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第14話

突然ですが!!な、何とボロゾフ教授がTSしました(驚愕)!!


いきなり何を言っているかというと、今日自分の小説を確認してみた時に『あれ?俺の小説って女性人口少なくね?むしろ母親しかいなくね?』と感じました。

そして、なら教授をTSさせてしまえ(発想の飛躍)と思い、まだ話数が少ない内に編集しました。

ストーリーの大きな変更は無いので安心してください。

今日7時に更新した最新話を見て下さった方も、是非遡って確認して見てください。

細かいかもしれないけど結構変わってます。

後、プロローグにも何行か追加してみました。

少し多めの編集なので、是非皆さん確認して見てください!!


最後にいつも通りのお願いを

評価、ブクマ待ってまーす!!


現在、銀河には4大国が存在する。

それは、以前に書いた通りアルビオン王国、アース連邦、サマルタニア共和国、ガンダルフ帝国であるが、それぞれの位置はサマルタニア共和国を中心として、北から北西に掛けてガンダルフ帝国、南から南西にかけてアース連邦、そして東にアルビオン王国という分布となっている。

また何故、人類発祥の地である太陽系を持つアース連邦が中心ではないかと言うと、太陽系の場所をネットで検索して見て貰えればわかると思うが、太陽系の場所は銀河の中でも端のほうである。

故に、人類は太陽系を起点として扇状に広がっていくしかなかった。

そして、時は経ち、太陽系の経済力等が独立戦争によって落ちると、銀河経済の中心は当時の人類圏の中心であり交易拠点でもあった、現在のサマルタニア共和国に移っていく事となる。

故に、現在のギャラクシーマップの中心はサマルタニアであり、その場所を生かした経済的成長により4大国の一つを占めるのである。


さて、先程言った通り、人類は太陽系を中心として扇状に広がり移民して行った。つまり、太陽系から見て北東方向にあるアルビオン王国にも太陽系から移民してきた初期移民惑星がいくつか存在している。

そして、俺と教授が最初の惑星を定めた惑星アンティアもその一つだ。


惑星アンティアはアルビオン王国トラーニ地方の惑星であり、緑が豊かな所謂リゾート惑星である。


惑星単位で居住している未来では惑星毎にどこかしらリゾートに向いた場所がありそうだが、実はそんなことは無い。

現代ではハビタブルゾーン内の惑星をテラフォーミングする事によって居住可能な惑星に作り替えている。

そしてテラフォーミングは下手をすると数百年単位で時間が掛かるものであり、テラフォーミング途中の惑星では極寒であったり、海が赤かったりと地球上では見たことが無いような環境であることも多い。

因みに現在アルビオン王国では凡そ3割の惑星がテラフォーミングの途中だったりする。

そして、テラフォーミングが終わったとしても、その惑星がリゾートに向く惑星になるとは限らない。

自然に出来た惑星と違い、テラフォーミングによって環境が整えられた惑星はその整えた環境一つに固定されてしまうため、自然にある様々な環境が両立していたり四季があったりという自然が無くなってしまうというデメリットがあるからである。

故に、一つの惑星で様々な環境が楽しめる自然型の惑星は王国内でリゾート惑星として人気なのである。

そして、惑星アンティアは数少ないテラフォーミングされていない天然で人類が居住可能な惑星の一つであり、テラフォーミング技術が未熟な人類が宇宙進出最初期に進出するのにはぴったりな惑星であった。


そして、そんな惑星に俺は教授と降り立とうとしていた。


「ようやく着きましたね、やはりドローテア地方の隣の地方と言っても別地方、移動に1週間も掛かるとは思いませんでした。所で、教授は良かったんですか?僕としては着いて来て貰えて嬉しいですが、ご本業の方があったのでは?」


