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虚無

作者: 神原 真生

時計塔が見える

軽快な街道は

意味を考えるのをやめた。

はにかんだ笑みを浮かべる君は

腕時計を見て

五時には帰ると言った。

嫌だった空間

を見つめ

やっと

目を背けるのをやめた。

ためらいは無い。


二回目は

時間を忘れた。

三回目は

十分すぎる時間があった。

わかり合えるなんて

からかわないでくれよ。

ライオンになりたい

海亀は

午後には

完全にあの夢に

なれると信じているなんて。

今はそのときでは無い。

特に意味なんて無いだろう。

記憶の船は

ノット数を上げながら

流れに乗る。

瓦礫に

レントゲンを注意深くかけながら。


うなされる。

ゴミ箱の悪夢。

計画的に

吐き出す

絶え間ない

心情の墓。

のうのうと生きている

身体には

楽では無い

惰性を感じる。


放たれた

ガラスの欠片は

快楽の生を

楽々と天秤へと

見限ることを知り

積み木の骨と

クリオネの体を入れ替える。

毛深い心に絡む棘。

レジスタンスの時は今だ。

突破せよ。


動かせ四肢を

五感で感じる史詩に乗って。

勝てなくても死屍を積み重ねたとしても

泣かなければ我らは志士だ。

けれども紙誌は語るだろう

歴戦の猛者の子も獅子にはなれぬだろうと。

馬鹿げている世界だから詩思に従うんだ。


良ければ感想どうぞ。


意味不明とか、意図はなに?とかいう質問は受け付けておりませんのであしからず。





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