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⑷『原付狂い』・・・車体の傷と、無頓着について
⑷『原付狂い』
・・・車体の傷と、無頓着について
㈠
長い間、一つの原付を乗っていると、当然のことだが、原付の車体に傷が増えてくる。単なるかすり傷などは余り気にならないが、車体の両脇の部分の、片方にだけ大きくヒビの入った個所があり、それは見る者からすると、致命的なヒビなのであるが、それでも、自分は余り気にならない。
㈡
前方を照らす、大きなライトが、原付の正面に付いているが、それが所原因により光が出なくなったことがあった。これは原付の法違反だそうで、バイク屋で治してもらったが、自分は、法に触れないのであれば、ライトが消えていても、別段気にはならなかったと思う。
㈢
つまり、自分は、原付という乗り物に狂い切っているが、車体の傷、欠陥については、驚くほど無頓着なのである。一つには、そういう原付は盗まれにくいと言う事情もあるが、要は自分にとって原付は、便利に乗るためだけの物なのである。見た目を余り気にしない点で、この無頓着さが、大きな額ではないが、かすり傷の修理費を浮かしているとも言えよう。