ここまでの登場人物紹介
○浜野由美
……主人公。髪の色はダークブラウン。天パでふわふわとしたロングヘア。普段はハーフアップに纏めている。体育の授業やほしのねこで働いている時は一つにまとめ上げている。幼少の頃に意地悪をされて以来、男子が苦手だったが、真人達と出会って改善されつつある。しかし、警戒心もなくなった。中学、高校と女子校育ち。真人が初めての男友達で、最近彼の事を好きになった。それと同時に、真人が自分を別の人に重ねて見ていることにも気づいている。その相手の名前を知って、つい気になってしまっているようだ。柔道部に所属している。素直な性格で、裏表なくハッキリとしている。強気な面もあり。両親は離婚しており、父親と2人暮らし。家事が得意で、学校でも家政関係を評価され、特待生になった。ほしのねこでも客に料理を振る舞うことを許可されており、よく作っている。休みの日でも、混んでる日には厨房で料理を作ることがある。その時は大抵、店長に食事をご馳走してもらっているようだ。人に料理を振る舞うのが大好き。最近は真人の休憩時間にも、彼に料理を作ってあげている。幼い頃にお風呂で溺れたことがあり、泳げない。でも、暑い日に川に足を入れたりはする。浅瀬なら立つことも可能らしい……? 旅行に誘われた時に、真人の悪友達とも連絡先を交換した。手先は器用な方。
〇北川真人
……準主人公。黒髪。ストレートで癖のないミディアムヘア。特にケアはしていないが、肌が綺麗。頭の回転が非常に早く、論文にて賞をとって特待生として推薦された。整った顔立ちから、とてもモテる。しかし、明里の死を引きずっているため誰かと付き合う気などまるでなく、一度も受け入れたことがない。むしろ、面倒だとすら思っている。無意識的に、拓真に女性関係の面倒を押し付けることがある。由美の前で猫をかぶるのを、最近やめた。由美を見る目が、時折初恋の女の子を見る目と同じ。無意識的に重ねてみている。母親は真人が3歳の頃に他界しており、今は父親と2人暮らし。そのため、実はかなり寂しがり屋だったりする。身体が弱っていると本音が出るタイプ。部活はサッカー部でエースストライカー。1年の頃からレギュラーで活躍している。運動は全般得意。幸雄とは幼なじみ。悪友の3人、というか身内には甘いところがある。オカルト関連で拓真にからかわれた過去があり、大の苦手。怖い時はよく幸雄の後ろにくっついている。でも、拓真の事は割と好き。拓真の気持ちと覚悟を知って、少し複雑な気分になっている。由美への気持ちを自覚しつつあるが、明里の事を忘れられないため、抑えたいと思っている。泳ぎは得意。可愛いものは自分には似合わないと思っているが、元の顔立ちのせいか、実は似合っている事に本人以外は気づいている。家事スキルはほぼゼロだが、やれば出来るタイプ。ただし、やる気はない。美術の成績は可もなく不可もなくのはず(座学は高得点)。多分不器用な方。
〇白鳥幸雄
……真人の幼なじみで親友。悪友でもある。黒髪でベリーショート。可もなく不可もない平凡な顔立ちのせいか、真人や拓真と比べると地味だと言われることが多い。機械やネットに強く、情報関係で特待生に推薦されている。情報屋「アオイトリ」として、自分で生活費を稼いでいるが、学校には内緒。真人と同じくサッカー部に所属しているが、サッカー以外の運動はあまり得意では無いらしい。明里とも幼なじみで、明里と真人の関係についてもよく知っている。そのため、真人の心の傷を気にして、彼の事をよく気にかけている。茉莉の事が好きで、彼女を目当てにほしのねこに通うようになった。料理もほしのねこの物が一番好き。茉莉との仲はかなり順調で、旅行中もほとんどの時間を一緒に過ごした。ホラーに関しては特に苦手でも得意でもない。泳げるが、特別うまいという訳でもない。合宿中に由美の真人への気持ちに気づいた。真人の心の傷を癒すために、是非真人を落として欲しいと期待しているようだ。しかし、同時に由美が傷ついたり、無理をしてしまうのではないかと心配もしている。
〇山里茉莉
……由美の中学からの友達。茶髪のショートヘア。部活には無所属。由美に誘われてほしのねこで働いている。雰囲気と美味しい料理を気に入っていて、学生のうちはずっとここで働くつもりでいる。サバサバとした性格で、嫌な出来事も全く引きずらない。白黒はっきりつけたいタイプ。今回、幸雄との時間が増えた事で気になっていた感情が好きに変化している。由美が真人に恋をしていることを知っている。男性に偏見を持っていた由美の成長を喜ぶとともに、相手が女子に靡かない事で有名な真人である事を心配にも思っている。しかし、真人が由美に対してだけは優しいことも知っているため、密かに期待していたりもする。
〇久谷拓真
