二十七話 魔法老女
ラキはシルフィアのメイド兼補佐官兼秘書である。元が教養が無く才能も微妙な人間でも、九十年も生きて(?)いれば書類捌きはそんじょそこらの文官よりも早く正確になり、紅茶淹れは宮廷の給仕係を凌駕するようになり、武芸も雑兵相手なら無双できる程度にはなり、魔法知識も相応に身につく。
今回はラキのある日の過ごし方を追ってみよう。
朝日が昇る前、ラキはまず屋敷の一室を出て浴室に入り、五右衛門風呂で湯浴みをする。里人は日本人と同レベルの異様な風呂好きで、一日一回は風呂に入っている。ヴァンパイアに勿論代謝はないが、人間と同じように活動していれば汚れてしまうものである。風呂の水は完全擬似物質の水をムスペリウムで沸かしたものであるため、入浴後水は消失し、釜についた汚れを拭うだけで良い。掃除は楽だ。
湯浴みを終えたら今度は洗濯しておいた紅白の巫女服に着替える。シルフィアがロバートから異世界の神職の衣装の話を聞いて作らせたもので、最近ラキはこればかり着ている。普段着で、仕事着である。着心地も良く気に入っていた。たまにロバートが「日本かぶれのアメリカ人……」と微妙な顔で呟くのは気になるが。
着替え終わったら二人分の食事を作る。ヌラァフ大陸産の香辛料、西方諸島産の魚介類、里で飼育している家畜や家禽の肉などををふんだんに使った贅沢な料理だ。本日のメニューは猪肉のブルスケッタ、ミネストローネ、ブイヤベース、仔羊肉のロースト、シーザーサラダ、葡萄シャーベット、ロゼワイン。朝っぱらからフルコースである。
料理が出来た頃、食堂にシルフィアとエルマーがやってくるので、ラキは料理の配膳をする。ここで注意するのは料理をそのまま出さず、完全擬似物質にして出す事だ。完全擬似物質は時間経過で消失するため、味や温度はそのままに、吐き出す手間を省く事ができる。ちなみにこれはノーライフの特権だ。生物が完全擬似物質で食事をとると、料理が体に吸収されてから(血肉に変わってから)その吸収された物質が消失するため、ショック症状を起こしたり、体調不良を起こしたりする。最悪死ぬ事もある。
シルフィアはテーブルについてエルマーとイチャイチャしながら食べていたが、ワインを口に含むと眉をちょっと上げて言った。
「いつものと風味が違うけど?」
「八年物のロゼワイン、フェンリウムで人工的に低温状態にした倉で寝かせたものです。お口に合いませんでしたか?」
「悪くは無いわ。エルマー、どうでしょう」
「ん? んー……旨い!」
ラキはほっと息を吐いた。
ワインは瓶、もしくは樽の中身を元にした完全擬似物質であるため、開封する必要がなく飲み放題である。しかし経年で味は変わっていくので、里では常に新しいワインがつくられている。
食事が終わると二人は名残惜しげに抱擁を交わす。そしてエルマーは最近ハマッているドレイク狩りのためにフノジ大陸に出かけていき、シルフィアは書類仕事のために執務室へ向かった。ラキは残された料理(複製元となった料理)をハウスキーパーのメイド(人間)に払い下げ、シルフィアの後を追った。
午前中、ラキは基本的に書類仕事に忙殺される。
研究院及び大学での研究成果と、その成果の用途案をまとめた書類。マホウ大陸、ヌラァフ大陸、フノジ大陸、西方諸島での最新の動向の報告書。上空に居るロバートが観測する雲の動き、気温、湿度などから大雑把に予測する天気予報(ロバートには専門知識が無いため「大雑把」が限度)。里人からの各種要望。揉め事に対する裁判の要請。ヌラァフ大陸の借用地から採れた作物のリスト。里の畑の作物・実験作物の生育状況、品種改良の途中経過。その他諸々。
執務室には常に辞書・電卓・伝令係のロバートが一体いるため、シルフィアとラキは有効活用しながら仕事を進める。
