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ノーライフ・ライフ  作者: 黒留ハガネ
三章 魔力の深奥
93/125

設定資料集【年表・地理・人物・その他】

2012.10/27 年表追加

――――――――――――――【地理】――――――――――――――



 下が世界地図。赤線は赤道。南半球にはほぼ陸地がない。

 瓢箪型の陸地がマホウ大陸、その東にある大陸がフの字型の陸地がフノジ大陸、西にある群島が西方諸島。南半球にある陸地がヌラァフ大陸。


挿絵(By みてみん)



『マホウ大陸』


 中央を南北に走る山脈にそれなりの鉱物資源が埋蔵されている。

 南の丸の南西の海岸の沖合いには暖流と寒流がぶつかる潮目があり、種類も量も豊富な魚介類が獲れる。港にするのに適した波の穏やかな湾が多数にあり、南部にある港なので冬に港が凍る事も無く年中漁ができる。更にその湾に流れ込む大小様々な川があり、水運に優れ、水源の確保が容易な上に、過去に度々起きた氾濫のおかげで周辺の大地はこれ以上ないほど肥沃。海側からたっぷりと水分を含んだ風が吹き付けてくるため雨量も多い。そのせいでよく川が氾濫する。



・エルフィリア


 ロバート一族、エルフが所属。東の森に存在する人口650人程度の隠れ里。

 「東の森」と呼ばれる大陸東部の大森林地帯の奥深くにある。東の森の植生は針葉樹落葉樹広葉樹、松の木の様なものからバオバブっぽい太い木まで節操が無い。豪雪地帯で、毒蛇や大型の肉食獣が跋扈し、触るとかぶれる草やら薬草によく似た毒草やらがうじゃうじゃしている。

 長耳金髪碧眼の種族、エルフが住む。エルフは全員マッチポンプの裏側を知っている。

 里の文化は随所に日本的傾向がある。瓦、甚平、きんつば、芋の煮っ転がしなど。

 生物(含ノーライフ)の複製は禁術。研究以外での使用は禁止されている。

 金の単位はシアン。1炎貨=10火貨=1000灯貨=一万シアン。1シアン=1円

 炎貨は金、火貨は銀、灯貨は銅にグブレイシアンを混ぜてある。

 フノジ大陸と間接的な交易を行っている。フノジ大陸の人間で生きている方が害になるような人間を選んで顔を変えた後ゾンビ化させ、交易させる。里から輸出した商品はそのゾンビに渡し、「独自のルートで仕入れた珍しい商品」として売り払う。売った金でフノジ大陸の商品を買い、里に持ち込む。こうする事で里の情報を隠したまま交易可能。

 機密文書には日本語が使われる。

 満月の日にはエルフィリアの中央のトレントの木を囲んで飲めや踊れや歌えのちょっとした祭りが開かれる。

 五人の議員から成る議会がある。十八歳以上の里人全員を投票者かつ被投票者とし、得票数上位五人が議員となる。議員は里内部の政策、対外政策(主にマッチポンプの動向)、財政状況、ブラックゾーンな研究開発などの機密資料閲覧権を与えられる。当然守秘義務はある。シルフィアとの直接議論をする事ができ、書類処理の一部も任される。


 エルフは全員十四歳でムスクマロイの秘薬を飲み、魔力覚醒する。日本人と同レベルの異様な風呂好きで、毎日一回は入浴する。

 エルフは八歳~十五歳まで基礎学習院で義務教育を受ける。科目は国語(ビルテファ語)、歴史、地理、数学、理科、魔法学、美術、体育。体育は体育というか狩猟訓練に近い。基礎的な剣術と健康法程度の体術も学ぶ。基礎学習院の院長はロザリー。

 基礎学習院卒業後は大学に進学できる。

 大学では国語、数学、歴史、地理が必修。

 ナルガザン語、イクシニア語、フビッタ語、日本語、天文学、地学、経済、医学、生物、化学、物理、魔法、魔術、錬金術、魔導が選択。各科目は更に細かく分類されている。

 大学は五年制で、最初の二年は講義を受け、残りの三年で卒論を書く。三年以内に書けなければ退学。卒論を仕上げた者は、その時点で残りの期間に関係無く卒業資格を得て、卒論の有用性に応じて褒章金が出る。三年の間に幾つ卒論を出しても良い。褒章金の額は累積される。

 卒業後にまだ研究を続けたいという意思のある者は研究院に就職可能。一定期間成果が出なければクビだが、給料は月給百万シアン(≒百万円)。更に研究の成果に応じてボーナスがつく。

 学費は基礎学習院から大学まで全過程無料。


 エルフィリアには魔法に関連して以下の法律がある。

 「複製魔法の使用禁止」

 「ノーライフ類の作成禁止」

 「指定された場所以外での魔質の創造・使用・持ち出し禁止」

 「無許可で外国への外出禁止」……外出時はロバートが一人同伴する規則になっている。魔法技術についての口外は禁じられている。自衛以外での魔法・魔導の使用は禁じられている。

