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ノーライフ・ライフ  作者: 黒留ハガネ
四章 コインの裏表
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二話 【割とありがちな】古代語が日本語だった【世界観】

 異世界にやってきた事を理解して茫然としていた和仁は、男に手を引かれるまま別の部屋に連れていかれた。四畳半程度の小さな部屋で、小さな二段ベッドと文机二組みでほとんど空間が埋まっている。

 男は和仁を指し、ベッドを指し、両手のひらを下に向けて押し込むような仕草をする。ここにいろというジェスチャーだと判断した和仁は半分思考停止状態のまま頷いた。


 男が何か言って部屋から立ち去り、一人取り残される。鍵をかけられた音はしなかった。不審者を一人にさせるとは随分不用心だな、と思ったが、魔法があるなら遠隔監視でもなんでもできるのだろうとも思った。

 そう。魔法。魔法である。この世界には魔法がある。

 フィクション作品には魔法が登場するものがごまんとある。シェアワールドでもない限り作品の数だけ魔法法則があり、和仁にはこの世界の魔法がどんなものかさっぱり分からなかった。額に稲妻型の傷が残る形式かも知れないし、もう何も怖くない形式かも知れないし、根源がどうたらこうたらな形式かも知れないし、そのどれとも似ても似つかない形式かも知れない。


 窓の外を見る。ジャングルさながらに木々が生い茂る中庭と、その木の一本からせっせと赤い実をもいで籠に入れている老人が見えた。

 魔法に何ができて何ができないか、の確認は大切だ。例えば、赤い実は実は魔法の果実で食べると不老不死になる、というパターンも無いとは言えない。老人は実は千歳を超えているという事も考えられる。

 今のところ丁重な扱いを受けているが、これからどう転ぶか分からない。情報を――――特に魔法の情報を集める必要がある。


 段々とショックが抜けて脳がまともに動くようになってきた。和仁はカーテンを閉めて窓から室内が見えないようにして、部屋のドアにも鍵をかけようとしたが、鍵がついていなかったので諦める。そして廊下の物音に耳を澄ませながら家探しを始めた。


 床に張り付いて床板を調べる。塗装されていない単なる木の板で、叩くと軽い音がした。爪で少し引っ掻くと、硬く乾燥した木に小さな傷がつく。部屋の隅々までベッドの下まで這いまわって確認したが、魔法陣や呪文が刻み込まれているというような事はなく、隠し戸もない。極普通の木の床だった。

 二段ベッドも木を組み合わせて作られた簡素なもので、魔法の気配はない。

 文机には蝋燭立てが置いてあり、文机にも蝋燭立てにも薄らと埃がついていた。放置されているわけではないが、頻繁に掃除されているわけでもない。

 壁紙にも怪しげな文様や魔法陣は無く、ドアも特に変わった装飾があるわけでもない。天井は板が剥き出しで、こちらも変わった所は見当たらなかった。

 全体的に魔法の気配は皆無。古びた洋風の寄宿舎、と言われれば納得してしまいそうな内装だった。


 あまり魔法は一般的ではないらしい、と結論を出す。少なくとも生活に密着したマジックアイテムが溢れているような世界ではない。魔法はあってもマジックアイテムは無い世界なのか、みだりに魔法を使うのを禁じられている世界なのか、使い手が少ない世界なのか。いずれにせよあまりポンポンと魔法を使うのは避けた方が良さそうだった。


 魔法と言えば、と、和仁は自分が魔法を使った事を思い出す。

 自分の手を見る。にぎにぎしてみても違和感はやはりなく、見た目的にも感触的にも小型扇風機は仕込まれていないのが分かる。

 呪文を唱えて、風が出た。一度体験しても、時間が経つと段々信じられなくなってきた。いくら異世界とは言え、魔法という現象は和仁の常識から離れ過ぎている。


 もう一度魔法を使ってみようと呪文を唱えるために口を開き、固まった。

 呪文が思い出せなかった。


「え? ……ああ……あー……」


 驚き、納得し、ため息を吐いて肩を落とす。

 転生前は絶対記憶能力を持っていたため、何かを忘れるという事が無かった。転生して、体が変わり、絶対記憶能力は失われた。人は忘れる、という事を忘れていたのだ。


「まいったな。えー、吹き荒れろ清涼な風……いや吹きすさべ……違うなもう少し穏やかな言葉で……吹きぬけろ……静謐な? そよ風……」


 思い出そうとするが思い出せない。一度聞いて覚えられないという事の不便さを実感する。

 イライラしながらしばらく言葉を組み合わせて試行錯誤していたが、正解にはたどり着けなかった。正確に唱えないと魔法は発動しない、と分かっただけで収穫だと自分を慰める。あるいは一日の使用回数が決まっていたり、MP的なものが尽きているだけなのかも知れないが。