「311×3012」
「936732」
「魔法を使った無免許治療の判例なんですけど」
「治療時の状況と結果は?」
「子供が料理の手伝いをしていて指を切り母が治療した、とありますね。普通に治ったようです」
「それなら緊急性は無かったと見なして良いな。法暦七十九年と八十三年の事件。二十万シアン以下の罰金」
「タキオン需要高まり凄いですね……前年比1.6倍って。元が少ないですけど」
「発電は全部タキオン式だからなぁ」
「もうちょっと生産ペース上げられます?」
「そりゃ上げれるが。なぜ」
「今度西方諸島のビーチに行く時は電気の照明がいいです」
「はいはい……」
エンハンサイトで性質を強化したタキオンは実用性を増し、実質的な永久機関として発電装置に使われている。今まで照明にはグブレイシアンが使われていたが、寿命の長いフィラメントが発明され電球が実用段階に入ってからはタキオン発電による電力供給を受けた電球が主流になっている。
昼に休憩を挟み、午後三時頃に仕事が終わる。ここからは夜まで自由時間だ。
ラキは一年近くずっと貯めていたお金を小袋に入れ、いそいそと買い物に出かける。目指すは魔法具店だ。
魔質を使ったアイテムを総称してマジックアイテムと呼ぶのだが、マジックアイテムは総じて非常に高価だ。魔質を作るためには大量の魔力が必要で、その魔力の収集にそこそこの手間がかかっているし、部品に希少金属の魔質が使われる場合がある。ロバートが地道にじわじわじわじわじわじわじわじわじわじわじわじわじわじわじわじわじわじわじわじわじわじわじわ長ぁぁああああああああああああああああい年月をかけて魔力密度を上げてようやく発見した魔質をお手軽価格でホイホイ取引されるのを嫌がったという事も大きい。
現在魔法具店で販売している商品は以下の通りだ。
グブレイシアンランプ……198,000s。
タキオン式電球……………350,000s。
タキオン式扇風機…………880,000s。
フェンリウム冷蔵庫………1,500,000s。
ムスペリウム暖房…………1,180,000s。
永久包丁……………………3,000,000s。ドヴェルギウム製。永久に錆びず、折れず、研ぐ必要もない。
マテリア(無記録)………80,000s。
マテリア(記録済)………81,000~598,000s。
『杖』第一世代……………3,980,000s。
『杖』第二世代……………7,600,000s。
カートリッジ………………480,000s。四種類×一個一セット。
魔力充填……………………20,000s。空になったカートリッジに魔力を充填してもらえるサービス。
魔力計測器…………………380,000s。タルコフを使った魔力計測器。
魔力貯蔵器…………………898,000s。円筒形のアダマンティウム。形質魔力を保存できる。
※s=シアン。1s≒一円
「ロバートさーん!」
「ここでは店長と呼べ」
魔法具店に入り店の奥に声をかけると、ロバートがふわふわ出てきた。
「頼んでた『杖』できてます?」
「二日前にできてる。金持ってきたか? 第二世代のオーダーメイドだから七百八十万シアンな」
「どやっ」
ラキは小袋の中身をカウンターの上に空けた。ロバートはそれを確認して頷く。
「OK、まいど。ほれ」
「うわー! うわー! ここで開けていいですか!?」
「構わん」
ラキは目をキラキラさせて細長い箱を受け取り、開けた。そこに入っていたのは第二世代の『杖』だ。先端付近をクリスタルで装飾され、淡いピンク色に塗装された棒で、長さは70cmほど。最新型、第二世代の『杖』である。第一世代との変更点は四つ。
一つ目は電源。小型のタキオン発電・蓄電装置が組み込まれていて、勝手に充電を行うため、第一世代と違い電源を交換する必要がない。