 「人生セーブ&ロードの限定的許可制」…… 兵役(里周辺を哨戒し主に獣を追い払う)に就いている者、危険な実験をする者はセーブ可。兵役期間・実験が終了すればセーブデータは削除。生命に関わる大手術の前、あるいは現代医学で治療不可能な病を患った場合、本人の希望があればセーブ可。前者は手術が失敗した場合ロードされる。同じ人間が二人にならないよう死亡確認は厳重に行われる。セーブデータ管理も厳重に行われ、ロードに必要な魔力鎖のコード列は秘匿されている。



 以下の資格がある。

 魔導師資格……魔導装置(『杖』)の作成や改造、魔導研究の際に要求される。 

 錬金術師資格……魔質の作成・研究、マジックアイテムの作成・改造・修理などのために要求される。

 医師資格……医療行為のために要求される。魔法・科学双方を用いた医療について熟知する必要がある。


 ホムンクルスは三十歳まで生命を保証される。一日一回セーブを行い、怪我をすれば即座に回復。病気も治療。死んでも直前のセーブデータからロードしてやり直せる。事医療に関してはエルフよりも優遇されている。三十歳を超えれば必要に応じて実験室逝き(拒否権無し)。


 エルフィリアの主な施設はお屋敷(シルフィア達の住居)、転送室、研究塔(研究院)、大学、基礎学習院、複製所など。

 研究塔は『ロバー塔』とも呼ばれる。部屋割りは以下の通り。


 1エントランス

 2法術実験室(旧:魔術第一実験室(主にマウス実験))

 3魔術第二実験室(主に魔質を使ったノーライフ化実験)

 4第一観察室(ノーライフ化した小型動物の経過観察)

 5第二観察室(法術関係の小型動物の経過観察)

 6魔導改造実験室(魔導による肉体改造動物実験)

 7

 8

 9

 10

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 12

 13魔核室

 14魔核談話室

 15魔導試用室

 16魔導分析室

 17魔質作成室

 18魔質保管室

 19工作室(マジックアイテム試作室)

 20マジックアイテム保管室

 21魔質解析室

 22コード解析室

 23

 24

 25休憩室・トイレ

 26食堂

 27仮眠室

 28

 29コード資料室

 30資料室

 31会議室

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 47セーブデータ管理室

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 49研究塔管理室

 50展望室



 エルフィリアの主要人物は以下の者達。


 ロバート……普通過ぎない程度に普通の面構え。金髪碧眼。生前の無欲さがゴースト化した事で更に磨きがかけられ、異常なレベルになっている。精霊兼魔王兼大学の学長。

 エマーリオ……ロバートの子孫。魔法学の父。あらゆるスペックが異常なレベル。ナルガザン帝国に一人挑み、6800人の兵を道連れに玉砕した。

 シルフィア……エマーリオの孫。現実離れした超絶美女。金髪碧眼、ポニテ。ヴァンパイア。エルマーへの愛が異常なレベル。エルフの女王。

 エルマー……精悍な顔立ちの美男。金髪碧眼。天才的な剣士。ヴァンパイア。シルフィアへの愛が異常なレベル。シルフィアの夫。

 アンゼロッタ……シルフィアとエルマーの娘。エルフの姫。

 テウルスタ……シルフィアとエルマーの息子。エルフの王子。

 ロザリー……ひょろっとした細身長身でそこそこの胸、金髪ショートカット。日溜まりで丸くなった猫のように弛んだ顔。頭が回る。生前は小さな商家の一人娘だった。基礎学習院の院長で、生徒に慕われている。

 ラキ……ヴァンパイア少女。金髪セミロング。素直な性格。シルフィアのメイド兼補佐官兼秘書

 ルフェイン……魔法研究塔の名誉研究員。ヴァンパイア。

 プラント・ゴースト……トレントのゴースト。満月の夜になると踊りを見せびらかすためにやってくる。

 アイリス……徹底的なDNA改造の結果、十八種類の法術鎖を常時同時生成維持する事に成功した、究極のホムンクルス。金髪碧眼で、耳は長くない。典型的なビルテファ系の容姿。美女。

 魔核……基本的にロバートによってマジカルな名前を付けられる。マドカ、サヤカ、ナノハ、サクラ、ホムラ、キューベー、ユーノ、フレイヤ、ソロモン、エイワスなど。教育もロバートが行っている。



・ビルテファ王国(没)


 魔法を管理する「教会」、王族、貴族、平民が存在する。魔法を掌握する教会の権力が大きい。国民は金髪碧眼の白人。帝国に滅ぼされた。

 言語は王国語。アラビア文字に似ているが左から右に書く。



・ナルガザン帝国


 「強いは正義」な国。大陸中部から南部にかけて存在する。国土面積はエレメン教国の三倍ほど。

 魔法を求めてビルテファ王国を侵略し、滅ぼした。王国の領土を併呑して一時期大陸一の領土と国力を誇っていたが、第一次魔王城攻城戦の失敗を契機に転落。旧王国領がエレメン教国として分離独立し、南西部の一部もノーヴァー連合国の建国時に削られたため、現在は王国侵攻前よりも国土を減らしている。

