働きたくないうさぎさん
大きなお耳が ぺたーっと 垂れていて
しょんぼりしている 一匹のうさぎさん
見かねた もう一匹の うさぎさんが
そーっと 近づいてきて 尋ねました
「一体 どうしたの? 元気がないようだけれど」
すると しょんぼりしているうさぎさんが 言いました
「僕 今日は 働きたくないの」
声を掛けた うさぎさんは びっくりしました
働きたくないだなんて そんなことを言う しょんぼりしたうさぎさんのことが
とても 不思議で たまりませんでした
「もう とりあえず 行くよ!」
しょんびりしたうさぎさんの手を 引っ張って
二匹は 仕事場へと 向かいます
「うー なんだかよく分からないけれど 嫌なんだよお」
しょんぼりしたうさぎさんは 引っ張られるまま
弱音を吐きながらも 仕事場へと やってきました
すると 「キャー!」 「可愛い!!!」
なんていう 明るい声が たくさん聞こえてくるではありませんか
手を引っ張って来たうさぎさんが 言いました
「ほら 見てごらんよ
僕たちのことを見て あんな風に たくさん笑顔になってくれたり
嬉しそうにしてくれている 人たちが たくさん居るんだよ」
しょんぼりしていたうさぎさんは 人々の顔を 見渡してみます
皆 とても 嬉しそうに笑っていて
楽しそうに してくれていました
「そっか こんな僕でも 働くことで
誰かの役に 立つことが 出来るのかな」
そう考えると しょんぼりしていたうさぎさんは
働くことも 悪くはないのかなと
少し 思うことが 出来たのでした