二つ目は魔力集積分離蓄積装置。賢者の石で集めた魔力をフェンリウムとムスペリウムで温度調節をしたメタトロンを通して分離し、魔法基ごとに分けて貯蔵する装置が組み込まれている。カートリッジでの補給と比べて集積量は微々たるものだが、塵も積もれば山となる。魔力集積は自動的に行われるため、放置しておけばそれなりに蓄積されている。カートリッジによる魔力供給とスイッチで切り替えて使用する、カートリッジの補助的機構だ。
三つ目は形質魔力蓄積部。これは単に柄の部分がアダマンティウムになっているだけだ。ここに自分の形質魔力を溜め込んでおき、いつでも引き出して使う事ができる。魔導は効率100%の魔法だが、まだまだ起こせる現象が限られているし、応用性にも欠ける。効率12.5%とは言え通常の魔法の方が未だ有効だ。実用性を高めるための部分である。
四つ目は魔導切り替え。魔法コードの研究が進み、「何かよく分からない圧力」を出せるようになったため、「圧力魔導」「熱魔導」「熱波魔導」の三つをスイッチ一つで切り替えて使えるようになっている。「何かよく分からない圧力」は端的に言えば衝撃波のようなもので、発動すると前方に圧力波を放出する。ちなみにこの「前方に」というのがまた画期的で、魔導に方向性を持たせる事に成功したこのコードの発見者はその論文で大学を卒業している。熱魔導は『杖』の先端を熱くするだけの魔導で、熱波魔導は熱魔導と圧力魔導を組み合わせ、その名の通り熱波を放つ魔導である。直撃すれば距離と出力にもよるが大火傷は間違い無い。
四つも新しく機能を詰め込んだため、第二世代の『杖』は第一世代よりも二回りも大きくなっている。しかしこれが技術と流行の最先端であり、持っているだけで自慢できる。何か実用的な物事に役立つわけではないが。ちなみに『杖』を筆頭としたマジックアイテムの分解や改造は違法である。
ラキは新品の『杖』を両手で抱えてきゃあきゃあ言いながらくるくる回った。
「気に入ったか」
「もちろんです! 流石ロバッ……店長、良い仕事してますね! 惜しむらくは恋人のプレゼントじゃないところでしょうか。自費で購入って。誕生日でもないのに」
「お前恋愛のレの字も無いもんな。あと年齢的に魔法の杖もってても全然魔法少女じゃn」
「早速試し撃ちしてきます! ではでは」
「それに巫女服に金髪に魔法の杖とかマジで洋風か和風か統一しろと小一時間、いやかなり俺のせいだがそれでも和洋が全くと言っていいほど折衷できt」
ラキはぶつぶつ言っているロバートを放置して店を出た。
ラキは研究院に移動し、転送室に入った。そこは棚がずらりと並んでいるだけの部屋で、その棚にはポツリポツリと黒い石が置いてある。トラペゾヘドロンである。
トラペゾヘドロンは距離や遮蔽物を無視して同質の魔力の輸送を可能とする魔質だ。鉛を魔化したトラペゾヘドロンに形質魔力を記録させると、そのトラペゾヘドロンが魔力を距離や遮蔽物に関係無く共有するようになる。従って形質魔力を記録したトラペゾヘドロンを割ると、全ての破片間で魔力の送受信ができるのだ。破片Aをパリスチールで密封された空間内に入れ、破片Bを空間外に出しておけば、パリスチールの内外でも魔力の移送ができる。
なお、この性質は真空を隔てていても適用されるため、トラペゾヘドロンを積んだロケットを打ち上げ、宇宙開発も開始されている。
ラキは『ラキ/マホウ・里←→フノジ南部・訓練場』とラベルが貼られたトラペゾヘドロンに魔力を送り込み、転送魔法を使った(※)。ロバートが個体間で転送した方が手っ取り早いと言えば手っ取り早いが、エルマーやラキ、シルフィアはトラペゾヘドロンを使う事が多い。現行の精霊&魔王システムに懐疑的なユーミールの影響で、あまりロバートに頼りすぎるのもどうかという風潮が出てきているのだ。
