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電話の向こうの怪異

作者: 遥(はるか)奏汰(かなた)
掲載日:2026/08/17

深夜に届いた一通の奇妙な着信。恐怖と緊張感が加速する、短い怪異ホラーです。宜しく御願い申し上げます、

 夜中に熟睡していたところを、いきなりスマホの着信音が鳴り出したので跳び起きた。      

 こんな時間の着信はたいてい悪い報せだ。非常に心臓に悪いこと極まれり、だ。

 スマホの画面をみると、そこには、

《後ろを振り返るな》

 という文字。

『え?は?ウソ……。ってかこれが、送信者の名前?

 冷や汗が背中を伝う。静まり返った部屋のなか、自分の激しい鼓動だけがやたらと大きく響いていた。

息をのんで画面を見つめたまま、微動だにできない。

画面の文字: 誰からの着信(あるいは通知)なのか、発信元の表示はない。

部屋の状況: 背後には、暗闇に包まれたクローゼットと半開きになったドアがあるだけのはずだった。

ゆっくりと指先を伸ばし、スマホを手に取ろうとしたその時——背後の闇の中で、衣擦れの音が微かに聞こえた。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

深夜の着信って、本当に心臓に悪いですよね。今回は「振り返ってはいけない」という極限の恐怖と、闇に潜む気配を描いてみました。

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