第96話 侯爵令嬢アネモネ・アーノルド
後半はマスターシーンとなります。
お嬢様の口から発せられたあまりな内容に、思わず思考が一時停止する。
この娘、今なんつった? この抜き身の刀みたいな姉ちゃんの伴侶になれ、だと?
「何を仰っているのですかお嬢様!?」
「貴様も手を放せ!」と勝手に手を握ってきたお嬢様を抱き寄せるように引きはがし、再び睨まれる俺。冤罪って言葉、知ってる? って物凄く言いたい。
「何って、貴女の婿探しでしてよ? “灰狼”と言われる貴女に睨まれて、恐れるどころか『可愛い』だなんて!」
「いやいやお嬢様……それはそのままの意味じゃないと思うッスよ?」
先程の質問にあっけらかんと答えるお嬢様に、気配を消し続けていた『猫人族』の女性が思わず突っ込みを入れる。だがしかし、彼女は止まらない。
「フー、殿方が女性を褒める時はお世辞か本心しかないのよ? 普通ならお世辞と受け取れなくもないのだけれど、彼はレーネが“子犬属性”とまで見抜いているのよ!? 本心に決まっているわ!」
フーと呼ばれた『猫人族』の女性にビシッ! と指を差すお嬢様。
「らしいわよ?」
「……残念ながら俺にそこまでの眼力はありませんね」
目の前で主に褒められて嬉しそうにしている姿でも見れば別だろうが、初対面で殺気まで飛ばしてくる相手を、“子犬属性”なんて普通は言わない。俺とて先程は揶揄する目的――煽るために発言をしたのだが……まさか言葉を額面通りに受け取られるとは思わなんだ。
「で、どうかしらカイル様? 身内贔屓を抜きにしても、レーネは優良物件だと思うのだけれど?」
「いやいや。自己紹介もまだなのに売り込まれても困るんですが?」
「……失礼いたしましたわ。私としたことが、すっかり失念しておりましたわ」
右手で上品に口を隠しながら微笑むお嬢様は、流れるように美しいカーテシーを披露した。
「申し遅れました。私、モンタナ・アーノルド侯爵が娘、アネモネ・アーノルドと申します。以後、お見知りおきくださいませ」
侯爵令嬢とは、随分と上級貴族がいらしたもんだ。
「彼女はレオーネ。もう1人はフウラン。2人とも私の護衛ですわ」
完璧とも言える令嬢――アネモネから、未だに殺気と怯えを含む2人を紹介されるのはなんとも言えない空気だと思う。とにもかくにも、名乗られたのならば返さねばなるまい。俺もなるべく姿勢を正してっと。
「改めまして、“歌い踊る賑やかな妖精亭”所属、Bランク冒険者、カイル・ランツェーベルです。それで、アーノルド侯爵令嬢が、私になんの御用でしょうか?」
「そのような他人行儀になさらず、アネモネと呼んでくださいまし」
「平民であり一冒険者でしかない私が、侯爵のご令嬢を名前で呼ぶなどとんでもございません」
「確かに私は侯爵家の娘ですけれど、所詮は齢12の小娘ですわ。公の場ではありませんし、アネモネと呼んでくださった方が嬉しいのですけれど?」
「……お戯れを」
12歳ってマジかよ……。俺のぱっと見の見立てよりも随分と幼い年齢に、思わず解析判定をしそうになるのを堪える。この場で彼女が嘘を吐く理由がない以上、本当の事なのだろうし、侯爵令嬢の発言を疑うかの様な行為はなるべく避けるべきだろう。
「それにレーネの夫になってくだされば、私からすれば家族のようなものですし!」
「……お嬢様、世迷いごとはそのぐらいになさいませ」
「それこそ戯言よレーネ? 貴女の適齢期を考えたら今すぐ動くべきよ。それにカイル様なら貴女の『自分よりも強い殿方』と言う条件に当てはまるのではなくて? それに彼は平民ではあるけれど、士爵でもありますのよ? 将来性を見ても、良い物件だと思いますわ」
「お嬢様……」
「それで、どうかしら? カイル様」
「光栄なお話かと存じますが、私には過ぎたお話。謹んでご辞退申し上げます」
「……私のレーネにご不満でも?」
すっと細められるアネモネの眼差しが俺を射抜く。恐らく彼女からすればレオーネは自慢の姉的存在なのだろうが、俺からすればいきなり他者を罵倒するような女性でしかない。例え仕事だとしても、さすがにどうかと思う態度だ。むしろ不満がないと何故思うのかと問いたいところだ。ただ正直にそれを話せば、余計に話は拗れるだろう。ならば――
「不満、と言うわけではございません。私の目から見ても、レオーネ嬢は魅力的な女性だと存じます。ですが、先程も申し上げたように、私は“冒険者”でございますれば、一所に根を張る気はまだまだございません。そんな私などよりも、レオーネ嬢ならばもっと良い相手がいるかと存じます」
「確かにレオーネを分不相応な相手に嫁がせるわけにはまいりませんわ。ですが、何処の国に属されているかまでは解りませんでしたが、齢17歳で騎士副団長。さらには“越境”へと密命を帯びることのできる士爵――ランツェーベル卿ならば十分に釣り合いが取れるかと思いますわ」
そんな設定、ありましたね……。
ぐぬぬぬ……。ある程度剣の腕が立つ理由に「騎士」であることにしたことが、貴族にこう受け取られるとは……。士爵なんて所詮は平民と変わらないというに、年齢がプラス要素を出してしまっている。と言うか情報収集能力高くないか? 「密命」なんて言ってるけど、この話をしたのはロンネスの前だけだぞ?
