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熱帯化する列島

作者: 若松ユウ

 おはようございます。

 七月二十日、月曜日。海の日。

 モーニングニュースの時間がやってまいりました。

 キャスターは山田、解説は中村がお送りいたします。中村さん、よろしくお願いします。


 どうぞ、よろしく。

 

 さて、中村さん。

 いよいよ関東でも雨季が明け、本格的な夏到来ですが、どういったことに注意したらよろしゅうございますか?


 これまでにも、日中の最高気温が摂氏三十五度を超す猛暑日、それから、夜間の最低気温が摂氏二十五度を下回らない熱帯夜という日夜が続いていました。

 

 えぇ。空調機器が二十四時間フル稼働しているご家庭、オフィスの多いことと思われます。

 

 これからは、日中の最高気温が摂氏四十度を超す酷暑日、それから、夜間の最低気温が摂氏三十度を下回らない灼熱夜という日夜が続くという予想が発表されています。

 

 ほぉ。酷暑日に灼熱夜ですか。外出や就寝時には、気を付けることが多そうですね。

 

 はい。喉の渇きを感じる前に、こまめに水分を補給する。帽子や日傘を活用し、なるべく炎天下の外出を控える。袖や裾が広く、吸湿速乾に優れた素材のパジャマを着用する。

 と、こういった対策を万全に行うことは、もとより。山沿いの地域では、急なスコールにも注意が必要です。


 はぁ。増えましたものね、突風を伴う急な豪雨。


 一度に多量の雨が降り注ぎますと、河川の増水や土砂災害に警戒すべきです。また、逆に快晴日が続きますと、水不足から取水制限や給水制限、更には計画的な断水が行われる可能性がありますので、渇水情報をチェックすることも大切です。


 なるほど。列島熱帯化、東京砂漠再来と呼ばれるようになって久しい昨今ですが、これからの厳しい夏を乗り切るためには、個人レベルでの対策も重要になってきそうですね。

 それでは、ここで一旦、交通情報センターの小林にバトンタッチしたいと思います。

 小林さん、お願いします。

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