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ある日、近所の少年と異世界に飛ばされて保護者になりました。  作者: トロ猫


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急な展開 

 消えたふすまの前でパニックを起こすのを押さえながら、アンの身体が冷めないようにと白湯を持って来たトレーを受け取る。


「アン、ありがとう」

「シオン様は本日すでにご就寝されましたか?」

「ええ……」


 盛り上がったベッド部分をアンが優しい顔で見つめるが、あれは枕です。


「エマ様、何かお手伝いできることはございますか?」

「いえ。今日は二人とも疲れたからもう寝るだけの予定よ」

「かしこまりました。おやすみなさいませ」


 アンが天幕から去るのを見送り、急いでシオンが消えた場所に戻る。


「シオン!」

 

 何もない空間に声を潜めながら叫べば、目の前に再びふすまが現れとシオンが中から出てきたので急いでハグをする。


「シオン! 大丈夫? 怪我はない?」

「うん。でも、ぼく、アンがきたのびっくりして……」

「ううん。無事なら大丈夫。急に消えたことにびっくりしただけだから」


 どうやらシオンの安全空間セーフスペースは感情と連動して作用するようだ。このスキルは練習もだけど、シオンが成長する必要がありそうだ。今はシオン自身なら大丈夫だろうが、シオン以外が入るのはかなり注意しなければならない。幼い子供の感情は左右されやすいのだ。先ほどだって安全空間セーフスペースに首を入れたままだったらどうなったのかと考えると少し怖い。


「ぼく……」

「気にしなくて大丈夫だから。とりあえず、今はシオンだけが使うようにしようね」

「うん」


   ◆


 ロワーズ達との夕食の日から二日が経った。明日は、北の砦に出発する予定だと今朝ハインツから知らされる。

(ここの滞在も今日までか)

 結局、夕食を共にした日からロワーズ、レズリー双方とは会う機会がなかった。ハインツが言うには、北の砦に戻る準備と騎士の訓練で多忙を極めているそうだ。今日も最終確認で隊を連れ森の中へと出発したそうだ。

 この二日は主に天幕の中でシオンのユニークスキルの制御や練習に費やした。


 今の私とシオンのステータスはこうだ。


エマ・シラカワ 

年齢:十九

種族:人族

職業:なし

魔力8

体力8

スキル:言語翻訳、タックル、俊足、ステップ、キック、ピアノ、水泳、栽培、料理、精神耐性(強)、嘘も方便、子守、算術、NEWダンス、NEW索敵、NEW殺気


固有スキル: 商人交渉2、コピー2

魔法属性:全

魔法:生活魔法、詠唱破棄、土魔法、NEW無詠唱、NEW水魔法、NEW光魔法、NEW火魔法、NEW風魔法

固有スキル: 商人交渉2 、コピー2

ユニークスキル: 妄想魔法、鑑定

称号:異世界の迷い人


 索敵は天幕の中でシオンのスキルを練習する間に、外の様子を気にしていたら生えてきた。人が自分とどれくらいの距離にいるのかが分かるスキルでとても便利だ。殺気はなんか変な虫が天幕に入って来たので殺害したら生えてきた。シオンも絶賛成長中だ。


シオン•シラカワ

年齢:五

種族:人族(異世界人)

職業:なし

魔力5

体力1

スキル:防御、精神耐性(強)、苦痛耐性(強)、病気耐性、 寒さ耐性、 暑さ耐性、悪臭耐性、 料理、掃除

魔法属性:全

魔法: 生活魔法、詠唱破棄、無詠唱、土魔法、水魔法、光魔法


固有スキル: 自然治癒1

ユニークスキル:安全空間セーフスペース、 鑑定

称号:異世界の迷い人


 数日で上々の成長じゃないかと思う。シオンは最初の日と比べると安全空間セーフスペースの使い方に慣れてきたと思う。明日は北の砦へ出発するので荷造り……といっても収納袋に全て入れてある。

 とりあえず、必要な衣服や毎日飲み食いしている物を中心にコピーしている。まぁ、食べ物はクッキーが多いけどね。でもクッキーはシオンのおやつなのでじゃんじゃんコピーする予定でいる。

 明日の出発の準備のため、今日の魔法授業は休みになっている。特にやることもなくシオンと天幕の中で光魔法を使いながら遊び、まったりとしていたら身体に響くような音が外から鳴り響く。

 バンバンと花火が上がるような音が響くと辺りが騒がしくなる。


「襲撃だ! 衝撃に備えろ!」


 騎士の怒号が天幕の中まで聞こえ、シオンが震えながら小さくなる。シオンを急いで抱っこして外の護衛に何事かと尋ねる。


「魔物の襲撃です。エマ様たちは中でお待ちください」


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