表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/34

能力者100人による殺し合い 後半

馬「チートドーン」

安さ「よし殺そう」

馬「ちょっと待て」


安さ「チートドーン」

馬「よし殺そう」

安さ「えー」

こんな感じでリレーやってるとやばいのが来たら暴走する前に殺さなきゃってなります、でも殺しきれなかった奴は暴走してくるわけで…うごごごごご

「俺たち、死んじまうのかな」


 No.22 叢雨健太郎(むらさめけんたろう)


「死ねねえよ、まだ甲子園行ってないだろ」


 No.19 嵐山恭一(あらしやまきょういち)


「っ!おい芥子川部長も来てるみたいだ!」


 No.34 風霧次郎(かざきりじろう)


「マジで?」


「マジだ」


「あの人がいるなら心強い、早く合流しようぜ」


「そんなこと言ってもなぁ…」


「ああ」


「どうしたんだよみんな!」


「「どうしたって…」」


「「じゃあお前早く能力解けよ」」


「ごめん無理そう」


 No.34 風霧 次郎

 ー臆病な隔離城壁ー

 心拍数が毎分100回を超えると自身を中心に一辺10mの正方形の結界が出現する、出現した結界は内外が隔離される、この状態で風霧が移動しても能力が解除されるまで結界は動かない。


「なあ、これ、完全に内外を隔離するんだっけ」


「うん」


「空気はなぜか入ってきてるみたいだけどさ、食料とかやばくね?」


「あっ」


「大丈夫だ、飢えて風霧が衰弱すれば自然と消えるはず」


「お前怖いこと言うなよ」


「ってかお前らの能力で何とかできないの?」


「「無理」」


 No.22 叢雨 健太郎

 ー天下落涙ー

 雨が降っているとき、雨の降り方を変える。(霧雨からスコールまでなんのその)


「俺雨天限定だし」


「嵐山は?」


「俺のはゴミだわ」


 No.19 嵐山 恭一

 ー必中角打ー

 足の小指をぶつける


「なにこれ」


「わからん、説明からしてゴミだろ」


「ゴミっぽい」


「あっでも必中ってあるし回避不可能とか?」


「俺の小指が犠牲になるのわかってる?」


「あっ」








「何あれ…カフッ…」


 口から喀血、しかしそれを抑える()はない

 No.100 艶ノ小路(あでのこうじ) 柘榴(ざくろ)


 ー殺傷権ー

 一日に7回まで、自身に触れるor視界に入った『モノ』を殺す権利、自身の命を脅かすものには自動発動(『モノ』は命だけでなく建物や行動など無機物や概念ににまでわたる)


 わたしがここに飛ばされてすぐ、坊主頭の3人組に出会った、今までわたしは同年代の人としゃべる機会なんて滅多になかった。ルールからして殺気が漂ってそうだが勇気を持って話しかけてみよう、仲良くなれ

 るかもしれない


「あ、あのっ」


「ん?」


「あん?」


「うお゛あぁぁぁああああ!!!」


 話しかけた瞬間、何かの能力だろうか、白い立方体が現れ彼らを包み込んでしまった。

 自身の容姿は理解しているがそれでもショックは受けるものだ。

 生まれた時から右腕がなく、体も虚弱、病弱、脆弱の三弱、火事で左腕も失った。その時のやけどの跡が顔の左側の2割くらいを占めていて、左目は見えない。

 右側だけは綺麗なのが余計に不気味な感じを出してしまっているのだろう。

 しかし、悲鳴を上げられるというのはやっぱりショックだ。

 わたしだって16の女の子なのである。








  昨夜から俺は山の中腹の杉の上からあるポイントを監視していた。


 No.48石井 剛(いしい たけし)

 ー精密なる投擲機ー

  直線100メートル以内の標的に自分が放った物を当てることができる。


  この道は山から街へ出るのに通らなければならない一本道だ。ここで獲物を待ち、山小屋で見つけた猟銃を使って狩る。

  ん、そう言ってる間に赤子を抱えた女が降りてきたな。2人とも当然参加者だろう……。恨みは無いがポイントのために死んでもらうぜっ。

  石井の放った3発の弾丸は真っ直ぐな軌道を描いて確実に女の頭、胸、赤子を捉えていた。しかし、当たる20センチ前ほどで弾速が不自然なほど下がり、弾は力無く地面に落ちてしまった。

  石井が信じられない光景を見た直後。呆気にとられて体が動かなかった僅か数秒間に女の反撃は完了した。


「ぐ、ぐえ。が、は。」


 石井は突然伸びてきた巨大な烏賊下足に握り潰され絶命したのだ。


「よしよし、いい子ですね〜、リョウちゃん。また、ママを守ってくれたのねぇ。ありがとう。」


 No.98御所(みどころ) リョウ

 ー女神の微笑みー

 ランダム能力・遠距離攻撃能力の対象に絶対にならない。人に触ることでこの効果は共有できる。


 No.81御所 鈴音(すずね)

