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第六話:〇〇宣言

最近更新スピードをあげてきてるんですが、どうでしょうか?その分誤字脱字は多くなりますがご容赦のほどをm(._.)m



そいつはいきなりやって来た。


「楠木十拳はいるか!!」


それも授業中に。そいつは体格がもう、レスラー並にがっしりしてて頭はハゲ………もとい、丸くしていた。そして、左腕のほうに『部隊長』とおそろしく達筆で轟々しく書かれたワッペンを貼っており、表情はかなりご立腹の様子だ。これがあの部隊長なのだろう。来栖に顔を向けると

「こいつだよ!こいつ!」

と言ってるような表情をしていた。

「もう一度聞く!楠木十拳はどこにいる!?」


もう先生なんかそっちのけである。可哀相に、滝川先生(25歳、男。結婚はしておりかわいい娘さんが最近産まれた)はおろおろして泣きかけている。………これ以上の迷惑はかけられんな。俺は意を決して席を立った。


「俺がそうですが?」


そいつの前まで行くとそいつは俺を値踏みするかのように頭から足までじろじろと見たあと


「話がある。ちょっとついて来い。」


と言って教室を出た。仕方がないので滝川先生に


「すみません。授業、抜けます。」


とだけ言ってあとに続いた。







ついて行くと部屋に案内された。


「ここは?」


「俺の部屋、つまり部隊長の部屋だ。」


本部長の部屋とは180度違い、ここはなんていうか荒々しい。刀やら槍やら弓やら、はては銃器類まである。…………全てレプリカであることを切に願う。


「なんで、俺をこんなところに?ええっと………」


「俺の名前は豪田雅ごうだまさで三年生だ。」


「豪田……先輩?」


一応は先輩なんだから先輩はつけなくちゃな。


「単刀直入に聞こう。お前は生徒会自治本部長と付き合ってるのか?」


「いや、付き合っていませんが。」


即答で返事をした。まぁ統べる者と統べられる者というかなり特別な関係だが。するとどうだろう、さっきまで怖い顔をしていた豪田先輩は


「そ、そうか!」


というと嬉しそうな、安心したような顔をした。この人は八重さんが好きなのだろう。おそらく、絶対に。


「とんだ誤解をしてしまって申し訳ない。」


豪田先輩は素直に頭を下げてきた。根は良い性格なのだろう。


「もし、俺が八重さんと付き合ってたなら先輩はどうしたんですか?」


興味本位に尋ねてみた。


「殺してた。」


「………本当に(泣)?」


「冗談だ(笑)。半殺しぐらいだったから安心しろ!」


もう一度いよう!根は良い性格なのだろう。そうであってほしい(泣)!……………………………本気で助かった〜!


「では、そろそろ帰ってもいいっすか?」


「おう!本当にすまなかったな!」


部屋を出ようとドアに近づいたらいきなりドアが吹き飛んだ。それがちょうどドアの正面にいた豪田先輩におもいっきり当たって、先輩を巻き込みながらさらに奥まで飛んでった。

ドアを漫画みたいに飛ばすなんて、いったいどこのどいつだと思いつつドアがあった方に向いた。そこには


「大丈夫か楠木!?助けに来たぞ!」


やけに切羽詰まった顔をした八重さんがいたのだった。って


「や、八重さん!?」


「ッ!?楠木!怪我はないか!?」


「どこも怪我してないから大丈夫ですよ。それより落ち着いて下さい。」


「わ、わかったよ…。」


八重さんが落ち着いたのを見計らってなぜ、何故俺が部隊長に呼ばれたのを聞いてみた。


「どうして、わかったんですか?」


「ああ、お前の友人が休み時間に慌てて訪ねてきてな、それで慌てて来た理由を聞いてな。たしか、来栖とかいったな。」


あいつか………。まぁ後で礼ぐらいは言っとこう。

落ち着いたかと思ったら、今度は八重さんは心配そうな顔をして


「本当になんかされなかったのか?」


と尋ねてきた。犬耳も心なしか元気がなさそうだ。


「ええ。八重さんとは付き合ってるのかって聞かれたぐらいですから。」


すると、どうだろう。今度は真剣な顔をしてきた。


「………………なんて言ったんだ?」


「はい?」


「だから、なんて答えたのかって聞いてるんだ!」


切羽詰まったような八重さんの顔におされながらも正直に


「付き合ってませんと言いましたよ?ちゃんと。」


と言った。ん?なんかどす黒いオーラが八重さんから出ているぞ(泣)?


「………部隊長はどこにいる?」


「あ、あそこにいますよ!ほらっ!ドアの下敷きになってるやつ!」


ゆら〜っと豪田先輩の倒れてるところまで行くと豪田先輩を片手で楽々と持ち上げた。……………さすが神様だけあるな。豪田先輩見た感じ100キロはありそうなのに。何をするのか見ていると八重さんは豪田先輩の頬を叩きながら


「おいッ!起きろ!!」


と何度も言い始めた。豪田先輩の頬がいい感じに真っ赤にはれた頃にようやく先輩は覚醒した。


「本部長ッ!?どうしてここに!?ってか痛い痛い!!」


本気で泣きかけてる。よっぽど痛いんだろう。そう言われてやっと八重さんは頬を叩くのを止めて


「いいか?一度しか言わないからよ〜く聞け。楠木はな?私の………ご主人様だ!」


………………合ってるような合ってないような。まぁ統べる者と統べられる者の関係は捉えようによってはそうなんだが…。ほらっ、部隊長もすっごく驚いてる。


「ご、ご主人様?」


「そうだッ!!」


そんなきっぱりと言わなくてもいいと思うのですが?


八重さんがこっちを見てきて、かわいらしい笑みを浮かべて


「なっ?私のご主人様♪」


と言ってきたのであった。


…………明日から楽しみだな〜(泣)。いや本当ですよ?みんなから白い目で見られるの決定ですから♪それに部隊長に殺されるだろうなぁ〜!あっ、半殺しだっけ?










しょーとすとーりー

「八重さんパワー」




「八重さんってどのくらい強いんですか?」


「な、なんだ?薮から棒に…。」


「いや〜!八重さんってなんかすっごい力持ちじゃないですか?だから気になって……。」


「ん〜。女なのに力持ちって言われるのは少し辛いな(苦笑)。そうだな、ルナチタウム合金とか30もある特殊装甲板とかなら簡単に壊せるぞ?」


「マニアック過ぎですよ……。」


「じゃあランクがS+級の宝具って説明したほうがわかりやすいか?」


「あまり変わんないですよ……。」


「そうか?最近やってるんだが楽しいな!運命は!」


「まぁ訳したら運命っていう名のゲームですけど。八重さんって以外にオタクですね。」


「楠木もな。」


「…………………。」


「…………………。」


「うわぁ〜ん(泣)!八重さんにいじめられた〜〜!!」


「そ、そうなのか!?」

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