 帝国人は主にナルガザン人と呼ばれる黄色人種。紫髪黒目で、好戦的。言語は王国南部の訛りを更に強くした帝国語。鉄器も使うが防具は革が主体。

 それほど高度な文明を持っていなかったが、王国を併呑した際に様々な技術を吸収したため、特に武具の製造においてそれなりに高い技術を持つようになった。

 以前は一年に一度武術大会が開かれ、優勝者と皇帝が戦い、勝者が次の一年間皇帝を務める形式を取っていた。七十六代皇帝シモン以降、ナルガザン帝国における帝位は血筋で継承されるようになった。具体的に言えば、皇帝とある程度近しい血の繋がりがある者(子、孫、甥、姪)が命懸けで総当たり戦をし、最も強い者が次期皇帝となる。

 武官は武術大会の成績優秀者から選ばれる。

 王国を侵略した結果マンドラゴラを手に入れたが、毒の中和法は失伝させてしまい、後にロバートの手によってマンドラゴラも葬られた。

 帝国での地位の序列は、皇帝>武術大会入賞者>軍人>帝国民>元王国民。

 帝国軍は精霊隊と戦士隊に分けられる。

 魔法使いは最も多い時で百七十人いたが、全滅して誰一人残っていない。

 帝国の総人口が千四百万、帝国軍が十二万。

 金の単位はギル。1ギル=2円程度

 皇帝一族には聖剣エクスカリバーが受け継がれている。



 ナルガザン帝国の主要人物は以下の者達。


 ハンス……剣士。強い。

 第七十三代皇帝……エカテリーナ。双短剣使い。低い魔力密度を生かした戦闘法で皇帝にのし上がった。九年という最長在位記録を打ち立て退位。病にかかり、息を引き取った。

 第七十五代皇帝……ババンバ。短槍使い。魔王討伐に向かったが、死んだ。

 第七十六代皇帝……シモン。弓使い。得意技はヘッドショット。

 第七十七代皇帝……シモンの息子。実質的にはその鬼嫁

 第八十一代皇帝……ゼノビア。第二次魔王城攻城戦の指揮を執った。聖剣エクスカリバーの初代担い手。



・エレメン教国


 国土は旧王国とほぼ重なる。大陸北部に存在する。

 精霊教の教皇(大司教)をトップに据えた宗教国家。国土が大陸北端の山脈にある魔王軍本拠地に面しているため、アンデッドの襲撃が多く、またそれに対抗する精霊使いの数、精霊の分布数も多い。

 教皇は最も力のある、つまり高度なスペルを行使できる、もしくは対アンデッド戦で戦果をあげた精霊使いが就任する。

 公用語は帝国語(ナルガザン語)


 エレメン教国の主要人物は以下の者達。


 初代大司教……ニパ。魔力覚醒しているが魔法は使えない。物凄くアンラッキーで、物凄く悪運が強い。天寿をまっとうした。

 四代大司教……ロテス。第二次魔王城攻城戦で戦死した。


・ノーヴァー連合国


 エレメン教国の独立のどさくさに紛れてちゃっかり建国した大陸南西部の国。

 豊かな土地から取れる豊富な作物に、海から取れる多様な海産物、船を利用した海運と、生産性に優れている。紅茶と香辛料、砂糖を生産している。

 万死の長城のせいで交易のほとんどを海運に頼らざるを得ない状況に陥っている。

 「イクシニア」「キオ」「ナナナン」「パッツァモネ」「テスラマスラ」という五つの小国が集まって建国した国。イクシニア語が公用語となっている。

 商人の一部が死霊教と癒着している。商人は死霊教徒、もしくはゾンビに物資を横流ししたり、精霊教の目から匿ったりし、代わりに死霊教は商人の依頼で邪魔者を消したり、商売敵の弱みを探ってきたりする。死霊教を支援した結果人間が滅びたらどうするんだ? という問題はあるものの、いざとなれば精霊様がなんとかしてくれるさ、というのが密かな共通認識。


 エレメン教国の主要人物は以下の者達。


 トレド……商家の三男。なかなかのやり手だった。

 店主……とある都市の片隅で酒場を経営している外見年齢四十過ぎの女。死霊教徒。



・魔王軍


 大陸北端の山脈の奥地にある魔王城を本拠地とする。出先機関として連合国と帝国の国境に万死の長城がある。

 万死の長城は基本的に人間お断りの封鎖状態だが、死霊教と癒着している商人ならばコッソリ通す。ただし通行料をそれだけで足が出るほどガッポリ頂戴する。通行料は多額の金銭であったり、生贄であったりする。

