表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/34

最弱と最強

馬「このキール(・・・)なんだけどさ、どう動かそうか?」

安さ「リール(・・・)は戦闘狂ってわけでもないしね」

馬「う~ん、むずかしいなこいつ」

安さ「そうかいね?」

そんなこんなで作者たちにも名前を間違えられるキャラというのもいました。日本人にはカタカナは読みづらいんデース。

  スマホの画面を見ていた國川はポツリと呟いた。


「さっき滝川が血相変えてこいつを連れて来てまたすぐに出て行ったから何かあると思ったが……。」


「何かあったのか?國川じい。」


「トムの奴が死んだようじゃ。あやつは別にどうなろうと知った事ではないが、あの能力を失うのは色々まずいのう……。これで我々の中でまともに動けるのはわしの奴隷1号……No.60六軒島怜斗だけとなってしまった。」


 六軒島は國川に軽く一礼。


「フフン。大丈夫だよ、じい。むしろこっちの方が俺としては好都合。」


「どういうことじゃ?」


「俺はあいつの裏切りの方が怖かったって話さ……。まぁ、あいつが死んだおかげであの子がなんの縛りも無く俺たちの陣営に加わってくれる。」


 と、タイミングを見計らったように滝川木ノ葉が上空より舞い降りた。


「トムに操られていても自我は普通に存在してるからね、話したら快く受け入れてくれたよ。トムを殺すって条件付きで。」


 ニッコリと微笑む滝川。


「ほう、そうじゃったか。じゃが、わからんのぉ。確かに滝川の機動力と探査能力の優秀さはわしも認めるが、トムを殺してまでとるほどのものか?あっちは人手も多い分、兵力としても優秀じゃが。」


「じいが懸念してることはよく分かるよ。俺たちは肉体派の集団ゴリ押しに弱いってことだろ?大丈夫、滝川の能力は近接戦においてもかなりの強さだと思うから。」


 目を見張る國川、滝川。


「滝川の最大100キロで飛翔可能ってあるだろ?あれ、0キロだとどうなるか考えたんだよ。恐らくは、絶対静止状態。あらゆる物理的干渉を受け付けないものだろう。まぁその間木ノ葉は動けないが……。100キロの攻撃力もバカにはできないしな。」


「なるほどのぉ。肉体派といえば天道、おぬし1位の能力分かるか?わしらの天敵みたいなやつじゃが……。」


「あぁNo. 1か?レール・サスキンソンとかいう奴だけど、あいつは動けないよ。自分の能力に殺されてるからな……。」


 ◇


  レールはその名を広く世に知られた凶悪殺人鬼である。彼は元々FBIの調査官だった。彼の名を爆発的に広めたのは日本でのある事件だった。

  10月10日の悪夢。FBI調査官、レール・サスキンソンが交差点にて突如として発狂。相棒の男の両眼を一瞬にして抉り取ると民間人、警察含め合計26人を惨殺。6人目にして何とか彼を取り押さえた警官によると彼は捕まる時、悪魔の様な笑みを浮かべていたという。

  彼の凶行はこれだけでは終わらない。囚人になって以降も惨殺は続いた。同房に入れられた囚人、気に食わない看守、監獄で働く清掃員、調理師。あらゆる方法を使い人を殺し続けた彼は遂には独房に入れられ人との接触の一切を断ち切られた。そして3日後の死刑執行を待っている最中、彼は今回のゲームによって再び解き放たれた……。


「クソッ、駄目だ何で俺は、あぁぁぁぁ。今になって殺した奴らの顔がチラつく。クソッ信じらんねぇ、とんでもねぇクソ能力だ。」


 ゲーム開始直後から自分の能力に嫌な予感を感じつつも行動したレール。呼吸するかの様に立て続けにNo.15、No.31、No.54の3人を殺したがそこで限界がきた。

  脳内に流れ込む胸糞悪い感情……。何だ?俺が、狂気の死刑囚と呼ばれたこの俺が殺人を悔いているだと⁉︎ありえない、ありえない、ありえなぁぁぁぁい‼︎


「暴れてますねぇ~、ランキング1位ともあろうものが情けない……。」


「誰だ?てめえ。俺は今イラついてんだ、殺されたくなかったらさっさと汚ねぇ口閉じて帰んな。」


 突如現れた青年は荒ぶるレールを鎮めているのか煽っているのか終始穏やかな口調で話した。


「できないでしょう?だから困ってる。“改造屋”の俺を雇ってみませんか?今なら1000ポイントで請け負いますよ。能力の改造。」


「出来るのか?この能力を変えることが?雇う、雇うから早く変えてくれ。もう駄目なんだ、早くしないと俺はぁぁ完全に狂っちまう。」


「分かった。俺は堂之内 天智。取り敢えず、能力のページ開いてくれ。」


 No.65 堂之内 天智(どうのうち あまち)

