【決勝戦】拳姫ミーチャ vs 龍姫パイラン
【使用素材】
・Model tda式チャイナ輝夜 モデル:Tda モデリング:やまもと
製作:deathell 改造:みさぽん 改変:レッドブレイド
・Model リサ(R-18) Ver3 データ製作者:クラ_Td731
・BackGround stage_09 製作者/hazi:
----------------------------------------------------------------------
ついに始まる武道大会決勝。
拳姫ミーチャ vs 龍姫パイラン。
観衆に大歓声で迎えられる両者は、
すでに臨戦態勢に入っている。
レフェリーに呼ばれ武闘台中央に立つミーチャとパイラン。
簡素なルール説明中にミーチャが動いた。
なんと、パイランの痛めている乳房を鷲づかみにしたのだ。
パイランの脳髄を激痛が走る。
しかし、彼女は無表情、冷ややかな声でこういった。
「これはどういうおふざけですか?
目を血走らせながらミーチャはこういう。
『ふざけてんのは、あんただろ?
こんなコンディションで来やがって……
一流の武道家が持つ能力に"目付け"というものがある。
柔道家が、相手の胴着の着こなし方で錬度や実力がわかるように
武道家も、一目でおおよその相手のコンディションが把握できるのだ。
"私を相手に手負いで来たのか?"
それがミーチャの憤りの原因である。
それを冷淡に、そして的確な行為で返すパイラン。
彼女は、ミーチャが反応できぬ速度で彼女の右の脇腹を押した。
痛みで乳房を掴んだ手を離すミーチャ。
彼女もまた、前試合のリーピン戦でアバラ骨にヒビが入っていた。
「手負いはどちらも同じはず。そしてそれを言い訳に出来るほど武道は甘くない。
「構わず狙って頂いて結構です。無論、当たれば……の話ですが。
その言葉を受け、さらに猛るミーチャ。
しかし、冷静にたしかにその通りだと考えている自分がいた。
擬似的にではあるが、ミーチャとパイランは以前に戦っている。
その時は、ほぼすべての攻撃を凌がれミーチャが完敗しているのだ。
たしかに、一発当てるだけでも相当骨が折れるだろう。
プランはない。見通しも立ってはいない。
しかし、やる。
だから、やる。
それがミーチャ流であり、彼女の生き方そのもの。
すべては動きが導いてくれる。
レフェリーの指示で一旦、武闘台端まで下がる両者。
そして、強かに鳴らされるドラの音。
決勝の火蓋は今、切って落とされたのであった。