 魔王ロバートによって完全に統制された勢力で、ウィスプ、ゾンビ、リッチ、スケルトン、デュラハン、リビングアーマーによって構成されている。

 魔王城とその付近は北半球北部にある上に標高が高いため年中寒く、山道も整備されていないため、攻めるに難く守るに易い。

 テキトーに人間を苛めるのがお仕事。



『ヌラァフ大陸』


 フビッタ=ヌラァフによって支配された土地。


・フビッタ=ヌラァフ


 有体アンデッドの人間達。背が低く、大人でも身長は精々130cm程度。黒髪黒目で、褐色の肌。

 男は彫の深い厳しい顔をしている者が多く、女は可愛いというよりも凛々しい者が多い。男は全員髪を短く刈り込んでいて、女は全員三つ編みにしている。

 槍を持ち歩くが、フビッタ=ヌラァフ=キャリグは槍の代わりにスルペェティの角でできた王笏を持つ。

 フビッタ=ヌラァフは全員魔力覚醒している。魔力操作をそれなりに高いレベルで修めている。

 全員が過去に暴君によって殺され、ゾンビ・リッチとなっている。



・暴君


 昔、ヌラァフ大陸を支配した暴君。魔法使いだった。名前は禁忌として語られない。



・フビッタ=ザクゥ


 背が低い人間。フビッタ=ヌラァフの元となった。フビッタ=ヌラァフより下の権力層に位置し、フビッタの法律でもヌラァフに対して不平等な扱いを受けている。



・アラシェプトナ


 フビッタ語で「栄光の都」を意味する、フビッタの首都。オロス山の南にあるラクス湖の畔にある。石造りの町並みには大小様々な水路が縦横無尽に走り、上下水道の区別もされている。

 暴君の墓があり、グブレイシアンが安置されている。

 ヌラァフ大陸の大部分のフビッタはここに住む。



・スルペェティ(ワイバーン)


 オロス山に巣食う空飛ぶ爬虫類。生まれた時から魔力覚醒しており、魔力を認識できる。魔力密度は1.6~1.8mp程度で、魔法は使えない。警戒心が強い。

 六~十頭ほどで一つの洞穴に住む。仲間意識が強い。総個体数は二千前後。

 体は腹以外深緑色の鱗で覆われている。ゴツゴツした突起がある厳めしい顔の頭頂からは鋭い角が生えている。50cm程度の尾があり、こちらは先端部分は鱗がない。後脚はがっしりしていて爪も鋭い。全体的に筋肉質で、ハンマーで殴ったぐらいではビクともしない頑強さを誇る。翼には細かい羽毛が生えている。雄の角は純白で太く、雌は乳白色で細めの短め。全長3.6m、翼長7m、体重190kg。死亡すると体重は470kgになる。最大飛行速度は150km/h。

 体重軽減法術を持っていて、自重を軽減している。肉食で、狩るのは主に羊。たまに馬、熊、イルカなど。肉の味は薄くて淡白。無駄に噛み応えがあり、一応食べられるがあまり美味しくない。

 乾季の前には巣の中のドキド・キノコを食べ、乾季が空けるまで丸一ヶ月仮死状態になる。この時に体内の体重軽減法術を再構築する。代謝と共に法術は減っていくため、乾季明けで法術が最も多い時期に頻繁に狩りに出て、乾季が近づくにつれて狩りの頻度は落ちる。


  

『西方諸島』


 マホウ大陸の西にある群島。粘性の低い溶岩によって隆起してできた島々は海抜が低く、植生は四季があるため多種多様。大型の肉食動物が存在せず、生物の楽園になっている。鳥類を筆頭に、ペンギンも陸亀も猿も昆虫も数多い。

 島々の海岸は浸食されて広々とした白い砂浜になっていて、沿岸部には浅瀬が広がり、コンブのような海草が繁茂して森をつくっている。この海草は西方諸島近海にしか生えない。

 一番大きな島の砂浜の一部とその周辺の森の一部がリゾート開発されている。



・ネッシイ


 西方諸島近海に生息する水棲のドラゴン。魔力覚醒はしていない。

 外見的にはフタバスズキリュウによく似る。体色はくすんだ青で、イルカのような滑らかな肌に、長い首。手足はヒレ状になっていて、尻尾がある。体長は三メートル半にもなり、首の長さを含めれば優に五メートルを超える。30km/hで泳ぐ。

 専ら浅瀬で活動し、砂浜にあがって休憩したり、産卵したりする。

 気性は穏やかで、賢く、人懐っこい。満月の夜には月に向かって合唱する。鳴き声は「キュー」「キュアーウ」「キュクルルル」「キョ!」など。総個体数は十万頭以上。

 西方諸島にのみ生える海草を主食とする。



『フノジ大陸について』


 マホウ大陸の東にあるこの星最大の大陸。フの字型をしている。

 広大な大陸なだけあって同じ大陸でも緯度に大きな差があり、「フ」の「一」地域は寒冷な気候で、冬になると川や湾が凍りつく。「ノ」部分の緯度はマホウ大陸と同程度で、南に行けば南国の気候になる。雨量も多く、動植物に溢れた豊かな地域。

