1話 転生
注意:この作品は暇な時間に書いている物なので 作品に違和感が生まれてしまうかも知れません。
同じ理由で投稿時間が不定期になります。
この作品には主人公に有利なご都合展開が働くことがあります。
以下のことにご同意の上お読みください。
それでは是非楽しんでいってください!
なんということだ。
俺は今、目の前にあるものに驚きを隠せずにいた。
そこには一通の手紙があった。
その手紙には、
『伊藤歩夢さんへ
放課後、伝えたいことがあるので屋上に
来てください。 』
と、書かれていた。
「ふっ」
思わず自然と笑みが溢れる。
「よっしゃぁぁぁぁ!!!!」
俺は誰もいないことを確認してから1人下駄箱で叫んだ。とうとうだ!とうとう俺にも春がやってきたのだ!今まで生きてきた18年間は無駄ではなかった。
俺は急いで階段を駆け上がり、屋上の扉を開けた。
オレンジ色の空の中、ひとりたたずむ少女が…
「い、いない?」
そこには誰もいなかった。
「まだ来てないのか?仕方ない、待つとするか。」
1時間後
「来ねぇじゃねぇかぁぁ!」
まぁそうだろうなと薄々気づいてはいたが、これはあまりにも悪質な悪戯だ。
「はぁ…ったく俺にもとうとう彼女が出来たと思ったのに…」
俺は屋上の柵に腰掛けた。かなり危ないが少し心を休めたかった。
その時、突然強風が吹いた。
「う、うわぁぁぁぁ!!!」
俺はその風に押され、真っ逆さまに屋上から落っこちた。
短い人生だった。なぜか死に対する恐怖はあまり感じない。それよりも、さっきの悪戯に対してのショックの方が大きかった。
今日は叫んでばかりだな。今は両親も、祖父母もいないし、思い残すことはない?かな。もしかしたら、転生とか出来るかも知れないしな。そんなことを思いながら。俺は地面にぶつかった。
…
…
…
痛みはない。一瞬のことだった。
そうして俺は目を開けた。
ん?目を開ける?なぜ俺は目を開けられるのか。
それだけでなくなんだか体が小さくなっている気がする…
は!まさか俺は本当に転生したのか?!でもなぜ記憶があるんだ?分からないことが多すぎる…そもそも俺は今どういう状態なのだ?
一体俺はこの先、どうなってしまうんだぁぁ!