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ノーライフ・ライフ  作者: 黒留ハガネ
二章 蠢く者達
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十八話 精霊達と不死の剣

 里ができて十三年目、俺が合計十二体に分裂した頃、シルフィアは本当に今更ながら年号を作った。名付けて法暦。現在、法暦十三年。今までもちょいちょい書類上で使っていた数字の頭に「法暦」をくっつけただけだが、「里ができてからウン年目」と表記するよりは簡潔で分かりやすい。

 法暦は魔法暦の略らしい。里の生命線である魔法学の更なる発展を願ってとかなんとかそんな理由でこの名称にしたようだ。王国暦をそのまま使うのが気に入らないというのもあるらしいが。

 シルフィアは選民思考が強い。家族とその他の扱いに大きな差があるのも一種のソレだろう。どうやら帝国に捻り潰された王国を情けない、一緒にされたくない、と思っているようだった。確かに開戦初期から魔法使いを最大効率で上手く運用していれば兵数十倍でも勝ちはあったかも知れない。

 あとはエマーリオを邪険に扱った教会への反発心か、敗戦後ずっと最下級層に甘んじている旧王国民への軽蔑か……まあなんでもいいか。わざわざ尋ねて確認するほどの事でもない。

 法暦十三年のはじめ、俺は合計十二体に分裂した。内訳はレイス6、シルフ5、ウンディーネ1。どうしてレイスが増えたかってーとそんなに難しい話じゃない。

 今回の分裂でレイスは水の中で魔力を分離保持し水と同調するであろうウンディーネを、五体いるシルフの内二体はレイスと同様にウンディーネを、三体は土の中で魔力を分離保持し土と同調するであろうノームをそれぞれ創ろうとした。しかしウンディーネとノームに分裂しようとしたシルフからは軒並みレイスが誕生し、ウンディーネが誕生したのはレイスからのみだった。

 シルフからウンディーネノームは分裂できずレイスになり、風から風は分裂できる。無からは風も水も分裂できる。と、いう事は無がベースになっているのだろう。

 無に保存できる属性は一つのみと考えればまあ筋は通る。無→風と無→水は新規保存だから問題なし。風→風は同じデータの上書き保存だから問題なし。風→水だと二つのデータが混ざってどちらも正常に働かない。上書き保存されりゃあいいのにな。

 この推論上だと風→水で分裂して誕生したレイスがベースになったレイスと同じかどうか分からない。二つのデータが混ざった結果初期化されたのか、データが混ざり合ったごちゃ混ぜ状態のままなのか。前者ならばベースと同じレイスになるが、後者だと精霊系に分裂できない駄レイスになってしまう。できれば前者であって欲しいがそう都合よくいくもんかね?

 この時、俺は「都合よくいく」とは思いもしなかったのである……

 ……なんてフラグ立てて上手くいけば苦労しない。普通に次回の分裂結果待ちだ。他の可能性もいくつか考えられるし、データ保存説が間違っている可能性もある。

 もっとも純魔力が形質魔力に変換され、その形質魔力が生物の個体情報を保存しており、形質魔力は他の形質魔力と混ざると操作できなくなる、という三つの法則を鑑みれば、間違っていたとしてもそう大きく外してはいないだろう。魔力が生物情報を保存するなら無機物情報―――空気や水の情報―――も保存していても不思議はない。

 ちなみにサラマンダーについては四ヶ月もの間分離した魔力がすっぽり入る大きさの火を維持するだけの燃料が用意できなかったので(※)分裂実験を行っていない。

 次の分裂に取りかかりながらシルフにしたような検証をウンディーネにもする。なんの事はない、基礎スペックはシルフに同じで、空気が水に置き換わっただけだった。

 ただし移動速度は約時速5kmと、レイスとほぼ等速。人間が普通に歩くぐらいの速度だ。それでも空気とは質量が違うので人間に体当たりすれば転倒させられるぐらいの威力はでる。ノロいので平地で真正面からやれば簡単に避けられるものの、まあやり方次第だ。あと水と同調して変形してもあんまり上に伸び上がると重力に逆らいきれずスライム(国民的RPGではなく西洋ファンタジーの方)みたいになる。魔力密度が上がればシルフと同じように同調率が上がるデータが出ているから、このあたりはそのうちに時間が解決してくれるだろう。

 新しい精霊、ウンディーネの誕生に一番喜んだのは意外にもシルフィアではなくエルマーだった。

 世界一の剣士を目指している、というエルマーの目標は「剣士の中で世界一」ではなく「世界の誰よりも強い剣士」だったようで、近頃はシルフとも斬り結んで(?)いた。最初の内は素直に魔法を鍛えた方が手っ取り早く最強に近づけるんじゃあないかと思っていたが、二刀流と魔力操作が形になり始めた一年ほど前からは急激に強くなりつつある。魔法一辺倒よりは魔法と剣を両方使った方がそりゃ強い。この世界では剣士と魔法使いを両方極める事ができるのが幸いした。

 いつも訓練に使っている里の近くの空き地で、今日も俺達はエルマーを包囲する。数日前からウンディーネも加わった、シルフ、スケルトン、グールを合わせた四対一でのエルマーの剣術訓練が始まる。スケルトンとグールは木槍装備だ。シルフは滞空中、ウンディーネは地面でうねうねしている。

 エルマーは足を肩幅にずらして半身になり、右手の剣を正眼に構え、左手の剣は脇を締めフェンシングを彷彿とさせる突きの形をとった(※2)。更に二秒ほどかけて体を中心に半径二ミールほどの魔力の膜を球形に展開した。

 魔力結界(エルマー命名)だ。

 自身の形質魔力を強く魔力固定して展開する事で、外敵の魔力の接近を弾く効果がある。あくまでも剣で斬り伏せる事にこだわるエルマーにとって魔法攻撃に対する防御法の確立は最重要事項だった。

 この魔力結界だがエルマーが自分で考えた割になかなか上手くできていて、外部からの魔力の侵入を全カットできる。魔法使いが魔力を伸ばしてきても結界に阻まれ、レイスやシルフ、ウンディーネも魔力で身体ができているから侵入不可。

 それだけではない。

 人間や、ゾンビ・ヴァンパイアといった実体ある者達ならば結界内に侵入できるが、侵入時に魔力を剥ぎ取られる。肉体は侵入できても魔力の方は結界を抜けられず、無理に結界内に入ると肉体から魔力が抜けるのだ。当然ノーライフ系は魔力がなければ動けないため結界に侵入した途端行動不能になる。人間は侵入してからも動けるが、魔法無しで戦わざるを得なくなり、そうなればもうエルマーの独壇場。エルマーは魔法を使えるし、卓越した剣術を身に付けているからだ。

 将来的に結界の範囲を広げていけば更に凶悪化するだろう。ダメージを与えようと思うなら結界範囲外から魔法を叩き込むか高威力の物理攻撃をぶち込むしかない。それさえも半端なモノでは迎撃されるか回避される。

 ……まあその他にももう一つだけ攻撃を通す手段があるので、俺は専らそれを使っていた。

 数秒、俺達は睨み合ったまま。木漏れ日が差し込む小さな空き地に森の小鳥達の鳴き声が遠く響き――――エルマーが動いた。

 前方左よりにいたスケルトンに滑るようになめらかな歩法で全く姿勢を崩さず接近し、スケルトンが愚直に突き出してきた槍の穂先を左の剣を使い最小限の動きで絡め取り明後日の方向に放り捨てる。そこから流れるように自然な動作で、右の剣の背でスケルトンの胴を強かに打ち据えた。以前聞いた所によると打撃と衝撃に重点を置いた攻撃だとかで、何度も使うと剣が曲がるのが問題だそうだ。

 乾いた音と共に白い骨を飛び散らせ砕け散るスケルトン。やっぱりもうスケルトンではエルマーの相手にならんな。砕かれた時に結界内に取り込まれていたから復活もしない。

 シルフとウンディーネのダブル俺で背後からスケルトンを砕いたエルマーを強襲する。しかしエルマーは背中に目がついているかのように反応し、身を捻り振り返りつつ左の剣で頭上のシルフを、右の剣で足元のウンディーネを狙って鋭い斬撃を繰り出してきた。

 シルフもウンディーネも物質を透過するが、それが分かっているエルマーは剣に自分の形質魔力を込めて固定している。それなら確かに魔力を斬れる。

 シルフはカマイタチの置きみやげを放ちながらエルマーの剣を回避したが、ウンディーネの方は急いで後退したためエルマーに向かって伸ばしていた一部の水が素早い魔力の移動についていけず、同調が解除された。

 精霊組が下がる代わりにグールが前に出てエルマーに槍を向け牽制する。俺のカマイタチはエルマーの腕に小さな切り傷を作っていたが、エルマーは気にも留めていない。

 エルマーが編み出した不死剣(エルマー命名)のメリットに多少の怪我は問題にならない、というものがある。

 ノーライフ化による痛覚の鈍化、失血死の危険性の消失。怪我をしても動きが鈍らない。そりゃあ腕を千切られたりなんかすればくっつけにゃならんが、ちょっとやそっとの傷ぐらいなら無傷と変わらないパフォーマンスを発揮できる。首から上が無事なら心臓を破られようが問題なく戦える。エルマーによれば胴体の防御を緩くし、その分首と頭の防御に割り振っているらしい。

 そんな事を考えながらウンディーネが地面にのぺっと広がるほんの二秒の間にグールは両手両足を斬り落とされイモムシになっていた。うわぁ、グールでもロクに時間稼ぎにならないか。

 まーここからが本番だ。

 エルマーが聞いただけで斬られたと錯覚するような鋭い裂帛の気合いを込めた声を発しながら斬りかかってきた。俺はそれを後退したり体の形を変えたりしながら尽く避ける。自在に変形し空を飛ぶシルフはさぞ斬り難い事だろう。へっ、ざまぁ。

 さて、いつまでも避けながらカマイタチ飛ばしていた所で切り傷ぐらいしか作れない。本格的に攻撃しようか。

 エルマーは随分魔力操作が上手くなってきたが、まだまだ俺の魔力固定強度とは歴然とした差がある。そこを突いて崩す。

「脆いわ!」

「ちっ!」

 シルフがエルマーのものより格段に高い魔力固定強度でもってエルマーの結界に押し入った。エルマーが袈裟斬りをかけてくるが、剣が帯びたエルマーの形質魔力はシルフの魔力固定を破る事ができず、剣だけがシルフの体をすり抜けていった。

「無駄! 無駄! 無駄ァ!」

「くそ、まだ固定強度不足か!」

 エルマーが悔しげに言って剣を構え警戒しながら数歩跳び下がった。

「それもあるけどな、剣の魔力固定が不安定なのも問題だと俺は思うね。構えてる時はいいんだが振った瞬間に固定が弱まってる」

「あー……」

 言われてみれば、という納得顔でエルマーは声を漏らした。

 魔術を使う者同士の戦いでは魔力の固定力が勝敗を決めると言っても過言ではない。結界の範囲が半径十ミールもあって魔力固定が勝っていれば負ける方が難しいだろう。飽和攻撃でもされたら話は別だが。

「……ん? ウンディーネがいない?」

 何事か考えながらも構えを崩していなかったエルマーがシルフの周囲に目を向けてやっと気付いた。遅いわ馬鹿者が。

「今のが実戦でなくて良かったな、実戦だったらお前はもう死んでるぞ」

「!」

 地面に染み込んでコッソリ背後に移動していたウンディーネでエルマーに囁きかける。エルマーは「今のが」の時点で即座に回避行動に入ろうとしたがウンディーネの方が速い。エルマーは腰まである水流に足をすくわれてあっさり転倒した。

 そしてそのまま魔法で急激に水を冷やして瞬間冷凍。エルマーの体のほとんどがガッチガチの氷漬けになる。

「はい終了」

「あぁぁ、また負けたか……」

 シルフが模擬戦終了を宣言すると、エルマーはため息を吐きながら自分を拘束する氷を魔法で吹き飛ばして立ち上がった。エルマーは戦闘中は意地でも身体強化以外の魔法を使わないが戦闘中でなければ普通に使う。よく分からんポリシーだ。

「やっぱロバートさん強いな。戦闘経験は俺の方が上のはずなんだけど」

「そりゃお前、伊達に長生きしてないからな」

 長生きして、努力した結果だ。いくら才能があるとは言えようやく三十年の年月を積み上げただけの若僧には負けねー。

 俺は悔しそうにうつむくエルマーを放置したままやっと復活したグールを回収して里に撤収した。背後からは素振りの音が聞こえてくる。まあ頑張れや。ノーライフ老いず学成り難し。











 その約四ヶ月後、増殖はまだまだ止まらない。レイス6、シルフ5、ウンディーネ1からの分裂。

 無1→ノーム1、水1→水1、風5→風5、駄5→駄2(失敗ウンディーネ)+駄2(失敗ノーム)+駄1(失敗シルフ)。

 無1、駄10、土1、水2、風10となる。

 「駄」は駄レイスと呼んでいる劣化レイスで、精霊が別属性の精霊に分裂しようとしたものを指し、基本的にレイスと同じだが精霊に分裂する事はできない事が今回の分裂ではっきりした。

 駄レイスを増やすぐらいなら精霊を増やした方が有用だから新しく精霊から駄レイスに転科させる事はしないが、既に駄レイスになってしまった者は仕方がないのでそのまま駄→駄で分裂させていく。精霊に分裂できない以外は何も問題ない事だし。

 ノームのスペックはシルフやウンディーネと変わらず、やはり移動速度だけが違う。ノームはウンディーネよりも更に遅く、時速2kmちょいしかでない。土と同調しないほうがまだ早かった。

 これについては二つ予測がある。

 風、水、土の順に精霊を発生させたため、その順に速度が下がっている。この理屈だと火の精霊を作れば速度が亀になるだろう。

 もしくは質量……というか密度の問題。空気よりも水、水よりも土の方が密度が高いから、同じ出力で動かそうとすれば密度が高い物質の方が遅くなる。

 俺としては後者なのではないかと思っている。空気70、水5、土2では空気と水の速度減衰が急激過ぎる。しかし質量を移動させるのに必要なエネルギー量で考えれば順当な結果だ。

 今までしっかりとしたデータに基づいて出した推測の多くは正答だった。今回もそう間違ってはいないだろう。

 その更にまた四ヶ月後、分裂と合体。

 無1、駄22、土2、水2、風18、火1、、合計46体となる。

 無→サラマンダーの分裂はゾンビを動員してなんとか燃料を四ヶ月分集め達成した。

 言わずもがな基礎スペックは他の精霊と同じ、なのだが、物質の中ではなく炎という現象の中にあったせいか少々趣が異なった。

 速度の方は火の中ならシルフ並に速いが(予想通りだ)、火を動かす能力の方は余り意味がない。火が揺らめく方向を動かすぐらいはできるのだが、火を火元から切り離してファイアーボール! とかフレイムランス! とかは不可能だった。サラマンダーはあくまでも火を動かせるだけだから、火元から離れた火を燃やし続ける事はできない。

 一方でそれをカバーするような能力も生じていた。

 魔力を消費せず、というと語弊があるが、ゾンビが活動のために魔力を継続的に消費したり、スケルトンが勝手に再生したりするのと同じ様に、サラマンダーもそういう魔法が発動していた。

 サラマンダーにはいつでもどこでも常に熱と光を発生させ続ける能力があった。

 熱も光も弱々しく、熱は精々50℃程度、光は暗闇で仄かに赤く光って見える程度。自分の意志で光熱を止める事はできないが、魔力希釈・圧縮で強さは操作できる。

 熱で空気が歪みサラマンダーはシルフよりも視認しやすくなっていて、空中にいると結構分かりやすかった。むわっとした熱気も目安になる。それも魔力密度が上がればなにもかも焼き尽くす灼熱の熱波になるだろう。

 精霊はすべからく密度上昇と共に強くなっていく。もう二百年も経つ頃には自然災害クラスになっている、かも知れない。

 あとは合体の話。シルフとウンディーネを合体させてみたら駄レイスになった。

 精霊は少しぶつかったり絡み合ったりしたぐらいでは融合しないが、元々同じモノだったからか比較的早く三日程度で混ざり合って一個体になった。空気と水両方に同調できるハイブリッドになってくれ、という淡い希望は見事に打ち砕かれ、空気にも水にも同調しない。分裂しようとしても精霊にならなかったから単なる駄レイスだという事は確定的に明らか。ものの見事に精霊を無駄にしてしまった。

 いや負け惜しみになるがこうなるんじゃないかなー、程度には思っていたんだ。でもやってみないと分からないかんね。明らかに検証の必要がなければやらないけども、せっかく使い捨て式人海戦術が使える見込みが出てきた事だし細かいデータをとってみるのも悪くないかも知れない。

 ま、今はなんとか四種類揃った事だし精霊魔法のアレコレを片付けておくか。





 現状、分裂のために分離させる魔力は素体の三分の一で行っている。三分の一以下でも分離させられる可能性も考慮しているが、例えば五分の一で分裂させようとして失敗し四ヶ月丸々無駄にしました、は痛いので今は大人しく三分の一で実験中。後々個体数が増えて余裕が出れば試す予定。

 ちなみに一体が一度に三倍に増殖するのは実験するまでもなく明らかに集中力が不足するので試していないし試す必要もない。



※2

 作者は特に剣道、剣術の経験はありません。エルマーの構えは適当に考えたものです。その道の方から見れば噴飯モノのなっとらん構えかも知れませんが、軽く流していただけると助かります。




魔術……後に細分化予定

魔法……最も簡単な魔力運用法

精霊魔法……スタンバイ中

???……魔力密度が足りない

???……必須アイテムが無い

???……既に使っているが限定された範囲でしか扱えていない、必須アイテムが無い

禁術……シルフィア、ロバートによって禁止された魔法や魔術。現在は生物複製魔法のみ分類される。




 話数が伸びる。どんどん伸びる。本来この話は九話あたりにくる予定だった

 前話のあとがきで書きそびれましたが、ロバートの並列思考は「分裂はロバート以外使えない」という状況を作り出したいがために出した設定です。それ以外に特に意味はありません。

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