 大体「一」の北地域に人間が住み、「ノ」の南地域にドレイクが住んでいる。



・ドレイク


 外観的には小型のティラノサウルス、もしくは手負いの襲撃者、もしくはガッチリしたランポス。もちろん現地名があるが、ロバートは断固ドレイクと呼ぶ。

 体色は薄茶色で、強靭な足腰と分厚い筋肉、頑健な鱗、ズラリと並んだ鋭い牙を持つ。手と足の爪はさして発達していないが、人間程度なら顎で首を噛み付かれたら容易く喰い千切られる。肉食、食欲旺盛で、繁殖力が強い。知能もそれなりに高く、連携して狩りを行い、鳴き声で意思疎通を図る。火を警戒はするが恐れるほどではない。昔は恐れていたが学習してしまった。

 屈強な肉体を持ち、初歩的な火器程度では通用しない。



・アングローク人


 白髪碧眼の白人で、身体能力に優れるわけでもなければ、魔力覚醒もしていない。文明レベルは近代のはじめ程度。初歩的な火縄銃程度の火器を持つ。

 多数の国家を乱立させている。中でも大陸西部の湖から少し離れた場所にある「ソビシア」と、ドレイクの生息域から若干北上した位置にある「フフリカ」が代表的。



・ソビシア


 夏しか使えないとは言え湖を領土に持ち、商業で栄えている国。東西の交易の中継地点であり、瑪瑙の産地でもあり、蒸留酒発祥の地でもある。ドレイクの生息域から持ち帰ったジャガイモっぽいイモを栽培し、酒を造り、それを蒸留して作る蒸留酒は寒さの厳しい北地域で体を温めるのには欠かせないものとなっている。封建制で、交易で大陸中の富が集まっていて、活気がある。寒さが厳しいからこそ助け合いの精神が根付いていて、民の心には健全な競争心が灯り、ドロドロした足の引っ張り合いや権力争いは薄い(自然の驚異を前にして人間同士で争っている余力が無いため)。



・フフリカ


 ソビシアよりも若干暖かい気候に恵まれているのだが、あくまでもソビシアと比較して、であり、温暖だとは口が裂けても言えない。ドレイクとの勢力争いの最前線の国で、合衆国っぽい。国としてまとまってはいるが地域(部族)ごとの権力が強い。男子には兵役の義務があり、成人してから五年は前線に出なければならない。フフリカの領土の南はドレイクの活動域と被っているので、そのあたりの土地を守るために従軍する。おかげでこの国の男達はガタイが良い。もう百年単位でドレイクとの争いを続けている(法暦51年時点)。



訓練所サファリパーク


 大陸南部、ドレイク生息域の真っ只中にある。エルフ達の実戦訓練に使われる。



『条約』


 マホウ大陸系のノーライフとヌラァフ大陸系のノーライフの間には条約がある。


・ヌラァフはノーライフ(ロバート、もしくはロバートの支配下にある不死者)の許可なくマホウ大陸に侵入しない。

・ノーライフはヌラァフの許可なくヌラァフ大陸に侵入しない。

・ヌラァフ大陸に存在するあらゆる資源の所有権はヌラァフに帰属する。

・マホウ大陸からヌラァフ大陸に人間が渡来してきたら、ヌラァフは魔王・精霊のマッチポンプに話を合わせ、問答無用で追い返すか、殺害しなければならない。殺害した場合は復活させてはならない。

・ノーライフはノーライフが所有する娯楽を目的とした遊具・図書をヌラァフに全て開示しなければならない。

・他大陸で犯罪を犯した場合、犯罪を犯した者は他大陸の法に則って裁かれる。

・関税自主権は双方に認められる。

・領土、領海、領空は(省略)という基準に基づいて決定される。



――――――――――――――【宗教】――――――――――――――


『教会』


 正式名称不明。ビルテファ王国にて隆盛した。人間に魔法を授ける神を信仰する宗教で、魔法を握り、魔法使いは全員ここに所属した。かなりあくどい方法で金を巻きあげていた。

 幹部が全員魔法使いであったため、帝国の侵攻時に一人残らず殺されてしまい、信仰は廃れた。



『祖霊信仰』


 帝国に根強く残っている土着の信仰。先祖や戦死した先人達の魂を敬う。



『精霊教』


 初代大司教、ニパ。精霊を敬い、尊ぶ。信仰対象は精霊だが、良き隣人という感覚が強い。

 アニミズムの側面を強く持ち、自然を大切にする。謙虚であれ、敬虔であれ、というのが教え。自然を敬い、動物を敬い、互いに尊重しあう。富める者は貧しい者に分け与え、悪人にも良い所を探す。

 教国と連合国の国教。



『死霊教』


 密教。成立後、裏世界に瞬く間に広まった。魔王を崇拝する一神教で、アンデッドに協力する。信者は少ないが狂信的な者ばかり。いあいあ。

 魔王が現れた時から存在する邪教。人間を陥れ、唆し、滅ぼそうとしている魔王を崇拝し、アンデッドに協力する狂気の宗教。彼等は決して表には出ず、社会の裏側で蠢いている。普通に生きていれば死霊教の存在を知る事すらない。

