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『拾われた孤児、拾い主はまさかの退役軍人にして天才科学者』  作者: ティラピア池
第1章:平穏な日常

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第十六話:姉たちの決闘

はじめまして、または再びこんにちは。今回もお付き合いいただきありがとうございます。


その日、僕は休憩の番だった。アラリックは、いつもとは違うものを見せることに決めた——今回決闘するのは僕ではなく、四人の姉たち自身、互いに向き合う番だった。

「お前たちも、久しく本気で決闘していないだろう」アラリックはそう言って、アリーナの端で僕の隣に立った。「そろそろヒカルに、お前たち全員の本当の実力を見せる頃合いだ」

僕はアリーナの端にある小さな観客席に座り、期待で心臓が高鳴っていた。アラリックは僕の隣に真っ直ぐ立ち、腕を胸の前で組み、その目はすでに部屋の中央へと完全に集中していた。

第一戦:リンドウ対ホタル。

二人は数メートルの距離を挟んで向かい合い、それぞれ訓練用の武器を構えていた。リンドウは大きくにやりと笑い、過剰なほどの自信で銃を振り回していたが、ホタルは静かに立ち、表情は平静そのもので、計算し尽くされていた——普段の恥ずかしがり屋な態度とはまるで違っていた。

「妹だからって手加減すると思うなよ」リンドウが叫び、すでに攻撃の構えに入っていた。

ホタルは答えず、ただ一度頷いただけで、その目はリンドウの体のわずかな動き一つひとつを観察していた。

アラリックが手を挙げた。「始め」

リンドウはすぐさま前へと突進した。いつも通り攻撃的に、安全な距離を無視して、できる限り速く距離を詰めようとする——純粋な勢いと速さに頼る彼女特有のスタイルだった。ホタルはゆっくりと後退し、リンドウがさらに近づいてくるのをあえて許しているかのようだった。

「捕まえた!」リンドウが叫び、最後の間合いを詰めようと全力で跳んだ。

だがまさにその瞬間、ホタルが動いた——今度は後退ではなく、片方の足を低く横に伸ばした。すでに止まることも方向を変えることもできないほど前のめりになっていたリンドウの、最後の一歩の軌道上に、ちょうど。

リンドウの足は見事に引っかかった。体は前方へと大きく傾き、完全にバランスを失い、一瞬のうちに、大きな音を立ててアリーナの床へと倒れ込んだ。

「い、痛った——!」

リンドウが起き上がる前に、ホタルはすでにその上に立ち、訓練用の銃口をまだ倒れたままのリンドウの額に、まっすぐに向けていた。

一瞬の静寂。

「……勝者」アラリックが短く告げた。声には明らかな驚きが滲んでいた。

リンドウは床に横たわったまま息を切らし、天井を見つめながら、悔しさと自分自身への呆れが入り混じった表情を浮かべていた。「……完全に騙された」

ホタルは手を差し伸べ、リンドウを立たせた。その顔には小さな笑みが浮かんでいた——なぜか、いつもより少し自信に満ちているように見える笑みだった。

「追いかけることに集中しすぎ」彼女は静かに言った。「私はただ……最適な瞬間を待っていただけ」

リンドウはその手を受け取り、転んだ体の痛む部分をさすりながら小さくぼやいたが、結局小さな笑いが口からこぼれた。「いつの間にそんなに鋭くなったんだよ」

僕は観客席から二人を見つめ、感嘆していた。以前にもホタルには負けたことがあったが、あのリンドウ——もっと攻撃的で経験豊富なはずの姉——を倒すところを見るのは、まったく別次元の話だった。

第二戦:スズラン対カゲロウ。

なぜか、この戦いはアリーナの空気を先ほどよりもずっと張り詰めたものに変えた。カゲロウは一方の側に静かに立ち、訓練用の刀を腰に無造作に下げていた——銃を撃つこともできるが、狙いがよく大きく外れるため、彼女はむしろ鋭い刃に頼っていた。この世界では、刃は銃器に決して劣らないほどの殺傷力を持っていたからだ。一方、スズランはもう一方の側に立ち、拳銃はまだホルスターに収めたまま、体の横で腕をリラックスさせていた。

「カゲロウは機動力と速度で優れている」アラリックが僕の隣で小さく囁いた。まるで僕に理解してほしい重要な何かを説明するかのように。「純粋な速さの勝負なら、スズランは完全に負けるだろう」

僕は困惑して振り返った。「じゃあ……スズランが負けちゃうの?」

アラリックはただ薄く微笑むだけで、答えることなく、その目は再びアリーナの中央へと集中していった。

「始め」

一瞬のうちに、カゲロウはその場から姿を消した——電光石火の速さでアリーナの暗い一角へと動き、あらゆる影と障害物を利用していた。僕はほとんどその軌跡を見失いかけた。目がその動きの速さについていけなかった。

だが、スズランはまったく動かなかった。

彼女はその場に静かに立ったまま、目を閉じ、頭をわずかに傾けていた——カゲロウの視覚的な動きを追っているのではなく、まるでまったく別の何かに耳を澄ませているかのようだった。

耐え難いほどの緊張の中で、数秒が過ぎていった。

そして、カゲロウの影が障害物の陰から飛び出し、武器を近距離攻撃の構えで振り上げた、まさにその瞬間——

スズランはすでに目を開けていた。その手は電光石火の速さで動き、拳銃はカゲロウの攻撃が実際に着地する一瞬前に、すでにカゲロウの額へとまっすぐ向けられていた。

カゲロウはその場で凍りついた。刀はスズランの体からほんの数センチのところで止まっていた。

「……負けた」カゲロウがつぶやいた。その声はほとんど聞き取れないほど小さく、めったに見せない驚きと感嘆が入り混じっていた。

「勝者」アラリックが判定を下した。だが今回の彼の微笑みは、ただ良い試合を見た満足感よりも、はるかに深い何かを帯びていた。

僕はスズランを見つめ、たった今何が起きたのか本当に理解できなかった。「ど、どうして彼女がどこから攻撃してくるか分かったの?」

スズランは拳銃を下ろし、僕に向かって優しく微笑んだ。「カゲロウは確かに私より速い。でも、どんなに速く動いても、足音は消えない——正しい聞き方さえ知っていれば」

カゲロウが小さく鼻を鳴らした。悔しそうな様子はまったくなく、むしろ自分の敗北を素直に認めるような響きだった。「なら、動き方を変える必要があるな」

「その必要はないよ」スズランが軽やかに返した。「私はたまたまコツを知っていただけ。次はあなたが勝つかもしれない」

僕の隣でずっと注意深く見守っていたアラリックは、ついに長いため息をついた。誇らしさと、もっとずっと重い何かが入り混じったため息だった。

「お前たちは皆」彼は小さくつぶやいた。誰にというより、自分自身に向けて。「その年齢で、俺が想像していたよりもはるかに先を行っている」

彼はアリーナの小さな窓の外へと視線を向けた。その表情は完全に真剣なものへと変わっていた。いつも僕たちの訓練を見守るときに見せる、あの温かさからはかけ離れていた。

「願わくば」彼はほとんど聞き取れないほど小さく囁いた。「お前たちがこうして成長し続けられるだけの時間が、まだ残っていてほしいものだ」


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