『夜空』
飛行機とは違う別の光が進む方向は!
「えっ? えぇーーーーっ!?」
その真っ直ぐに進む光。
横方向へではなく、こっちに向かって来ていると思うっ!!
「隕石っ!?」
慌てて起き上がるも、私が逃げ出す前にその光は
目の前まで迫り。
「あっ・・・ 私、終わったかも(泣)」
もう、どうせここで終わるのならと覚悟して
最後の瞬間を見る為、頑張って目を開けていたのですが
『(シュトンッ!)』
迫力の割には意外と落下物が小さかったのか
私が高温で蒸発する事もなければ
衝撃で吹き飛ばされる事もありませんでした・・・
「い、生きてる・・・?」
一応、私は生きてはおりますが・・・
よく見れば、私の広げていた星空観測用レジャーシートの端から
1メートルくらいの場所には、それなりの衝撃的な光景が・・・
「地面に小さなクレーターが出来てますけどっ!(泣)」
直径60センチくらいで深さは5センチくらいでしょうか?
明らかに地面が凹んでおりますが、問題はそのクレーターに
「こ、困りますけどっ!・・・」
どう考えても、空から音速で落ちてきた何かは
どう見ても、目を疑うような状態です。
そして、ほんわりと光をまとっており
暗闇の中でも見えるのですが・・・
「黒ねこ?」
なんと、クレーターの中心には光を纏った猫が1匹。
今の明るさでは、実際の色合いは分かりませんが
見た感じ、黒猫に見えます。
黒いのに光っております・・・(何これ)
「えっと・・・(困)」
どちらにしても、SFなら私は死亡確定のフラグですね
食い殺されるか、乗っ取られるか、感染するか。
「にしても・・・」
私を見つめるつぶらな瞳。
可愛い口元とおひげ♪
しゅっとした長い尻尾と
猫らしい鳴き声。
「きゃわわっ!(///)」