コント 現代の幼稚園児
場所=幼稚園
役…ボケ=幼稚園児、ツッコミ=幼稚園教諭
2人「どうも〜ボケです!ツッコミです!2人合わせて墓穴込みです。」
ツッコミ「いや〜ボケ君。去年から続くコロナ禍は大変だよね〜。」
ボケ「そうだね〜。そのせいでお仕事を無くされた方いるよね。僕達みたいに…。」
ツッコミ「そうそう、僕達みたいに…って誰がコロナで仕事がないだって!?コロナ関係なしに仕事がねぇわ!」
ボケ「No!ツッコミ君、ソーシャルディスタンス!しっかり守るんだよ!Do you understand Social distance?」
ツッコミ「馬鹿にしてんのか!知っとるわその位!取り敢えずマスクをしてソーシャルディスタンスを取れば自粛警察の対象にならない位に大事な概念だわ!」
ボケ「それで、ツッコミ君。話の本題は何なの?」
ツッコミ「そうだった。それでボケ君、僕はコロナ禍で今後安定した職業に就くには資格が必要だと思うんだ。」
ボケ「具体的には何の資格なの?暗殺者?」
ツッコミ「何で殺し屋なんだよ!資格ってそっちの死角じゃ無いんだよ!僕は幼稚園教諭の資格を取って幼稚園の先生として仕事に就こうと思うんだ。昔から子供が好きだし扱いも慣れているから向いていると思うんだ。」
ボケ「ツッコミ君なら成れるよ!良いブローカーに(ボソッ)」
ツッコミ「ちょっと待て!何、さっきから何なのボケ君!君は僕に人攫いや人身売買をやれと?この日本で?馬鹿じゃ無いの!?」
ボケ「ごめん、ごめん。僕なりのイキの良いブラックジョークさ。それで何だっけ?ツッコミ君。」
ツッコミ「全く…。それで資格を取る前に一度幼稚園の先生として仕事を体験したいけど、コロナ禍じゃボランティアも難しいでしょ?だから僕が先生役をやるからボケ君には幼稚園児役をやって仕事のイメージトレーニングをしたいんだ。お願いできる?」
ボケ「良いよ!暇だからね!じゃあ、ツッコミ君、どう言う現場を想定して行えば良いの?」
ツッコミ「そうだね…。ボケ君もいる事だし折角だから問題が起きた時の解決の仕方が僕は重要だと思うんだ。」
ボケ「確かに!子供だったらクレヨンで壁に落書きしたりすると思うんだ。」
ツッコミ「良し!それじゃあ、ボケ君。君は壁に落書きをしている幼稚園児役をやって見て!僕はそれに対して解決する先生役をするからさ。」
ボケ「分かったよ!ツッコミ君。…(カキカキ、カキカキ)」
ツッコミ「ボ〜ケ〜君、何描いているの〜?」
ボケ「先生!これはね…六道輪廻転生陣!」
ツッコミ「…。そ、そっか〜。先生分かんないなぁ。そ、それで、その魔法陣?はどう言うものなのかボケ君、先生に教えて〜?」
ボケ「先生、これはね!異世界転生する為に必要な魔法陣なんだよ!先生、時代遅れ〜。」
ツッコミ「…ボケ君、一旦役を辞めてちょっと待とうか。ねぇ!ボケ君!何から突っ込めば良いの!?何なの?六道輪廻転生陣って!?今時の子供ってそんなの落書きしてんの!?もっとこう犬とか猫とかロボットとかあるのに何でそれをチョイスしたの!?」
ボケ「でもツッコミ君。逆に言えば犬とか猫とかロボットって僕達世代だからよりリアルに近付けたら現代の幼稚園児は大体こんな感じだと思うよ。」
ツッコミ「うぐっ…。それでも!六道輪廻転生陣は禁止!僕にはレベルもハードルも足りていないから違う奴にしてもう一度やるよ!」
ボケ「分かったよ、ツッコミ君。…(カキカキ、カキカキ)」
ツッコミ「ボ〜ケ〜君、何描いているの〜?」
ボケ「先生!見てみて!トラック!ぶぅーん、ぶぅーん、ききぃっ。」
ツッコミ「わぁ!?ボケ君、上手に描けたね。でも勝手に壁に絵を描いたらダメだよ。絵を描きたいなら先生が画用紙をあげるからそれに描くんだよ?分かった?」
ボケ「は〜い。ごめんなさ〜い。」
ツッコミ「うん素直に謝れて偉いね、ボケ君。それで何でトラックを描いたか聞いても良い?」
ボケ「それはね、少し前の流行りだけどトラックに衝突すれば異世界に転生出来るんだよ!知らないの!?先生!」
ツッコミ「…。ちょっと待とうか。何なの!?さっきっから!なに、現代の幼稚園児って異世界転生したいの!?闇が深すぎるよ!日本の将来が心配になるよ!もっと真面目にやってよ!ボケ君!」
ボケ「だから〜、僕は真面目だって。現代のリアルを追求したら多分こんな感じだよ。アニメや漫画で異世界転生が主流だから、それを見て育っている子供もきっとこんな感じになるよ。」
ツッコミ「そんなの、僕の考えている幼稚園の先生ライフじゃ無いから無理だよ!こんなのやってられっか!」
2人「どうも、ありがとうございました。」