「……うーん。空気が濃い、気がする」
フノジ大陸の転送室から外に出たラキは胸いっぱいに空気を吸い込んだ。
フノジ大陸南部の転送室はドレイクの生息域の真っ只中の小屋である。小屋の周囲は深い森で、蔦の絡まった木々の間を色鮮やかな鳥や猿がとびまわり、得体の知れない鳴き声が遠く木魂する野生の地。当然ドレイクもいる。ただしヒヒイロカネの網状ドームで囲まれているため転送室から出た途端にドレイクに蹂躙される事は無い。しかしドームから一歩出ればそこはもう弱肉強食の世界だ。現に今もドームの周辺をのっしのっしと大柄なドレイクが歩いている。
このあたりは特にドレイクの生息数が多く、訓練場……通称、サファリパークと呼ばれている。
「さーてとっ! ロバッ……園長、ちょっと訓練行って来ます。一時間で戻ります」
「OK。一時間なら四回だな。スカラ! スカラ! スカラ! スカラ!」
ラキは小屋の傍で待機していたロバートに声をかけ、肉体強度上昇魔法を重ねがけ(複数回使ったのは継続時間延長のため)してもらう。これでドレイクの攻撃を受けても痣になる程度で済む。
二重になっているヒヒイロカネの格子戸を開けてドームの外に出ると、出待ちしていたドレイクが早速跳躍して飛び掛ってきた。
「マジカル☆フレア・バースト!」
それに対して『杖』を腰溜めに構え、最大出力熱波魔導で迎撃するラキ。『杖』から周囲の空気を歪めながら熱波と衝撃波が放出され、ドレイクは数メートルも吹き飛んだ。地面に重々しい音を上げて墜落したドレイクは焦げてプスプスと煙を上げ、ビクンビクンと痙攣している。ラキは一発圧力魔導を追加で叩き込んで息の根を止めてから次の獲物を探す。
「ぐぬぬ……ネーミングがイマイチ……熱の余波でちょっと熱いし……我慢できる程度だけど……うーん」
低い下草を踏み分け、頭上から垂れる蔦を避けながらジャングルを行くと、またドレイクが現れた。
「悉く灰燼に還せ、炎王! ……名前負けかなー。炎じゃなくて熱波だし」
二体目のドレイクも返り討ちにし、
「上手に焼けましたー! ……これは根本的に違う気がする」
背後から忍び寄ってきたドレイクも振り向き様に黒焦げにし、
「ヒィィイト、ウェーッブ! ……やっぱりシンプルが一番かな?」
『杖』で四体目のドレイクの頭を強かに打ち据え、間髪入れず熱波魔導で追撃しトドメを刺す。
次の獲物を探してウロウロしていると、二本の刀を腰に差したエルマーと遭遇した。
「おっ? ラキじゃん」
「あら? 奇遇ですね、エルマーさん。今帰りですか?」
「おーよ。思う存分狩ったからさ。ちょっと生態系壊しちまったかも分からん」
エルマーが帰るなら、とラキも早めに切り上げて帰る事にした。二人は連れ立って帰途に着く。
「何頭狩ったんですか?」
「三百から先は数えてないな!」
「……まあこのあたりのドレイクは99%ロバッ……園長が造った完全擬似物質というか完全擬似生物ですから(※2)、生態系には影響無いでしょうけど。相変わらず化け物みたいな強さですね、エルマーさんは」
「うむ! でも新調した刀に慣れきってないからな、今は弱くなってるが」
エルマーは腰に刺した二本の刀、『勝龍剣』と『覇道剣』の鞘を撫でた。勝龍剣がドヴェルギウム製、覇道剣がヒヒイロカネ製で、勝龍剣は鉄よりも軽く覇道剣は鉄よりも重い。重量が異なる刀を使い分けて戦うスタイルだ。どちらの刀も物理的に変形・劣化しないため、どれほど乱暴に扱っても折れず、曲がらず、錆びず、斬れ味が落ちず、手入れの必要が全く無い。
「弱くなって半日で討伐数三百超えですか」
「スリルがあって楽しいからなー。調子が上がる上がる」
