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⑴『原付狂い』・・・毎日の原付における、快適な旅の所作の狂い
⑴『原付狂い』
・・・毎日の原付における、快適な旅の所作の狂い
㈠
自分は、毎日、原付に乗って、場所から場所へと移動する。前回述べた様に、一日5000歩を目標に歩いているとしたが、それは駅前での出来事であって、駅前に出るまでは、原付を使用するのである。また、駅前に限らず、多くの場所へ行くのに、とにかく、時間的、経費的、体力的に、便利なのだ。
㈡
原付に乗り始めたのは、16年程前が、端緒になっている。その後、2回買い換えたが、同じメーカーの色彩違いにした。初めの頃はシルバー、現在のはブラックである。原付の狂いは、何と言っても、その疾走感であろう。快適に風を切るこの感覚的爽快感の疾走感は、ともかく、心地が素晴らしいのだ。
㈢
原付で或る場所へと向かう時、それは快適な旅の所作に酷似している。まるで、非日常に狂っているかの様に、毎日は変容するのである。原付に狂う事、それは、乗ったものにしか分からない、不可思議が有る。どこかへ意識が飛ぶかの様な、異質な狂いを、原付は自分に与えてくれるのである。