武装執事と得物選び
「ライガー先輩はいつもの装備っすよね?」
「あぁ、通常装備を出してくれ」
「俺も通常装備にするとして・・・
後輩、ちょっとこい!」
「・・・なんですか、ミズキ先輩」
「今回の護衛任務の付き人、俺と後輩
だからなァ、お前の装備をどうするか
一応聞いといてやろうと思ってな!」
「・・・銃はまだ不得手なので、刃物で」
「なら、アーミーナイフにしておくか?
付き人は室内護衛になるからな
あまりでかい武器は装備できねぇ」
「・・・そうさせてもらいます」
「あ〜、後もう1人の通常装備も
武器庫から出さねぇと・・・」
「・・・もう1人、執事長のですか?」
「いや、執事長はこの屋敷の防衛担当だぞ?
護衛任務につくはずがないだるぉ?」
「・・・では誰の?」
「連射中毒な【武装執事】に所属する
唯一のメイド、メアリーの装備だ!」
「・・・トリガーハッピーって大丈夫なんですか?
後、メアリー先輩と会った覚えがないのですが」
「そりゃぁ、そうだろうよ」
「・・・ライガー先輩」
「メアリーはお嬢の世話係も兼任しているからな」
「・・・なるほど」
・・・御嬢様のお世話係ということは
トリガーハッピーとはいえ、比較的に
まともな人なのだろう
そんなことを考えながらミズキ先輩から
渡されたナイフを執事服の腰に装備した