ恥ずかしい
まぁお金持ちなのはきっと再婚したんだろう
だから名前も変わって
あの時引っ越したんだろう
「かなちゃーん?」
「あ、ごめん久しぶりだね」
「うんそうだね!見ないうちに背伸びたね〜」
そっちはそっちで色々成長しているようで...
DよりのCか、CよりのDだな
実際はどうかさっぱり分からない
女性経験が疎い自分を責める
「176cm」
もう少し伸びたかもしれないが
「たっか!...そうだお風呂どうぞ」
「ありがと、じゃあ洗い物してから」
と呟いてから席を立とうとすると
「いいよ私がやるから、任せて!」
正直不安しかない、が
お風呂に入りたいので任せる
ありがとだけ言い必要最低限の荷物がある
リュックから着替えを出す
一応銭湯にもコインランドリーにも行っていたので
臭いはしない
浴槽は大きいのだろうなと
ワクワクしながらさっさと服を脱ぐ
(久しぶりの1人のお風呂!)
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先に言ってしまえばお風呂は
大きくていい匂いがして最高だった
さてこれからどうしようか...
「上がったよ...」
「おかえり、どうだった?」
お風呂の感想は感じたままに話した
それからは普通に世間話をした
紗月の部活のことや
あ、ちなみに部活はバレー部らしい
紗月がバレーをやっている所は割と安易に想像出来た
明日も練習があることも聞いたしかも
10時から7時くらいまで
帰宅部にそれは想像出来なかった
あとは連絡先も交換したし
WiFiも接続させてもらった
同居についても話し合った
明日母親が来るらしいから、そこで話そう
と言う結果になった
「あ、もうこんな時間!」
紗月は思い出したようにそういうと
寝る場所について相談する
「いや僕はソファで寝るよ」
「いやいや!客人にそんな事は」
「いや僕はソファで大丈夫だよ!」
「・・・なら一緒に寝る?」
あーだこーだ言い合っていたら
紗月の方から解決への糸口が提示された
なんと!まさかの幼馴染だったんですねって
分かりますよねそーゆー事です
あとはこの男女がイチャイチャする話です。
楽しくなってきますよ( ̄▽ ̄)