 一通り確認を終え、部屋の中でやれる事をやってしまった和仁は暇になった。現状の考察をしようにも情報が不足し過ぎている。男にここにいろとジェスチャーされている以上、部屋を出るわけにもいかない。規則や約束はなるべく破りたくないと思っているし、廊下は付き添い無しで歩くのが危険という可能性もほとんど杞憂ではあるが無いではない。魔法世界では何が起こるか分からないのだ。

 いくら暇でも転生早々右も左も分からないままベッドに寝転んで昼寝をするほど図太い神経はしていないので、部屋のカーテンを開けて窓際の壁にもたれかかり、中庭をぼんやりと眺めた。木の実をもいでいた老人はいなくなっていた。


 暇ができると頭に転生前の世界の事がわいて出てきた。思い出すと鬱になる。

 前世では職務中の殉職であったため、二階級特進は間違い無い。残された嫁にも保険金と相応の手当てが降りるだろう。しかし和仁は旦那の死と引き換えに多額の金を受け取って喜ぶ女を妻に選んだつもりはない。なんだかんだで和仁と嫁はとても仲が良かった。悲嘆に暮れる姿が容易に想像できる。後追い自殺をしているかも知れないというのは自惚れだと思いたかった。

 せめて同じ世界の別の国に転生したのならありとあらゆる手段を使って会いに行くところだが、異世界である。魔法があれば世界の壁を越えられるかも知れないが、そんな事ができるのなら地球にもこの世界の情報が伝わっていただろう。


 残された嫁の行く先も心配ではあったが、日本の未来も心配だった。

 和仁はアメリカ大統領の護衛任務の途中で死んだのだが、この護衛任務には国家レベルの策略が絡んでいて、護衛失敗=第四次世界大戦勃発という深刻なものだった。自分の死後果たして大統領を守り抜けたのかどうか不安になる。同じく護衛任務に就いていた同僚達もかなりの手練れであり、信用はしていたが、それとこれとは話が別である。各々が全力を尽くし、完璧な連携をとっても失敗する事がある。それが世の中だ。スポーツや学業ならば全力を尽くして失敗したけど後悔は無い、で済むだろうが、日本の命運がかかった案件で「失敗したけど後悔はしていない(キリッ」などと言ったら袋叩きだ。


 死後の顛末がどうであれ、異世界に転生してしまった和仁に知る術はなく、知った所でどうにもならない。気分はどんどん沈んでいった。

 朝だというのに黄昏れていると、廊下から軽い足音と何かを転がすゴロゴロという音が聞こえてきて、部屋の前で止まった。

 窓から目を離し、部屋のドアを見る。足音から先ほどの男のものではないという事は分かった。子供、それも恐らくは女である。


 数回のノックの後、返事を待たずにドアが開いた。

 カートをゴロゴロと押して入ってきたのは少女だった。金髪碧眼で、歳は五、六歳。軽そうな白いワンピースを着ていて、大人しそうな顔をしている。和仁と目が合うと少しびくっとした。

 口を開き何か言おうとするが、ハッとして閉じた。チラチラと和仁の顔色を伺いながら黙ってカートの上のスープとパンの皿、水差しとコップをテーブルに移していく。食事を届けに来たようだった。言葉が通じない事は伝わっているらしい。


「ありがとう」

「!?」


 配膳をしてもらい礼を言うと、一体何を聞かされていたのか目を丸くして驚いていた。和仁は曖昧に笑って食事を指さし、もう一度礼を言う。

 スープは乳白色の液体に細かく刻んだ見慣れない緑黄色野菜を入れたもので、パンは白いが固そうだった。両方とも暖かく、湯気が立っている。特別香辛料が効いているわけではなかったが、その匂いを嗅ぐと急にお腹が空いている事に気付いた。

 椅子に座り、スプーンを手に取って振り返る。少女はまだ室内にいて所帯なさげにモジモジしていた。


 まだ何かあるのか、という意図を込めてじっと見つめていると、少女はおどおどと寄ってきて、パンをちぎり、口元に差し出した。「食べさせろ」という意味だと取られたらしい。貴族の食事中にメイドが控えているようなものなのだろう。見張りならもっと屈強な男がついただろうし、神殿? の様子を見る限り困窮しているようには見えないため人手不足という事もない。わざわざ同年代の子を寄越して給仕をさせるという事は、かなり気を使われているという事だ。