 ー烏賊下足(ゲソ)

  体のどこからでも合計6本の烏賊下足を生やすことができる。烏賊下足は切られても再生し、伸縮自在。




 この戦いを杉の木の更に上空で観察するものがあった。

「天道さん、いました。A級ターゲット、"回避者"です。このまま追いますか?」


「ご苦労、木ノ葉。俺たちの拠点まで連れて来てくれ。何、母親がいる?……なかなか厄介な能力だな。なら赤子だけさらって来い。お前の速度ならなんてこと無いだろう?」


 りょうかーいと女は突風のように母子の傍を過ぎて行った。

  鈴音が気づいた頃にはリョウは風と共に消えていた。


 No.69 滝川 木ノ葉(たきがわ  このは)

 ー自由の翼ー

  背中に純白の翼が生える。最大、時速100キロで飛べる。


「國川ジイ、木ノ葉が回避者を見つけたようですよ。」


「ほう、これで必要なのは"死神"と"時計"だけじゃの。ゲームの完全掌握が見えて来たのぉ。」


「えぇ、私が思い描いた通りに進んでいますよ。やはり、あなたに出会えた事が大きい。」


 No.93 國川 滋海(くにかわ しげみ)

 ー奴隷人形ー

  死んだ参加者から1人を選んで永続的な奴隷人形に出来る。(この時人形は能力を使える)奴隷人形は7日に1体作れる。


「何、ワシなど大したことはしておらん。君ほど神の眼を使いこなせる者は居ないじゃろうな。今の圧倒的優位な状況を作った最大の功労者は間違いなく君じゃよ。」


 現在、天道陣営は3人の参加者で徒党を組んでいた。

 神の眼の天道、奴隷人形の國川、そしてこの場には居ない愛の抱擁のトム・スティラー。


 No.53 トム・スティラー(右足義足)

 ー愛の抱擁ー

  5分間両腕で抱きしめていた女性を1日の間魅了し、服従させる。1度に服従させられるのは8人まで。


 天道はトムの能力を使い、自分の欲しい能力者探しを行っているのだった。







  僕は田中 健太。偽名か?と疑われるくらい普通な名前だ。僕の人生はいつも普通に満ち溢れていた。容姿は普通、中肉中背でテストは全教科全て平均付近。人並みの事を人並みにこなすだけだった毎日。そんな時は常に変化を望んでいたけど、今なら分かる。普通が1番だったって。

 No.50田中 健太(たなか けんた)

 ー盗賊の遊戯ー

  毎日0時になると目の前にスロットが出現。50番を除く0〜100までの数字から1つ選ばれる。その日1日は選ばれた数字と同じNo.の能力を自由に行使できる。

 最初は喜んでいたこの能力も2日目の今はとても微妙だと分かった。

 1日目・No.60ー不死鳥の寵愛ー

  殺されると1日経過後にその場所で復活する。

  始まって最初に出た能力だったが僕はそこまで好戦的でも虚弱でもないから無難に敵をやり過ごしていたら1度も発動しないまま1日が終わっていた。使いこなすのに少し時間がかかるんだろうなぁ。でも、気を取り直して期待しながら出した2日目……。

 No.19ー必中角打ー

 足の小指をぶつける

  よく分からなかったので発動してみたらやたらと自分の小指が物に当たるだけだった。おかげで朝から両足の小指がヒリヒリする。19位の人はこんな能力で戦えるんだろうか?


  お分かりいただけただろうか?僕のこの能力がいかにゴミかということを……。大体、たった1日じゃあ他人の能力なんて使いこなせないんだよ。こんなもので僕はどうやって戦えば良いんだろうか?






  なぁ、タケ、知ってるか?今、ポイント所持ランキングで1位が誰か?

  えぇまだ2日目だぜ?普通に身体能力ランキング1位の野郎だろう。

  情弱だなぁお前、あの事件知らねぇのかよ。北の住宅街エリアで起きた毒ガス事件。1日目最多の死亡者数だぜ?なんでも毒ガスを出す能力者が加減を間違えて自分含めて周囲の人間をほとんどぶっ倒したらしい。

  なるほどなぁ、その毒ガス野郎もろともかなりの人間が死んだって事か。ケンちゃんはなんでも知ってるなぁ。

  バッカだなぁ、そしたら所持数1位に繋がらねぇだろ?いたんだよ生存者が。しかもそいつ能力奪えるやつだったらしくてそこに倒れてた11人全員にとどめを刺して能力を取って逃げたらしいぜ。

  11人分のポイントっていったい幾ら取ったのかな?