「スリル? もしかして強化魔法かけてもらってないんですか?」
「うん」
「……あまりシルフィアさんを心配させないで下さいよ」
「俺はシルフィアを残して死なん! もう死んでるけどさ」
二人は転送室から里へ帰還した。エルマーは早速シルフィアとイチャイチャしに行き、ラキは夕食の準備を始める。夕食もフルコースなので、ラキは準備にてんてこまいだ。
「ラキさん、下ごしらえできてます」
厨房に巫女服にたすきがけをしながら入ってきたラキに、新入りの下っ端メイドが言った。
「あらありがと。時間的に結構余裕あるから休んでていいよー。後は私がやるから」
「んー、暇になりますね。あ、そだ、御主人様の寝室のベッドメイキングしておきましょうか?」
「死ぬよ?」
「えっ」
「ロバートさんと私、あとロザリーさんまではセーフだけど、それ以外が寝室に入ったら死ぬ。というか殺されるから。私同僚の惨殺死体は見たくないな」
「……大人しく待機してます」
「賢明賢明。ゆっくりトランプでもやってなさい」
ラキはまたフルコースを作り、給仕もこなした。シルフィアとエルマーが食後の休憩を取っている間に素早く夫婦の寝室の掃除を済ませると、それでもうラキの仕事は終わりである。窓の外にはもう丸い月が昇っていた。
廊下の窓辺に立ち、ぼんやりと月を見上げるラキ。その淡い月光は百年前からずっと変わらない。
「な~にアンニュイになってるのかな~っと」
「ロザリーさん。こんばんは」
廊下の角からロザリーがひょっこりと顔を出した。ラキの隣に立って一緒に窓の外を見る。
「ばんはー。何? 月? あら満月」
「満月だとヴァンパイアは絶好調になるってロバートさんが言ってましたよね」
「……なるの?」
「いえ別に」
「だよねー。まー私もゾンビだけど日光浴好きだしねー。異世界の伝承なんてアテにならんってーことだろーねー」
「ほとんど名前が同じなだけですもんねえ」
「それにしても異世界の名前って字面がカッコイイよねー。漢字好き。知ってる? ヴァンパイアって日本語だとこう書くんだよ」
ロザリーは窓ガラスに「吸血鬼」と書いた。
「私はひらがなの方が好きですけど。柔らかい感じがして」
ラキは「吸血鬼」の上に「きゅうけつき」と書く。それを見てロザリーがハッと気付いた。
「待って。『きゅうけつき』に『月』の字が入ってる! ヴァンパイアと月の関係はここから来てるのかも! 今度ロバさんに聞いてみよー」
「『つき』が『月』なら『きゅうけ』はどんな漢字当てるんですか?」
「さー? 『旧家』とか?」
「どんな月なんですか」
二人はそのまま毒にも薬にもならない雑談を朝まで延々と続け、空が白み始めた頃になるとラキは部屋に戻り、ロザリーは学校へ出勤していった。
そんな他愛の無い一日。
フェンリウムで『杖』の基礎回路を超伝導状態にすれば効率上がるかなーと思ったけど調べてもよく分からなかったのでやめておいた。
一応『杖』では「5×10^5dmが電子一個分の電荷に相当する働きをする」「起電力1V」「電気抵抗率は銀と同値」、という事で計算しておきました。まあこまけえこたあいいんじゃないかな! 圧力魔導の反作用とかさ!
あとそろそろ三章も終わりが見えてきました。残り8~10話ぐらい? 【既出設定集】はもういちいち編集するのが面倒なので三章が終わってから一括更新します
※
パリスチールはdmを遮断するが、魔法は遮断しない。従って「魔法の発動点を起点とし、一定範囲のモノを転送する領域を展開する」という転送魔法ならばパリスチールも転送できる。余談だがゾンビやヴァンパイアの転送で法術鎖も転送されるのもこの概念に基づいている。
※2
生物の複製は禁術だが、サファリパークのドレイク複製は例外的に認められている。