 待遇が良すぎて何か落ち着かなかった。非人道的な扱いを受けるよりは良いが。


 とりあえず礼を言ってパンを受け取り、自分で食べられると何とか伝えようとしてまた言葉の壁を思い出す。数秒考え、和仁はおもむろにパンを千切って十数個の欠片にした。その欠片を一個、二個、三個、四個、五個にまとめて分け、一個のパンを指して困惑顔の少女を見る。

 行儀は良くないが、パンで数の勉強をしようと思ったのだ。数というものは言語の中でも最も基本的なものの一つである。


「…………××?」


 指を指したまま辛抱強く待っていると、少女は恐る恐る言った。その発音を頭に叩き込み、二個のパンを指す。


「……×」


 今度は最初の沈黙よりも短い間隔で言った。


「××、×、×」


 三個、四個、五個のパンを指すと少女はテンポ良く答えた。まとまりを崩して六個を作ると、それも即座に答える。

 七個まではそのまま調子良く答えたが、八個で詰まった。何か戸惑う事でもあるのかと訝しむが、よくよく考えてみれば日本人でも五、六歳では数の数え方は怪しい。

 試しに九個を作ってみると少女が段々泣きそうになってきたので、慌てて崩して最初と同じ一個、二個、三個、四個、五個のまとまりを作る。

 少女に発音してもらい、和仁がそれに続けて真似して発音する。十数回も繰り返していると少女も和仁が何をしようとしているのか合点がいき、嬉しそうに積極的に教え始めた。

 一から七までを覚え、ベッドや床、皿、スプーン、肯定否定などの言葉を覚えていく。


 少女はアリアーニャと名乗り、身振り手振りも含めて和仁の名前を尋ねてきたが、和仁はパッと思いついた偽名――――ゼルクラッドと名乗った。

 前世の創作物で描かれるファンタジーな魔法世界観では、往々にして名前が重要な意味を持つ。例えば悪魔との契約には悪魔の名前が知る必要があったり、悪魔に本名を知られてしまうと魂を奪われたり、名前を使って相手に呪いをかけたり。この世界で名前がそういった重要性を持つかは不明だったが、警戒するに越した事はない。


 しばらくアリアーニャと和やかに言葉の勉強をしていると、部屋のドアが勢いよく開いた。怒った少年がずかずかと入ってくる。年齢はアリアーニャと同じか少し上程度、自然な発色の紫髪に黒目。幼くも力強さを感じさせる顔立ちで、目を吊り上げて怒っているのは子供にしては迫力があった。

 少年はびっくりしているアリアーニャの腕を掴んで引き寄せ、横眼で和仁を睨みながら激しい口調でアリアーニャに言った。


「××××××××! ×××××××××××!?」

「×、×××、××××ゼルクラッド×××××××××××」


 アリアーニャは詰問にしどろもどろに答える。アリアーニャが苛められているなら仲裁しようと腰を浮かしかけた和仁は雰囲気からそうでないと察して静観する。アリアーニャの様子は掃除をサボって箒で野球をしていた小学生が先生に見つかった時のそれだった。


「ゼルクラッド? ××××××××?」

「う、うん」

「××××××××××? ×××××? ×××!」

「×、××……×××××××××食事××××数××××××」

「……×××××××。×××××××××。××××××」

「××××××××……」


 少年に何か言い聞かされ、しょんぼりしたアリアーニャが和仁の申し訳なさそうにする。少年は和仁を見てあからさまに舌打ちをして、ぐいぐいとアリアーニャの手を引っ張っている。


「×××、ゼルクラッド」


 アリアーニャは少年に半分引きずられるようにしてカートを引いて退室していった。ドアが閉まって数秒後、最後の言葉が恐らく「じゃあね」か「またね」「さよなら」あたりの意味だと思い至ったが返事をするには今更遅い。

 和仁は頭の後ろを掻き、冷めたスープにバラバラになったパンを浸して食べ始めた。









 清場和仁が異世界転生して七日が経った。和仁はなし崩し的に偽名のゼルクラッドを本名として名乗るようになり、最初に会った男――――アウレオールスを養父として精霊殿で暮らしている。七日も経てば和仁改めゼルクラッドの過剰な警戒は薄まり、この世界に対する理解は深まっていた。

 この世界はエーリュシオンと呼ばれている。これは惑星の名前を指しているらしい。星は丸く、万有引力が働いているという事が常識として広まっていて、天文学は普通に発達していた。