……真人の悪友の1人。悪巧みは大体拓真の仕事。茶髪。後ろで髪をひとつに縛っている。おろすと首元が隠れるくらいの長さで、シャギーカット。真人よりもイケメンなのだが、女好きな性格のためか、真人よりはモテず、遊び感覚での付き合いが多い。また、真人が怒らせた女の子の相手をすることもある。実は女好きを装っているだけなので、自分に気のない子を相手するのは嫌い。姉と二人でマンション暮らし。姉はとある目的のために探偵業を営んでいる。その目的のうちのひとつが、拓真を誘拐し、拓真の初恋の相手を殺した犯人の特定だった。彼女が解決した初めての事件でもある。拓真もその事件解決のために、姉の引越しについてきた。今も助手としてアルバイト(生活費込み)をしている。かなり頭が良いが、元々サボり癖があったため、特待生にするために学校側が試行錯誤した経緯がある。たまに真人に仕返しすると反応が面白いので、楽しんでいる。結局暴力で返されるので、拓真の方が損していそう。自称霊感持ちで、真人への反撃にオカルト話をする事もある。その自称霊感により音美の魂がとても綺麗なことを知っていて、彼女の想いに絆されたこともあって好きになってしまう。しかし、亡くなった女の子の事件を忘れるために女遊びを繰り返していた上に、彼女に愛されれば本当に過去を克服できるかもしれない。と考える自分を醜いと思ったため、彼女に嫌われたいと思うようになった。嫌われるために音美に意地悪を繰り返していたが、その度に彼女の強い想いに気付かされて、深みにハマっている。この帰省中に彼女に嫌われる事を諦め、彼女を受け入れられるように自分を変えようという考えに変わった。ただし、いじめた時の音美の表情も好きなので、度を過ぎない程度に意地悪はし続けると思われる。
〇高井純也
……真人の悪友の1人。赤みの強い茶髪。地毛。そこそこ整った顔立ちのはずだが、真人や拓真のせいであまり目立たない。幸雄と同じポジションにいる事の方が多い。お金持ちのお坊ちゃんだが、変なところで庶民的。しかし、金銭感覚がズレている時がある。天然気味で、悪友3人によくいじられている。悪巧みをする時は大抵純也の顔の広さが頼られる。商才に長けている上、自身で運営(名義は兄)しているお店を持っている。自分でも稼いでいるためか、やはり普通の高校生とは金銭感覚がズレている。拓真の家から買っている土地もあって、拓真とは中学以前からの友人だった。拓真の初恋の相手の家とも取引があったためか、実は縁戚であるからなのか、事件についても結構知っていることが多い。拓真の意地悪の理由も、音美の拓真を逃がさない強さも知っている。しかし、その意地悪の度が過ぎた時はしっかりと拓真を叱った。宰志の家とも取引があり、彼とも小さな頃からの友人である。
〇坂井音美
……草野第一学園という進学校に通う高校1年生。今回は三重奏のヴァイオリン弾きとして呼ばれた。家が音楽家で、彼女はヴァイオリンの他にピアノとトランペットを扱える。ヴァイオリンの腕はプロ顔負けで、何度も賞を取ったほど。拓真とは中学生の頃にとあるパーティーで知り合い、彼の声がきっかけで、気になるようになった。社交に強いこともあってか、拓真の本当の心にもすぐに気づいた。彼の事を好きになり、彼の孤独感に寄り添いたいと思うようになった。音美が拓真に積極的に愛を伝えるのも、独りではないことを伝えるためである。彼が嫌われたがっていることにも気づいていたが、音美はそれを逆手に取って逃げ道を無くしていった。社交に強いだけあって、意外と強かで策士な面がある。拓真が独りにならない事が一番なため、彼が今後も女遊びを繰り返しても怒ることは無い。いずれ女遊びをやめた時に彼が縋る相手が、自分ただ1人ならそれでいいと思っている。
〇影山宰志
……音美と同じ草野第一学園の高校1年生。音美とは別のクラスだが、同じ音楽教室に通っているため昔からの知り合いだった。拓真とは音美と同じくパーティーで知り合っていて、純也からの紹介だったらしい。フルートがとても上手だが、一番得意なのはサックス。音美と拓真の関係にもやり取りの行方にも気づいていて、拓真に利用される事にも否を唱えなかった。その変わり、彼は音美の味方になり拓真が逃げられないようにするための手助けをした。拓真がから回っている姿は見ていて心苦しかったので、純也とともに苦言を呈している。拓真が音美に対して考える。と言った時には、やっとか。とほっとした。結構気配り屋で、苦労人である。
〇みゆき ※名前のみの登場
……新人賞を取ったアイドル。拓真とは同郷で幼なじみだった。本名は呉羽深雪。年齢は拓真のひとつ上。16歳にデビューしていて、現在人気沸騰中。可愛いものが好きで、拓真と宰志が言うには今回音美にデレデレだったらしい……?