 裏社会での存在感は凄まじいものがある。裏社会のある程度深いラインを超えるとそこはもう死霊教一色。表の正義が精霊教なら、裏の正義は死霊教。老いない体、強力な邪法の力。妖しい魅力に取り憑かれ入信する者は後を絶たない。

 連合国の有力な商人の大部分と蜜月の関係にある。



・魔王

 最高権力者。アンデッドの親玉。魔王の命令は絶対である。マホウ大陸最果ての北の山脈にある魔王城に居る。


・司教

 リッチとなり、魔王の命を受けて一つの街での策謀を取り仕切る。アンデッドは精霊に判別されてしまう(という設定)ため、精霊使いとの遭遇を避けるために表社会から姿を消し、地下に身を潜める。


・司祭

 助祭の中でも信仰心が篤く、有能で、魔力密度が高い者が選ばれ、黄金の蜂蜜酒(ムスクマロイの抽出液を混ぜた蜂蜜酒)を飲んで魔力覚醒する事によって成る。アンデッドではないため、精霊には判別されない。策謀の実行犯は大抵司祭である。


・助祭

 アンデッドの手引き、精霊教への妨害工作、情報操作、各種根回しを行う。司祭やアンデッドの手助け、計画の下準備が主な仕事。


・信徒

 一般的な死霊教徒。日ごろから情報収集をし、集会に参加した時にそれを提出する。異教徒なら家族すら売る。


・名状し難き者

 ウィスプの隠語。闇に潜み、精霊の目を掻い潜って情報を集めている(という設定)。決まった形はないが、どの個体もおぞましい姿をしている。ふんぐるい むぐるぅなふ。


・墓に群れる者

 犯罪者上がりのリッチ、ゾンビを指す隠語。アンデッドと言うと彼等を指す事が多い。立場的には司祭より上、司教より下。しかし司祭よりも使い捨ての手駒にされやすい。



――――――――――――――【単位】――――――――――――――


 1メートル=0.98ミール

 1クロネ=0.97グラム

 一年=365日、12ヶ月、一日24時間。


 エルフィリアの通貨単位はシアン。1炎貨=10火貨=1,000灯貨=一万シアン。1シアン=1円

 帝国の通貨単位はギル。1ギル≒2円

 連合国の通貨単位はマニー。1マニー≒2.5円



――――――――――【対外的な設定】―――――――――――


 ロバート達が世界の魔法、科学、文化の発展などを影から操るためにつくられた設定。


・魔王

 人間を滅ぼそうとしている邪悪な存在。現在は魔王城にいる。古代文明を滅ぼし、自身も時の精霊使い達に滅ぼされたが、千年ぶりに復活した。


・アンデッド

 魔王の配下。邪悪な存在。ゾンビ、リッチ、スケルトン、デュラハン、グール、ウィスプ(駄レイス)の総称。人間社会に溶け込んで不和と腐敗を撒き散らしたり、人間を襲って殺したりする。アンデッドは悪人を優先的に襲う。邪悪な心に惹かれているらしい。アンデッドに殺された者はアンデッドとなる。


・魔王軍

 アンデッドの軍勢。各地のアンデッドが魔王城に集められたもの。


・魔王城

 大陸北西の山中にある城。魔王がいる


・精霊

 古代人が創造した魔法生命体。土水火風の四種類がいる。古代、魔王と相討ちになり力を失ったが、現在少しずつ取り戻しつつある。呪文に呼応して精霊魔法を使用できる。人間に紛れたアンデッドを見分ける事ができる。善良な存在で、魔王を挫くために色々がんばってる。豊かな自然の中で力の回復が早まる


・古代人

 高度な文明を築いていた黒髪黒目の人々。魔王に滅ぼされた。


・古代語

 古代人が使っていた言語。呪文。精霊魔法はこれを唱える事によって発動する。


・精霊魔法

 呪文を唱える事で精霊の力を引き出し魔法を行使できる。


・精霊使い

 精霊と契約し、精霊を使役して精霊魔法を使う者。


・契約

 霊魔法で高度な呪文の使用制限を開放するために必要な儀式。


・エルフィリア

 精霊が集まる集落。なにかアンデッドと因縁があるらしい。魔王軍とは不戦協定を結んでいるらしい。古代魔法を含む高度な魔法を操る。


・聖剣エクスカリバー

 精霊の力の結晶。斬られたアンデッドは再生する事なく昇天する。



――――――――――【精霊魔法について】――――――――――



 ロバートの分身達による魔法代行システム。呪文に反応し、ロバートの分身がその呪文に応じた現象を起こす。呪文を唱えれば誰でも使えるのが最大のメリット(魔力覚醒している必要がない)。呪文は古代語と呼ばれるがぶっちゃけただの日本語である。