 エーリュシオンには大陸は一つしかない、というのが通説だ。他の陸地を目指して出航した船は、例外無く嵐に遭ったり渦潮に飲み込まれたりして消息を絶っている。

 この大陸に存在する国は三国。即ち、エレメン教国、ナルガザン帝国、ノーヴァー連合国。ゼルクラッドが居るのはエレメン教国首都パルテニアの中心地にある精霊殿。


 精霊殿というのは精霊教の総本山である。エーリュシオン最大の宗教の拠点であると同時に、魔王の侵略に対して最も護りが堅い砦でもある。

 魔王。この世界には魔王がいる。

 ゼルクラッドもまだカタコトでしか喋れず聞き取れないので全容を把握した訳ではないのだが、大雑把に言ってエーリュシオンは「魔王VS精霊+人間」の構図で争っている。魔王はアンデッドを手足として人間を滅ぼそうとしていて、精霊と人間は協力してこれに抵抗し、魔王の討伐を目指している。既に何度か大きな戦争があったのだが、今の所一進一退。天秤は危ないところで揺れている。


 そこに現れたのがゼルクラッドである。ゼルクラッドが喋る日本語は精霊に力を発揮させるために必要な言語、古代語(精霊語ともいう)と同じものだった。あえて例えるならバベルの塔崩壊以前の言語をネイティブ同然に喋っているようなものである。

 その価値は計り知れず、万が一にも魔王の手勢に殺される事が無いよう、厳重に精霊殿で護られている。


 要するにとても危険な立場にいるが、とても安全な場所に匿われている、という事だ。

 七日の間に理解できたのはここまでだった。細かい話になると言語の壁が立ちはだかりチンプンカンプンになる。


 さて。世界の成り立ちについて大体理解したが、将来を決めるにはまだ情報が不足していた。しばらくは精霊殿に世話になりながら言葉と常識を学ぼうと考え、ご厄介になっている。精霊殿はそんなゼルクラッドを歓迎し、精霊殿の外に出なければかなりの自由を認めてくれていた。しかしゼルクラッドのやる事は一つである。

 ゼルクラッドがエレメン教国の言葉、つまりナルガザン語を学ぶのは精霊教としても都合が良い。当たり前だが辞書も無いので、古代語(日本語)をナルガザン語に、またはナルガザン語を古代語に翻訳しようと思ったら両方の言語に習熟していなければならない。古代語を知りたい精霊教とナルガザン語を覚えたいゼルクラッドの思惑が一致し、日中の大部分の時間をアウレオールスを教師に据えてのナルガザン語学習に充てている。


 ただしあまり根を詰めても効率が落ちるので、ほどほどに頭を休めるために休憩をとっている。その休憩時間は専らアリアーニャとレインとの遊びに費やされた。レインは初日にアリアーニャを引っ張って行った少年である。最初レインは友達を取られると思ったのがこれみよがしにゼルクラッドを排除しようとしていたが、アリアーニャがゼルクラッドと一緒に居たがるのを見て諦めたようで、以降は普通に遊んでいる。

 遊びは主にちゃんばらごっこだった。中庭に落ちている木の枝を拾ってきてレインとゼルクラッドが叩きあう。そして疲れたり斬られたりした方を治療する役がアリアーニャだ。


 幼児化して距離感やバランス感覚が狂ったせいでゼルクラッドの枝はなかなかレインに当たらない。元々ギリギリで避けたり針の穴に糸を通すような正確な突きを放ったり、という精密な動きを得意としていたゼルクラッドは、少し感覚がおかしくなるだけでたちまち当てられなくなり、避けられなくなる。

 対するレインはゼルクラッドの目から見てなかなか筋が良い。乱暴に枝を振るだけでなく、考えて振っている。

 結果、ゼルクラッドとレインはなかなか良い勝負になっていた。なんだかんだで経験の差があり、最後には毎回ゼルクラッドが勝っていたが。


 筋力の無い五、六歳の少年同士が全力で枝で叩きあっても、早々大怪我にはならない。精々擦り傷か軽い痣ができる程度だ。それをアリアーニャが中庭から摘んできた雑草とも薬草ともつかない草で治療? したり、発動しない呪文のようなものをうろ覚えで唱えてみたりして治すフリをする。一度顎を枝に強打されて軽い脳震盪を起こしたレインがアリアーニャに膝枕されていたが、レインはまんざらでもなさそうだった。それをゼルクラッドが微笑ましく見守る。


 毎日毎日頭を使い、体を使い。ゼルクラッドは少しずつエーリュシオンに馴染んでいった。


【契約内容】


一、甲はビルテファ系標準型ホムンクルス五歳相当の肉体を得る

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