 ー若手作家の苦悩ー

 能力文に加筆・修正ができる。

 *・改変した分バランス保持の為に新たな条件などが発生する。

 ・能力名は変えられないため名前と何らかの関連が無ければ能力は無効となる。(この場合オリジナルも消える)

 ・能力を変える場合、必ずしもスマホに触らなくても良い。スマホに触って変えた場合はその能力は本人と改変者には無効となる。

 ・スマホに触らずに能力を変えるには、相手の口から名前・No.・能力名・正確な能力文を言わせなければならない。

 ・能力を変更した場合でもそれまで効果が続いていたものはその条件のまま続行される。その場合能力の効果は使用者に加えて改変者が殺されても止まる。


「さーて、どうするかなぁ。お、何々?天使の囁きかー、そうだなぁなら伝達系能力にしとくか。これならそこまで条件も重くならないだろうし……。これでどうだ?」


 ー天使の囁き(エンジェルウィスパー)

 人を傷つけると良心がとがめる。

 ↓

 天使を遣わすことで他者の脳内に直接語りかけることができる。

 *・No.を必ず指定しなければならない

  ・天使は無尽蔵に出てくる

  ・必ずしも天使は使用者の味方という訳ではない


「……清々しい気分だ。やっとあの感情を吹っ切れた。能力はこれで問題ないな……。おい、堂之内。俺と組もうぜ。お前がいれば今まで不遇だったランキング上位者が一気に無双できる。強能力に頼りきってる奴らを全員ぶっ殺そうぜ。」


「いや、俺はこの商売で儲けるだけ儲けたらさっさと脱出するつもりなんでな。ま、ビジネスパートナーなら引き受けてやるよ。」


 遂に3日目にしてランキング上位者達の逆襲が始まる……。






 レール陣営


 No.5早川(はやかわ) すばる

 ー雨男(レインマン)

 外に出ると自分の周囲に局所的に雨が降り出す。

 但し、本人が雨を願っている場合を除く

 ↓

 ー雨男ー

  自分の周囲に水を集めて操る

 *どんな状況でも水は周りに集まる。


 No.10星野 真帆(ほしの まほ)

 ーレンゴン君・無限発生ー

 発動すると本ゲームのオリジナルマスコット・レンゴン君(手足の生えた蓮根)の人形が発生し続ける。

 ↓

 ーレンゴン君・無限発生ー

 発動するとレンゴン君型戦闘ロボットが5分ごとに召喚される。

 *レンゴン君ロボットの制御は誰にもできない


 No.13 勝馬 鉄(かつま てつ)

 ー不運な数字(アンラッキーナンバー)

 発動すると13の倍数の参加者が全員死ぬ。

 ↓

 ー不運な数字ー

 指定したNo.の参加者に何か不幸な出来事が訪れる。

 *それと同じことが使用者にも起こる。



いろいろ紹介


No.1  レール        2020ポイント

本作最強の身体能力保持者、スーパーまではいかない野菜人くらい、でも影が薄い


No.5  早川         320ポイント

農家にはうってつけの能力をもらった人、本人の趣味は日光浴。未登場


No.10 星野         410ポイント

この時点では名前だけとりあえず出して中身何も考えてなかった人1、ロボットタグ担当


No.13 勝馬         380ポイント

この時点では名前だけとりあえず出して中身何も考えてなかった人2、彼は何というか運がない人です


No.60 六軒島        100ポイント

死んでから復活までのラグの間に奴隷にされた。どうやら爺は枯れていたようであんなことやこんなことにはなりそうにない、でもひでえと思う


No.65 堂之内        3000ポイント

早速3000ポイント集めて脱出しよう(・・・・・)としてる人、そんな簡単に逃がすと思うの?(ゲス)


No.69 滝川         320ポイント

自由の翼ってなんか進撃の●●っぽいね


No.90 天道         600ポイント

某お月様キャラ、でもあっちより残念。身体、能力を総合して考えた時に1番の雑魚。よく考えると両腕骨折したイケメンってかなりシュール


No.93 國川         80ポイント

爺というか老人はこれから先も出てくるが、その中で一番の老害、こうはなりたくない


No.15,31,54

本当に作者の怠惰な心で殺された人たち、後藤の時と違い能力すら出ない、救いなどない

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