現在俺たちは共に俺の宇宙船『エンフィリオン』にいる。

そして、本来このアンティアには俺一人で来る予定となっていた。

しかし、成人認定試験の翌日急遽その予定が変更になったのだ。


何故かと言うと、あの日の翌日俺が家族と共に役所に会社設立の申請をしに行くと、そこには居るはずのない教授が待っていたのだ。

そして第一声


「やあ、アル君待ってたよ。」


と宣ったのだ。


あの時ばかりは、俺も両親も口をあんぐり開けて驚愕した。

そして、そのまま俺の会社設立に立ち会ったのだ。


あ、因みに俺の会社の名前は『株式会社ルネサンス』になった。

この名前は教授との勉強の合間に二人で考えた物だ。

理由は言わずもがな、文化復興を目的とした会社だからである。


そして、会社設立が終わり、帰るのかと思いきや


「あ、私もアンティアに飛びますので」


と更に宣ったのである。

勿論俺と両親は今度こそ放心した。

この時、このBBA意外と突拍子もない事を偶にすると初めて気づいた瞬間だった。

一応教授の名誉の為に言っておくが、平均寿命が200年になった現代では55歳は前世で言うところのまだ23、4歳位である。

故にその若さで教授まで上り詰めたクリシュティナ・ボロゾフという女は天才と持て囃されるのだ。

まあ、前世的には実年齢55歳はBBAと言っても過言ではないだろう。

そして、そのままの勢いでこの船に乗船し、船はアンティアに向かって出航したのであった。



「何度も言っている通り、大学は通信で授業も出来るから心配は無用だぞ?」


俺がここに教授がいて大丈夫なのかと尋ねると教授はそう答えた。

なんと今の大学は通信授業が認められているらしい。

何故かと言うと、古代学等の科目になるとフィールドワークも重要になる。

故に遠隔地からでも授業が出来るようにと言う大学側の配慮なのだそうだ。


「でも、今回の旅って目的地アンティアですし、流石に目的地がリゾート地だと大学側もフィールドワークとは認めてはくれないのでは?」


俺は教授に疑問をぶつける。


「全く問題ないな。目的地が例えリゾート地であろうと歓楽街であろうとこれは立派なフィールドワークだ。……まぁ、リゾートを全く楽しまないと言う訳では勿論ないが」


「やっぱりリゾート目当てじゃないですか!?」


そんな事だろうと思った。

この2年間付き合ってみて分かった事は、この人マジで適当で感性のままに生きているということだ。

どうせ今回も『よく考えたらアンティアってリゾート地じゃんついて行けばリゾートも楽しめる。よし!行こう(๑•̀ㅂ•́)و✧』ってな感じの思いつきだろう。


「まあ、そう言わないでくれ。それに今回は弟子の初めてのフィールドワークだろう?師匠として、フィールドワークの心構えを教えて差し上げようと思ってね。なので!着いて来てみました!」


まあ、一応理由もあるようだ。

そして、俺はいつの間にか古大学の弟子になっていたようだ。

まぁ、それは若干嬉しいかもしれないが……

しかし、さっきの1言を聞いた後だとこの師弟愛麗しい言葉も後付の理由にしか思えない……


「はぁ、まあ教授が良いなら良いですが」


俺は無理やり納得した事にした。

そんな時、この宇宙船の船長であるバランが部屋に入ってきた。


「後1時間程でアンティアの宇宙港です。上陸の準備をお願いします。ところでアルバート様、今回の旅は如何でしたか?楽しめましたか?」


どうやら前回の引きこもり事件の事を言っているらしい。

そう、今回は初めての長距離旅行であり、教授という同伴者はいたものの、両親と離れての初めての旅である。

故にバランは旅の道中何度も気を揉んでくれていた。


「うん、正に快適そのものだったよ。前回は使えなかった施設も試せたし暇を持て余すことは全く無かったよ。」


実際、暇な時間は殆ど無かった。

前回使えなかった施設も楽しんだし、それ以上に教授との打ち合わせやディスカッション等があったからだ。


「そうですか、それは良かった。ではあと少しの船旅ですが最後まで快適な物に出来るよう最善を務めます」


そして、バランは敬礼をして部屋から出て行った。


「じゃあ、そろそろ我々も準備をしようか。まず、上陸したら今回滞在予定のホテルに向かうぞ。そして、そこから今回の目的の植物が生えていそうな場所を虱潰しに見て回る事にする」


と教授がこれからの予定を伝えてくる。


「分かりました。絶対に見つけましょう!!」


「いや、そう気張ってはダメだ。フィールドワークで目的の物が見つからないなんて頻繁にある事なんだ。一々気合を入れてたら、持たんぞ」


そう言って教授は笑った。

かなり適当だし普段は猫被ってる事も多いけど、こういう時はやはり歴戦の古代学者であることを認識させてくれる。

こういう時の教授は最高にかっこよかった。


そして、なんやかんややっている内に船は宇宙港に到着した。


「さあ、到着たぞアル君!君の旅第一号はここから始まる!心の準備はいいか?」


「はい!!大丈夫です!!」


これから始まるのは未知の惑星でのフィールドワークであり、知らない植物、知らない動物、知らない環境、そんな未知に溢れた中での宝探しだ。

どんな事があるのだろう。どんな物に出会えるのだろうと何度も想像を繰り返してきた。

そんな冒険の旅に俺は年甲斐もなくワクワクが止まらなかった。


そして、遂に俺たちは惑星アンティアに上陸した。



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