「それに、微力ながらアーノルド侯爵家も助力いたしますわ。我が領地ならば海路による交易も盛んですし、管理している遺跡も優先的に調査いただけますわ。それにランツェーベル卿が行おうとしていることは、『人族』の未来に関わること。当然、民のためならば我が侯爵家も同志として名を連ねさせていただきますわ」
堂々と、真っすぐに告げるアネモネに、素直に感心してしまう。
俺が創った設定に対する利点――遺跡の優先権と自由の利く海路の提示。さらにレオーネの伴侶とすることによる強固な繋がりだけでなく、ハーベスト王国の侯爵家が俺の後ろ盾になることで、俺が所属する派閥への影響力まで提示している。
この娘、本当に12歳なのだろうか?
参ったなぁ。今後の事を考えてもかなり魅力的な提案だ。特に海路はアルステイル大陸を目指す上では必須となるだろうし。ただ、嘘塗れの設定で国家権力に関わって良いことなんてあるわけもないわけで。ここは何とかして退いてもらうしかないんだよね。
あぁもう! こう言うのは得意じゃないんだけどなぁっ!
はぁ、と内心で大きく息を吐き、笑顔を浮かべるアネモネを正面から見据えて告げる。
「大変魅力的なお話ではありますが、私の答えは変わりません。謹んでお断り申し上げます」
俺の返答に笑顔を崩すことなく口を開こうとするアネモネを制するように、「ご存じの通り――」とさらに言葉をのせる。
「――私はこの国の人間ではありません。こちらに来て日も浅い。勉強不足で恥ずかしいのですが、アーノルド侯爵家がどのような立場なのか存じ上げません。故に容易に判断を下すわけにはいかないのです。私も立場上、貴族の方々と多少なりとも付き合いはございます。ですから中には“貴族”として相応しいと言えぬ方々――例えば民の為に与えられた権力を私欲のために使い、気に入らぬものを貶める行為などを平気でなさる方々がいることも存じております」
「我が侯爵家を侮辱するおつもり?」
「滅相もない。そのようなつもりはございません」
「ただ――」と俺は一端言葉を切り、視線をアネモネから1人の護衛に向ける。
「私に敵対行動をとった護衛をお連れの方を、そう簡単に信用するわけにはまいらないのです」
「? 先程のレオーネの件ならば――」
「いえ。そちらではありません」
アネモネの発言を被せ気味に否定し、「私事ではありますが」と前置きをして続ける。
「つい先日、私に対して多数の傭兵と冒険者が嗾けられました。辛くも撃退することが叶いましたが、数名取り逃がしてしまいまして。その逃げた人物と言うのが『猫人族』の女性、〈スカウト〉系メインのLv「6」。名はフウラン・ヲーリー。貴女の護衛と同姓同名同種族、なんですよ」
名:フウラン・ヲーリー 19歳 種族:猫人 性別;女 Lv6
《メイン技能》
フェンサーLv3
《サブ技能》
スカウトLv5→シーフLv1
ライダーLv5
エンハンサーLv4
〈ドール・サイト〉を経由して確認したステータスと同一であることは間違いない。念のため「ちなみにですが」と言葉を追加しておく。
「私を襲撃したメンバーのリストは、名前、種族、年齢、技能レベルを記して既に冒険者ギルドに提出しております。ですので数日もしない内に関係者は洗い出されるでしょうし、裏で手を引いていた者達も判明する事でしょう」
こちらの言葉に顔を蒼くするフウラン。まぁ最初からできてなかったけども、顔芸が出来ない者を側近にするのはどうかと思うよ?
かく言うアネモネはチラリとフウランを一瞥しただけで表情を崩すことなく、「そうですか」と一度目を閉じ、
「確かにそのような事があったのでしたら、私たちは無関係なのですけれど、しこりを感じてしまうのは致し方のない事だと思いますわ。ですのでこの話はまた後日、改めさせていただきますわ」
にこりと浮かべた笑顔と、諦めない宣言を発するアネモネ。絶対12歳じゃないだろ、と言いたくなる。ただまぁ、この場は退いてくれるならまぁいいか。
「ですので本題に入らせていただきたいのですけれど」
「…………ん?」
「Bランク冒険者カイル様、それとAランク冒険者ミィエル様のお二方に依頼をお願い致しますわ」
――はