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ノーライフ・ライフ  作者: 黒留ハガネ
一章 不死の起源
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十六話 魔力、剣士

 俺達の研究テーマは大雑把に「魔力」「魔術」「魔法」の三つに分けられる。この内魔術は魔力の性質を利用した現象であるから、魔力の本質の理解は魔術の進歩に繋がる。魔法も魔力を利用した現象である以上は魔力をよく理解する事がプラスに働くには違いなく、自然と魔力についての研究の割合が増える。

 そんな魔力研究の一つ、魔力回復実験はなかなか有意義なものだった。






 魔力回復実験:

 魔力とは生命体が作り出すエネルギーであるか否か?


 前世の創作物には魔力やオーラは人間が生み出すエネルギーであるという理論が散見された。現実と創作をごっちゃにするのはいけないが、アイディア自体は確かめる価値がある。

 まず俺が魔力操作で魔力が存在しない空間A、B、Cを作る。次に魔力を限界まで体外に放出し切り離し、保有形質魔力をほぼ完全に涸渇させたエマーリオとシルフィアがそれぞれA、Bの中に入る。A、B、Cは全て魔力の出入りを断絶された空間であるから、内部から魔力を作り出さない限り空間内で魔力を観測する事は出来ない。

 つまり魔力を涸渇させたエマーリオ、シルフィアが新たに無から魔力を体内精製しない限り魔力を観測できないという事だ。エマーリオとシルフィア二人で実験するのは個人差を考慮したもので、空の空間Cを用意したのは対象実験にするため。

 一日そのまま空間内に居てもらった所、二人共魔力は全く回復する事が無く、対象実験Cからも虚空から魔力が湧き出る事無く。

 よって形質魔力は外部の純魔力を取り込み体内で変換して精製している事が分かった。

 の、だけれども。

 丸一日放置した所、どうも俺の魔力固定が不完全だったらしく俺の形質魔力が魔力の存在しない空間の中に染み出してしまっていた。それほど量は多くなく、十分二十分では漏れている事が分からず二、三時間前後でようやく何か漏れてる様な気がする程度。それでも漏れてるものは漏れている訳で、俺の魔力固定強度もまだまだ伸びしろがあったらしい。

 結果、魔力固定を利用した無魔力空間を使用した今までの実験の数々に若干の見直しを入れると共に、俺の魔力固定が完璧と言えるレベルになるまで無魔力空間を利用した実験は見合わせる事となった。

 しかしこの実験で分かったのはそれだけでは無い。ゾンビ化の支配力の発生原因の予測が立った。

 エマーリオの屋敷の地霊になってはや半年、俺は魔力放出と変身の訓練をしながらもせっせとアニマルゾンビ軍団を再構築していた。構成員は専らネズミ、野良猫、たまにイタチや狼。一匹だけだが熊もいる。魔力放出に磨きがかかったお陰で三立方ミールほどの体積を俺の魔力で包み込みゾンビ化できる様になっており、周辺地域にいる全ての動物を甦らせられる。

 勿論むやみやたらに増やすのでは無く様々な実験に利用しながら増やし、新しく魔法で屋敷に作った地下室に詰め込み人の目に触れない様にしている。ゾンビは呼吸も食事も要らず、命令すればひたすら文句も無く待機させられるので使い勝手が良い。

 そんなゾンビ達だが死んでから大体八~十時間で体に魔力が定着し、俺のテレパシー的なものでの命令に絶対服従になる訳だが、どうもこれが漏れ出した形質魔力の影響らしい。

 死後自らの形質魔力が拡散しようと不安定になっている所を俺が魔力固定で無理矢理押さえつけ、八~十時間に及ぶ拘束の中で俺の形質魔力がにじみ出て、死体の形質魔力に僅かに俺の形質魔力が混ざる。そして混ざり合い変質した形質魔力が体に定着し、ゾンビになる訳だ。つまり混入した俺の形質魔力が支配力とテレパシーの源。

 実験的にゾンビにする際に魔力固定を緩めて混ざる形質魔力の量を多くしてみた所、甦ったゾンビはスケルトン並に命令の効きが悪く、かつ自律行動をしなくなった。多く混ざった形質魔力が自律性を破壊してしまったと推測される。スケルトンは二度に分けて俺の形質魔力を混ぜられた結果混入量が増えて自律性が消えたのだろう。

 命令の効きが悪くなったのは混入量の比率の関係なのか、それとも別の要因なのか……

 ついでとばかりに別の個体にほんの微量純魔力を混入させて甦えらせた所問題無く普通のゾンビになったため、形質魔力がゾンビの性格と言うか行動様式を形成決定しているのは間違いない。

 アンデッドは肉体ではなく形質魔力が「個」を作っているのだ。

 形質魔力は肉体情報を記憶していると考えられる。俺が形質魔力の塊であり、死亡直前の肉体と記憶(と服)をトレースしている事が理由の一。純魔力を死体に押し込み十時間固定しても甦えらないのが理由の二。服まで記憶されていたのは長期間同じ服を着続け、かつそれが体表を覆っている形質魔力の内部にあったため肉体の一部……のようなものと認識されたのだろう、というのが俺とエマーリオの共通認識だった。

 形質魔力が個を作っているならば俺の形質魔力を混ぜる事無くゾンビ化処理が出来れば理論上は命令支配の関係から解き放たれたゾンビが作れる訳で。ゾンビになって不都合な事と言えば成長しない(裏を返せば老いない)、細胞活動が完全に`停止´しているため子を作れず怪我をしても回復しない(腐敗もしない)。

 被支配力の発生を消せればそんなに悪い条件でもない。むしろ良い。怪我は少々面倒だが魔法で直せば良いのだから。

 そこで少し問題になるのがゾンビになっても魔法が使えるか? という事。

 ゾンビはスケルトンやゴーストと違い魔力が自然回復するものの、さて魔法を発動できるかとなると微妙だ。理論上は可能だろうが、人間と様々な齟齬が発生している存在であるゾンビ。断言は出来ない。それを言えばゴースト=俺が魔法を使えるようになるかも分からないのだが。

 更に疑うなら人間以外の動物が魔法を使えるかも分からない。魔力を持っていても魔法に変換する工程ができるかどうか怪しい。まあ幸い呪文は必要無いから発声の問題は無いんだけどさ。

 ゾンビやスケルトンは明らかに俺を認識している=魔力を認識している=魔力覚醒しているのだけども、どの程度覚醒しているかは分からない。エマーリオやシルフィア、俺の様にはっきり感じ取っているのか、曖昧にしか感じ取れていないのか。テレパシーで聞いてもイメージが曖昧過ぎて分からない。こちらからのイメージは正確に伝えられるが、あちらからのイメージは非常にぼやけるのだ。

 そこで話が人間のゾンビ化に移る。

 普通にゾンビ化すれば命令しない限り生前の生活行動をほぼなぞって行動するので、人間をゾンビ化すればゾンビとの会話も可能。会話によりゾンビ研究は一層進むはず。

 人体実験はどの世界いつの世も人類の発展に多大な貢献をしてきたのは紛れも無い事実。今俺達がやらなくてもいつか誰かがやるだろう。早いか遅いか、誰がやるかの違いであり結局人体実験が行われる事に変わりは無い。ならば俺が手を汚そう。

 ……とか格好つけた事を言うつもりは無い。単にやってみたいからやるだけ。罪悪感もあるがそこはいつか考えた様に浮浪者や孤児を使う事で解消する。

 身寄りが無く放っておけば死ぬ様な人間を実験に使うという案はエマーリオも賛成したので、今は被験者を見繕っている段階だ。教会の連中に見つかるとまたグダグダ面倒な事になる事請け合いなので慎重に慎重に見繕っているとか。その辺りはエマーリオとシルフィアに丸投げしているのでよく分からない。

 頑張れ二人共。














 ある日屋敷の地下室でアニマルゾンビ達を縦に積んでブレーメンごっこをしていると、シルフィアが跳ね戸を開けて顔を出した。

「……何やってるんですか」

「見て分からんか」

「分かりません」

「奇遇だな、俺もシルフィアの立場だったら多分分からん」

「はいはい良かったですね。エルマーが来てますけど、会います?」

「お、やっとか」

 シルフィアが今度エルマーを連れて来る、と言ってから既に数ヶ月が経過していて、最近はこいつ忘れてんじゃねーのかと思い始めた所だった。

 事前の事情聴取によるとエルマーはシルフィアの一つ年上で、超絶イケメン(シルフィアフィルターがかかっている可能性あり)、凄く優しくて(シルフィアフィルターがry)、剣術の天才だと言う(フィルター無し)。

 その剣技は齢十五にして王国の騎士団級に到達しているとシルフィアのみならずエマーリオも太鼓判を押していた。将来の夢は世界一の剣士だとか。

 世界一。良い響きだ。エルマーぐらいの年齢だと丁度封印された右腕を暴走させたり左目に封じた魔神を抑え込んだりするのに熱心な年頃だが、世界一の剣士を目指すというのは割合真っ当な夢だと思う。

 前世ならいざ知らず、今世のこの時代で「世界一の剣士」「最強の魔法使い」というのは「大リーガー」「ノーベル賞」に相当……いやなんか違う様な……まあいいか、とにかくそんな感じ。

 性格的にはそんなにぶっ飛んで無いようだが実際に会ってみない事にはどんな奴やら分からない。俺は動物園に珍獣を見に行く心持ちで地下室の天井をすり抜け、屋敷の一室の床から生える様にして地上に出た。そこには誰も居ない。

「どこにいる?」

「隣の部屋に」

 壁を抜けて隣の部屋に移動すると、シルフィアの言う通り少年と青年の中間ぐらいの男が居た。

 王国民固有の金髪碧眼、髪は耳にかからない様にばっさり切られ、それなりに綺麗に整えられている。顔立ちは……ああ、まあシルフィアの言い分も分かるな。

 十人いれば七、八人は格好良いと評するだろう爽やかなスポーツマン的造形をしている。汗をかいても暑苦しさを助長しないタイプだ。

 白い半袖シャツに茶革のズボンというラフな格好で、服の上からでも単に身が細いだけではなく鍛えあげられた結果筋肉が絞り込まれている事がよく分かった。この歳でこれだけ筋肉がついているとなると身長は伸び難そうだ。

 エルマーはリラックスした様子でソファに深々と腰掛け、右手で鞘に納まった長剣の柄をしっかり握っている。室内、しかも人の屋敷の客室で武器を手にとっているのは無礼千万不届き極まり無いが、シルフィアがスルーしているので一応許されるか。

 しかしこれはアレか? かの剣豪宮本武蔵が隙を見せるのを嫌い風呂に入らず常に武器を携帯していたという逸話のような、常在戦場の心構え。だとしたら見上げたモノだがそれでも礼儀知らずには違い無い。

 正面に回り込んで穴が開くほど顔を凝視してみたが、反応無し。魔力覚醒してないらしいので当然だ。エルマーの魔力密度はシルフィアより若干高いから(5.0程度か)素質はあるものの覚醒していないので何の意味も無い。

 目は濁っておらず、澄んだ光をたたえていて実直そうに見える……まあ俺ごときの眼力で性根の悪さが見破れたらそれはよっぽどオープンな悪人という事なんだが。正直目を見ただけで性格やスペックを掴むにはエマーリオぐらい極端で無ければ駄目だ。

 俺がジロジロと不躾にエルマーを様々な角度から眺め回していると、部屋の戸が開いてシルフィアが入ってきた。逆さまになってエルマーの背後に漂う俺を見て渋面を作る。

「エルマー、背後に大御祖父様がいます」

「真後ろ?」

「そうです」

「よし!」

 瞬間、白刃一閃。

 シルフィアの言葉に頷いたエルマーは突然立ち上がり、抜刀と同時に振り返り俺の胴を薙いだ。

 無論何の効果も無く剣は俺の体を素通りしたが、驚いたのなんの、心臓はばくばくと激しく暴れている気がするし冷や汗がどっと吹き出た気もした。気がしただけだが精神に悪い。何が『よし!』だこん畜生、『よし、斬ろう!』の略か。

「馬鹿野郎! 殺す気か!」

 俺の魂の叫びは刀身を指でなぞり首を傾げているエルマーには届かない。代わりにシルフィアが煩そうに顔をしかめた。

「物理攻撃で死ぬ訳無いでしょう。黙っていて下さい。エルマー、大御祖父様に何かされました?」

「いや、斬れるかなと思ってさ。斬れてる?」

「斬れてません」

「そりゃ残念。ごめんなロバートさん、魔が差してついやっちまったんだ。許してくれなくてもいーけど悪いとは思ってる」

「お前謝るのは良いが残念ってなんだよ、斬れてた方が良かったのかって聞こえてないか。シルフィア、通訳」

「大丈夫だ気にするな、だそうです。良かったですね、エルマー」

「 お い 小 娘 」

『みみっちいですよ。怪我もしてないんですから怒る事無いでしょう、度量の狭い人ですね』

 シルフィアはエルマーの腕に抱きついてニコニコしながら通話魔法で罵ってきた。

 なんだこれ、俺が悪いのか? ……いやいやねーよ。出会い頭に斬り付けられて斬られた方が悪いなんてそんな馬鹿な話があるか。

 シルフィアがおかしくなってる。普段こまっしゃくれた所はあるものの礼儀正しいシルフィアだが、恋人のやる事は全肯定なようだ。ベッタベタに惚れてやがる。

「ロバートさん良い人だなー!」

「俺はこっちだ」

 明後日の方を見てイイ笑顔を浮かべるエルマーに言うがやっぱり聞こえていない。

「シルフィア、ロバートさんってお前の先祖なんだろ? 似てるのか?」

「いえ全然。私の方が可愛いです」

「ハハハ、当たり前だろ。シルフィアより可愛い生物が存在する訳が無い」

 肩を抱かれてサラッとこっ恥ずかしい台詞を言われたシルフィアはポッと頬を染めた。

 ……どこから突っ込めば良いのか分からない。自分で自分を可愛いって言うなとか男と自分を可愛いさで比べるなとかエルマーてめぇ爽やかに惚気るなとか。

 言葉に詰まっていると二人は俺そっちのけでべったりくっついたまま楽しげに話し始めた。エルマーは一ヵ月かけて王都に行き注文した剣を受け取って来たそうで、その土産話をシルフィアに詳しく語って聞かせている。最早俺は眼中に無し。

 おっかしいな、なんか急に空気がスウィートになった様な……

 一度口を挟もうとしたらシルフィアが俺を睨みつけて魔力を伸ばして来たので慌てて逃げ出した。くそ、エルマーが関わらなけりゃ基本的には良い娘なんだが。基本的には。

 エマーリオの部屋に逃げ込んだ俺は文机の上にゾンビネズミ入りゲージを置いて何やら実験をしているエマーリオに文句をつけた。

「今孫娘の恋人に斬られたんだが」

「…………申し訳ありません。よく言って聞かせておきましょう」

「頼む。俺が言っても聞きそうにないからなぁ……シルフィアは随分エルマーの優先順位が高いみたいだがエマーリオの言う事は聞くのか?」

「半々、と言った所ですかな。あの子はエルマーを最優先に行動しますので」

「やっぱそうなのか……」

 もしエルマーがロバートを殺せとか言ったらサクッと殺られそうで怖い。シルフィアは祖父を慕っているのは間違いないが、それ以上に強烈なエルマーへの恋慕がこの短時間でもひしひしと伝わって来た。

 エマーリオのスペックがメーターを振り切っているせいで影が薄くなっているもののシルフィアも魔法使いとしては十二分に優秀な部類であり、俺が居候を始めてまだ一年も経っていないと言うのに早くも中一、中二レベルの基礎的な現代知識の修得を完了しつつある事から分かる様に頭も良い。その気になれば魔法と頭脳を駆使して単騎で小都市程度なら落とせるだろう。

「危なくないか、アレ」

「最後の一線は守ると信じております」

 主語は省いたが伝わったらしい。エマーリオは続けて言った。

「あの子が信用するのは家族のみです。エルマーは既にあの子の中で夫と見做されている様で、優先順位が最も高い。次が祖父である私、その次が先祖のロバート殿、と本人は言っておりました。他人の提言には耳を貸しませんが、家族の言う事は聞きます。私から自重する様に言い含めておりますので、大騒ぎになる様な事件は起こさないでしょうな」

「……その論法で行くとエマーリオより優先順位が高いエルマーに『一緒に虐殺しようぜ』とか言われたらホイホイ着いて行きそうな予感がするんだが」

「ああ、その通りでしょうな。しかし私はその様ないたずらに世を騒がせる真似をしない程度の良識は持っているであろう、という意味合いでエルマーを信用しております。些か常識知らずな行動はとる様ですが、根は正直で誠実な者ですから」

「……まあ……そうだな、それは分からんでも無いが」

 興味本位で斬りつけて来たがゴーストに物理攻撃が効かない事ぐらいシルフィアから聞いていただろうし、一応反省したかは分からんが素直に謝って来た。

 何よりエマーリオが問題無しと判断したのなら問題は無いのだろう。俺の観察眼よりもエマーリオの観察眼の方がン十倍信用できる。

 エルマーはゴーストの存在、即ち教会に因縁をつけられる様な厄介な情報を(シルフィア経由で)得ているようだが、何となく口外はしない気がした。根拠は? と聞かれて何となくとしか答え様が無い。自分でもファーストコンタクトで奇襲されておいて『こいつ信用できる』なぁんて印象を抱いてしまうのは正気じゃないと思うが、ゴーストになってから人間の三大欲を失い怒りや悲しみにも若干鈍くなっているのでその関係だろうと自己分析している。あと口外する恐れがあるならエマーリオが何か手を打っているだろうとも思う。

 何だかんだで俺の子孫であるシルフィアには幸せになってもらいたいと思っているし、性格が少しおかしいからと言って最愛の恋人と引き離すのは忍びない。アレぐらいなら――――ギリギリ――――許容範囲かと思う。シルフィアを騙したり誑かしたりしている様子は無かった。

「さて話は変わりますが、ロバート殿、よろしければ少々実験を手伝って頂きたいのですが」

 エルマーについて思考を巡らせているとエマーリオがゾンビネズミの尻尾を指で摘んでぶら下げながら頼んで来た。

 俺は肩を竦め、エルマー案件をひとまず脇へ置いて頷いた。エマーリオは相変わらず研究熱心だ。

 研究一筋なエマーリオ。冷徹な部分を持ちながら自分に素直なシルフィア。欲望が薄い俺。俺の一族は皆何かしら極端な物を持っているんだなと人事の様に思った。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 最近読み始めました。面白いです。 [気になる点] 魔力のない空間での実験で、「対象実験」とありますが「対照実験」の間違いではないでしょうか?細かいですがちょっと気になってしまいました
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