 デフォルトでは簡単な呪文で簡単な現象しか起こせない(本当は起こせるが起こしてくれない)が、複雑な呪文の習得、契約の締結、儀式のクリアなどにより制限が解除されていき、より便利で強力な現象を起こせるようになる(という設定)。

 属性をかけあわせる事で魔法の拡張ができる。たとえば水+風で治癒魔法が使える。四種類の精霊の力を合わせれば通常の魔法を全て再現できる(という設定)。未実装。

 精霊魔法(笑)には四つの属性がある。

 

 土属性……土の精霊、ノームが起こす土の魔法

 水属性……水の精霊、ウンディーネが起こす水の魔法

 火属性……火の精霊、サラマンダーが起こす火の魔法

 風属性……風の精霊、シルフが起こす風の魔法。風の精霊とか言っちゃってるけど実の所空気の精霊。



 Lv1スペル開放条件:なし

 Lv2スペル開放条件:握手を交わし、精霊に自分の専属になってもらう

 Lv3スペル開放条件:精霊と追加契約をし、精霊の指輪に精霊を宿らせる


 各スペルの効果の目安は、


 Lv1スペルが「生活にちょっと役立つ。頭使えば一応戦闘にも使える」

 Lv2スペルが「標準戦闘用。単体攻撃・防御」

 Lv3スペルが「複数攻撃・防御。大火力」

 Lv4スペルが「マップ兵器」※未実装


・精霊の指輪


 トラペゾヘドロンをヒヒイロカネでコーティングしたリングにグブレイシアンの珠をはめたもの。契約の指輪とも呼ばれる。Lv3以上のスペルの多くは魔力消費が激しいため、Lv3以上のスペルを唱えた時は精霊が指輪のトラペゾヘドロンを通してエルフィリアに設置された魔力保存用巨大アダマンティウムから魔力を引き出している。表向きは精霊の力の結晶(笑)であり、魔力の増幅(笑)器とされている。



・ノーム


 容姿のベースはロバートの父。身長は140cm程度。灰褐色の短髪には白髪が混ざり、風雨に削られた巌のよう顔はゴツゴツした印象の他にも不思議な滑らかさを感じさせる。長い口髭と顎髭は髪よりは白っぽい。頭には赤いとんがり帽子が乗っかっている。

 背筋はシャキッと伸び、こげ茶の長袖シャツとズボン、革の長靴を装備。声は重々しい威厳のある低音。設定上の性格が「寡黙」のため喋る機会はほとんどない。


・ウンディーネ


 容姿のベースは今は亡きロバートの娘の大人の姿。優しく麗しく儚げな美貌に、イヤミにならないギリギリのレベルの起伏に富んだ身体。腰まで届くロングストレートの髪は凪いだ海を思わせる深い蒼。反対側が透けて見える極薄の布を何重にも重ねてできたゆったりとした水色の羽衣を身にまとい、胸元には貝殻のペンダントをかけている。

 声は微かにエコーがかかった耳にするりと入り込む優しげな美声。


 水属性Lv3スペル:ヒーリング(清らかなる水よ。癒しの精霊ウンディーネよ。体を巡り、不浄を清めよ。生命は再び雄々しく脈動する。たちまちの内に失われた血は満ち、骨は甦り、肉は癒される。慈しみはいつしか慈しみとならん。彼の者に今一度立ち上がり立ち向かう力を与えん)……具現鎖亜種を利用した治療魔法。死んでいなければ(形質魔力があれば)全快する。



・サラマンダー


 猛禽類をイメージした厳つい青年の顔に、短く刈り込まれた燃えるような(実際燃えてるようなもの)赤毛。全身ムキムキで、上半身裸だから鍛え上げられた筋肉を見せつけるにはもってこい。着ている服は黒いハーフパンツのみ、靴すらはいていない。装飾に乏しい代わりに身体の輪郭が陽炎のようにゆらめくエフェクトがついている。

 声は若本さんリスペクト。



・シルフ


 外見年齢は十一、二歳、容姿のベースは今は亡きロバートの妻。可愛らしく顔立ちに、好奇心にキラキラ輝く碧眼。セミロングの金髪は緑色。服装は若草色の薄手のワンピースで腰にベルトがついていて、その上から深緑色のベストを着ている。靴は先が少し尖ったよく妖精がはいているような革靴。蔦と花の冠をかぶっている。ちなみにワンピースの下は覗いてもなんだかよくわからないモヤモヤが邪魔して見えないようになっている。