  自分のスマホで確認しろよ……。ほら、ここ見ろ1位の後藤って奴のとこ。

  なっ7460ポイント⁉︎

  だが、こいつ相当な戦闘狂らしくてな、自分は脱出せず、ポイント狙いで来る奴らを返り討ちにして楽しんでるらしい。

  え、て事は俺たちがこいつの所に行って殺せば、一気に2人で脱出できるのか?

  お前みたいなのが一番のカモなんだろうなぁ……。








 No.70 後藤 千坊丸(ごとう せんぼうまる)

 ー継ぎ接ぎフランケンー

  殺した相手の能力を体のどこかの部位に封じ込める。封じ込めた能力は同じ条件でその部位でのみ使うことができる。

 *・1つの部位に1つだけ能力は封じられる。

  ・能力を封じる前にその能力についての説明を運営から受けられる

  ・その部位が無くなると能力も失う。


 No.7、8、9、18、35、36、40、43、51、63、78、89、97。体の至る所に刻まれた数字は彼にとっては自分の輝かしい勲章の数々だった。

 あの時、最初に会った奴が幸運だった。まさかあれを取って直ぐに使うことになるとはな。


 口・No.18

 ー真空生存区ー

 発動後5時間、呼吸せずに生きられる。


 今までぶっ殺してきた相手の能力が忘れてくれるなと体に刻まれていく。最高だねぇ。現実に帰ってダラダラ虐殺妄想してるよりよっぽど良いなぁ。生きるってのはこういうことだなぁ。弱者をガンガン踏み潰して強者に登り詰める。最高だぜぇ、この能力……。

  後藤がゆらゆらと道を歩いていると突然、男の叫び声と共に罵詈雑言が飛んできた。


「けーけけっー、引きニートヤロォォー」


「ハーッ所持数1位がどうしたってぇー?」


「バカの鳴き声が聞こえるなぁ、きたか。」


 左足薬指・No.8

 ー叫々圏ー

 半径30メートルに人が入ると自分に対し罵詈雑言を叫ばれる。


  声のした方向に徐ろに指を向けた。


「これでさっさと消えろっ。」


 右手人差し指・No.78

 ー毒キノコガス弾ー

 体内の血液で生成されるガス弾を放つ。血液を多く使うほど毒ガスの威力は上がる。


「ぐあっっーー」


「ケンちゃーーーーん!」


「チッ、仕留めたのは1人か……。」


 そう言うと同時に後藤は能力発動、生き残りの真ん前に降り立った。


 右足親指・No.63

 ー同体交換ー

  自分の身体の一部が付着しているものと現在地を入れ替える。1日5回のみ。


「け、ケンちゃんをやったのはお前かーー!」


「これで終わっとけ。」


 後藤の燃えるエルボーがクリーンヒット。残った1人も能力を見せないままに倒れた。


 右腕・No.35

 ー燻る右腕ー

 右腕が燃える。*本人は熱くないです


 たくっ、昨日の一戦以来現れるのは雑魚ばかり。早く骨のある奴に会いたいもんだぜ……。

 後藤は次なる標的を求めて南下を始めた。


 


いろいろ紹介


No.19 嵐山   820ポイント

野球部部員その1、2年生、まともかもしれない男子高校生です


No.22 叢雨   790ポイント

野球部部員その2、2年生、健全な男子高校生です


No.24 ケン   死亡

まともに出番がありつつ本名が登場しないキャラその2、タケとは親友だったんじゃないかな?


No.34 風霧   670ポイント

野球部部員その3、1年生、やんちゃな男子高校生です


No.48 石井   死亡

かませその3、どういう立場だったか作者たちも覚えていない


No.50 田中   510ポイント

主人公になっていたかもしれない男2、後から出てくる濃すぎるキャラに飲まれることになるのでお楽しみに


No.53 トム   480ポイント

本作品タグ『ハーレム』担当の男、能力からお察しください、この後濃すぎるキャラに…


No.69 滝川   320ポイント

「翼をください」が叶った人、作者も飛んでみたい


No.70 後藤   8440ポイント

タグ『殺人鬼』担当、こういう作品に一人はいる戦闘狂、彼に町脱出という発想はない


No.73 タケ   死亡

まともに出番がありつつ本名が登場しないキャラその3、いいやつだったよ…


No.81 御所(親)730ポイント

将来恐ろしい教育の鬼になって下手すると虐待とか起こしそうなお母様、触手だぁぁぁあああ!


No.93 國川   80ポイント

Theゲス爺、彼の能力はよみがえらせた相手にあんなことやこんなことを…


No.98 御所(子)30ポイント

ようするにひらりマント、赤ん坊で動けないため主に人ではなく道具として作者に認識されていた。


No.7,8,9,18,35,36,40,43,51,63,78,89,97

馬「100人もかけるかな?」

安さ「なら消そう!」

こんな感じでまともな描写すらなく消された哀れな被害者たち、彼らの能力は後藤が持っているため能力だけなら出ます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