〇星野店長
……カフェ「ほしのねこ」の店長。まだ40代。黒髪で、短く切りそろえている。大柄で一見すると強面でもあるが、いつもニコニコとしていて優しい。由美よりも歳上の娘が2人いる。妻は大手の会社の人事として働いている。由美の気持ちに薄々気づいているが、何も聞かず見守るつもり。真人に関しては、信頼と共に観察の対象として見ている。
〇星野詩音
……大学生兼、ほしのねこの店員。大学では生活科学部に所属している。将来はほしのねこを継ぐつもりらしい。ポニーテールで黒髪。しっかり者のお姉さん。恋バナ好きで、茉莉と幸雄を応援しつつ観察している。直接聞いた訳では無いが、由美の気持ちにも気づいていて、しっかり応援してくれているようだ。実はみゆきのファン。
〇久谷茜
……24歳。探偵。拓真の姉。拓真の幼なじみが亡くなった事件が一番最初に解決した事件。というか、探偵になった動機がその事件。拓真とは歳が離れている事もあって、とても可愛いがっている。そのため、事件があったその時からずっと事件のことを調べていた。その事もあり、親をすんなりと説得して大学に通いながら探偵業を始めた。今は別の目的があって探偵業を続けているようだ。彼女は探偵社に入っていた過去はなく、いきなりの業務開始だったにも関わらず、かなり信頼度が高く、一部の間では有名。そのためか、依頼人の強い希望で警察側から刑事事件の捜査協力を求められることもある。最初の事件の時にお世話になった警察官がいて、その警察官とは友人のように仲良し。家の当主の座は拓真に譲るつもりでいる。
〇高井豊 ※名前のみの登場
……24歳。純也の兄。高井家の後継者。実は茜とは学生時代からの友人。というか、自身の婚約者が茜の親友である。婚約者はサービス業をいくつも営んでいるいいとこのお嬢さんで、リゾート経営は彼女の家と手を組んでの事業であり、嫁入りの準備ともいえる。婚約者とも学生時代からの付き合いで、家同士の約束事ではなく、ちゃんとした恋愛結婚になる。茜から、婚約者を悲しませたら交友関係から仕事関係まで徹底的に身辺調査をする。と脅されている。
〇久谷夫妻
……父は久谷凛太郎。母は久谷百恵と言う。とても穏やかな雰囲気の夫婦。しかし、仕事では厳格な姿を見せているらしい。元々は林業を営んでいたのだが、それでは生活が難しいということで、先々代から土地を貸したり他の企業と提携して営業に携わったりしていた。純也の家ともその繋がりがあって、よい関係を築いている。凛太郎と百恵は恋愛結婚で、百恵が学生時代に猛アタックしたらしい。結婚してすぐに茜を妊娠し、家のことについて勉強する機会が遅れた。拓真は百恵が社交に馴染めるようになってから生んだために、茜とは歳の離れた姉弟となった。拓真が巻き込まれた事件の時は、両親もかなりのショックを受けており、茜の執着についても心配をしていたが、茜の真剣な説明を受けて上京を受け入れた。ちなみに、茜が拓真の当主教育もしているため、久谷家の存続についてはあまり心配していない。
ここから先は故人。詳しい死因など残酷な表現がありますので、苦手な方はここでブラウザを閉じることを推奨します。
↓↓↓最終逃げ道↓↓↓この下紹介文あります↓↓↓
〇明里
真人の初恋の相手。真人達と同い年で、幸雄を含めて幼なじみ。中学に上がる前に亡くなっている。死因は病気。真人とは両想いで、付き合ってはいなかったが、かなり親しい間柄だった。死に際に考えていたのも、真人の事だった。彼女の死は真人に大きなトラウマを与えている。
〇一宮杏月
拓真の初恋の相手。東京と千葉の境付近に住む一宮家の女の子。一宮本家に近しい親戚だった。ちなみに、一宮家と高井家も遠戚で、本宮家の分家である。拓真とは、お互いの家の別荘地が近かったことから知り合い、仲良くなった。物心ついた時から仲良し。拓真が髪をお揃いに結ってくれるのが嬉しかったようだ。拓真と誘拐された時も、怖かったが拓真がいるから大丈夫。と自分に言い聞かせていた。しかし、結果的には拓真から引き剥がされ、生きたまま腕を切断されてしまう。腕を切断された事で失神したが、もう片側を切られる際には痛みで覚醒している。彼女の死因は失血死で、足が切られた頃に亡くなったようだった。首の切断時には既に亡くなっているし、苦悶の表情でしか無かったようだが、拓真からしたらこちらを睨みつけているように見えたと言う。彼女の最期に残ったのは恐怖と痛み。そして絶望のみだった。しかし、震えながらただこちらを見つめているだけの拓真に対しては、何故同じ目に遭わないのか。との恨みが本当にあったのかもしれない。