 子供らしい無邪気な、ただし多少霞がかって神秘的な声。


 風属性Lv1スペル:ブリージング(吹きぬけよ清純なる風)……そよ風を起こす

 風属性Lv2スペル:ウィンドカッター(我が敵を切り裂け風の刃)……風の刃で敵を切り裂く

 風属性Lv2スペル:ウィスパー(我が声を風精霊の同胞へ)……契約しているシルフから契約しているシルフに声を伝える

 風属性Lv2スペル:エアリアルバリア(清き風よ護りの盾となれ)……風の防壁を作る

 風属性Lv3スペル:テレポート( )……



・変則的精霊魔法マッチポンプ


 フノジ大陸では変則的精霊魔法が適用される。スペルの性質が変わり、殺傷力が増している。

 フノジ大陸では魔王の設定は適用せず、ドレイクにゾンビドレイクを混ぜてけしかけることでアンデッドの代わりとしている。 


 水属性Lv2スペル:フリーズランサー……吸熱効果を追加。命中した対象から急激に熱を奪う効果をつけてみた。魔法によって強制的に熱を奪われた生物は内側から凍りつく。

 火属性Lv2スペル:ファイヤーボール……熱を無理やり与えて瞬時に血液を沸騰させ内臓を焼く。

 土属性Lv2スペル:グランドアンガー……土で敵を飲み込んだ後瞬間的に超高圧をかけて圧死させる。


 全体的に通常の精霊魔法より命中精度は悪くなっている。


――――――――――――――【年表】――――――――――――――


B.E.235 ロバート、憑依

B.E.229 ロバート、ムスクマロイ発見。魔力覚醒

B.E.215 ロバート死亡、ゴースト化

B.E.205 ロバート、魔力密度を上げはじめる

B.E.190 ロバートの村が火災で焼失

B.E.166 ロバートの魔力が大気と同密度まで回復

B.E.136 ロバートの魔力が草と同密度まで回復

B.E.? 木霊の発見

B.E.? ロバート、クリエイト・ゾンビ/スケルトンの習得

B.E.76 エマーリオ、誕生

B.E.6 ロバートの魔力が生前と同密度まで回復

B.E.5 ロバートとエマーリオの邂逅。魔法と魔術の分類。「学問としての魔法」がつくられはじめる

B.C.1 エマーリオ、死亡

法暦元年 ビルテファ王国の滅亡。東の森に里がつくられる

法暦11年 生物の複製魔法が禁術指定される。東の森の地図完成

法暦12年 シルフの誕生

法暦13年 ウンディーネ、ノーム、サラマンダーの誕生

法暦15年 エカテリーナ病死、精霊魔法運用開始、マンドラゴラ絶滅

法暦16年 第一次魔王城攻城戦

法暦18年 精霊教、死霊教の成立

法暦20年 エレメン教国の独立、ノーヴァー連合国の建国

法暦30年 基礎学習院の設立

法暦33年 グブレイシアンの発見

法暦34年 チオチモリンの発見

法暦39年 シモン崩御

法暦40年 タキオンの発見、相対魔力密度mpの制定、錬金術の確立

法暦41年 帝連領土戦争、万死の長城建造

法暦46年 メタトロンの発見、法術の確立

法暦47年 フビッタ=ヌラァフとの邂逅、不死者条約の締結

法暦48年 スルペェティの生態観察

法暦49年 ドキド・キノコの発見、アラシェプトナの大改修、ダークマター種別エネルギー差の発見

法暦50年 西方諸島の探索、リゾート開発

法暦51年 フノジ大陸の探索、変則的精霊システムの導入

法暦52年 里での魔法学全面解禁、大学の設立

法暦54年 魔力のエネルギー量推定

法暦59年 「プラント・ゴーストの生態研究」発表

法暦60年 「魔法による文化への影響」発表

法暦62年 「mp中のdm数推定」発表

法暦64年 「存在時間延長法」「質量消失拡張論」発表

法暦65年 フェンリウムの発見

法暦72年 パリスチールの発見、魔質革命

法暦74年 魔力伝導式魔法コード構築法(魔導)の確立

法暦85年 アジム理論の提唱、『杖』第一世代開発

法暦87年 『杖』第二世代開発

法暦93年 「マテリア式魔法コード特定法」発表

法暦100年 飛空艇建造

法歴108年 挿入コード発見

法歴109年 接続コード発見

法歴115年 具現コード発見、セーブ&ロードが可能になる

法暦122年 魔核創造

法歴123年 複製鎖作成成功

法暦127年 『杖』第三世代開発

法暦129年 分解鎖作成成功、魔力鎖自動解析が可能になる、コード解析装置の開発・始動

法歴130年 単体元素解析終了、一部化合物解析終了

法歴132年 コード解析装置の改良

法歴133年 カビの形質魔力の解析完了

法歴147年 ネズミの形質魔力解析完了

法歴148年 人間の形質魔力解析完了

法暦156年 里をエルフィリアに改名、エルフの誕生

法暦177年 精霊魔法Lv3スペル解放

法暦178年 超変換の発見

法暦179年 第二次魔王城攻城戦、聖剣エクスカリバー出現

法暦191年 「dmアダム理論」発表

法暦192年 「中性子星理論」発表

法暦203年 ホムンクルス製造開始

法暦211年 ホムンクルス製造凍結

法暦213年 魂(偽)の世界間移動を確認

法暦219年 アンゼロッタとテウルスタの誕生

法暦220年 ミハエル・エッカート(ガイア出身ホムンクルス)によりトランジスタ及びノイマン型コンピュータの原理が伝わる

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