男神の実力
いやぁーキーボードが壊れかけてビビりましたよ。ま、すぐに治りましたけど。
『はぁ~もう一週間も女の顔を見てないぞ』
「おい、おっさん目的地にはあとどんぐらいで着くんだよ」
「あと一ヶ月くらいですかね」
「い、一ヶ月!」
『それまで俺の精神が持つかが心配だ』
フォワ~ン
『こ、この匂いは』
「女の匂いだー」
俺は馬車から飛び降りた。
「輝夫様!」
匂いのする方に俺は走って行った。
「お前だー」
「は?」
「お前三日前に女と十分くらい話しただろう」
「はて、女とは何ですか?」
「とぼけるな!お前からは女の匂いがプンプンする」
「まずあなたは誰ですか?」
「俺は山内輝夫だ。そんなことより、もし女に会ったならその場所を教えてくれないか」
「山内、て、る、お、そうかなら遠慮はいらないな」
「遠慮?」
『水のスキルアブゾリプション(吸収)』
「なんだ?」
俺がそう言っているすきに俺の水分はどんどん吸われていた。
それに気づかない俺は女の場所を問い続けていた。
「なぁー教えてくれよ、ちょっとくらい良いじゃん」
「くっつくなよ気持ち悪い」
「あれ、頭が何かくらくらしてきた」
『やっとか、普通の奴なら発動した瞬間に気絶するんだけど、ロイとアルを倒しただけのことはある、手強い』
「ん?何か来るな」
すると男神がものすごいスピードで飛んできて、男の腕を握った。
「輝夫様から離れろ卑怯者」
「卑怯者とはひどいねー。これも立派な戦略の一つだと思うんだけど」
「こっそり敵の水分吸って殺そうとするなんて卑怯以外の何物でもないじゃない」
「ん」
「目が覚めましたね、あいつは悪魔の手下です。ひとまず輝夫様はどこかに隠れていてください」
「隠れる?俺が?なめんじゃねーぞ」
俺は悪魔の手下に突っ込んでいった。
「おらぁぁぁぁ」
「バカめ、返り討ちにしてやるよ」
俺は剣を思いっきり降った。
「ほいっと」
気づくと俺の剣は折れていた。
「危ない輝夫様」
男神は俺をかばって背中を切られた。
「おっさん!」
「転送」
俺は馬車まで飛ばされた。
「あーあ、せっかく勇者を殺すチャンスだったのにー」
「あんたいい剣持ってるね」
「お、分かるか?この剣は俺の手から水を細く噴射して作ってんだよ。水は細く噴射するとプラスチックくらいは切れる、そこに俺の魔力を加えるとどんな物でも切れる剣の完成だ」
「うんちくはそのくらいでいいか」
男神は背後から悪魔の手下を殴ろうとした。
「おっと危ない、ねぇー取引しないかい」
「しない」
「フー即答」
「どうせ輝夫様の命を差し出す代わりに私の命は救ってやるとかでしょ」
「その通り」
「そんな取引しったて無駄、だって私があんたを倒すから」
「本気?」
「本気だけど」
「はー、叶わない夢を想像するのあまりオススメしないよ」
「私は叶う夢しか見ないんで」
男神と悪魔の手下は話しながら目で追いつけないスピードで戦っていた。
「なぁ俺の剣ってどんな物でも切れるじゃん」
「何急に、自慢?」
「もしこの剣が雨みたいに降ったらどうなると思う」
「まさか」
「スケレッド・レイン(串刺しの雨)」
男神の上から何本もの水がものすごい勢いで刺した。
「夢なんて見るからこんなことになるんだよ」
「だから叶う夢しか見ないんだって」
「お前なぜ生きているあの雨はどんな障害物も貫くはずだ」
「ファイヤー・アンブレラ(火の傘)なら別だよ」
『そうか、自分のところに水が来る前に火の傘で蒸発させたのか』
「いやーすごいすごい、かなりの魔力了してるねーそりゃ夢も見ちゃうわ。でも冷静に考えてみて、俺は水のスキルでお前は火のスキル、どっちが有利かわかるよねー」
「確かに火と水じゃあ水の方が有利だ、だが誰が火のスキルだけしか使えないって言った」
すると悪魔の手下の口から氷が出たきた。
『これは、氷のスキルで俺の体内を凍らせてる!だがこれだけ強力の威力を出すには俺に触れないといけないいけないはず、いったいいつあいつが俺に触れた。あ、初めのときか』
「卑怯だぞ」
「せ・ん・りゃ・く・だよ」
『申し訳ございません悪魔様、こいつは強いです』
「じゃあ、すぐそっちに悪魔を連れて言ってあげるから」
「あぁぁー」
悪魔の手下は一瞬で凍り付いた。
「おいおっさん」
「これはこれは輝夫様どうかなされました?」
「全部見てたよ」
「お恥ずかしいところを」
「俺はあの木の陰で何もできずただ見てるだけだった」
「はい」
「もしおっさんがいなかったら俺は死んでたと思う」
「はい」
「だから、今日はありがとな」
「はい」
二日後
「ん?輝夫様何をしているのですか?」
「筋トレだよ、お前の足手まといにならないように少しでも力つけとかないとな」
「私なんか勇者様の足元にもおよびません」
「ま、いずれそうなるかもな」
「はい」
「あの二人を特別警戒人物にする」
「しかし悪魔様、勇者の方はそこまで強くなさそうなのでそこまでする必要は」
そう言った悪魔の手下は一瞬で砂となった。
「死にたい奴は反論しろ」
「悪魔様、ここにいる者はもうとっくに『恐怖で』賛成してますよ」
「そのようだな、あいつらは私を殺す可能性のあるやつらだ」
ここまで書くと肩が凝りますねぇー。自分でもむのがとても大変です。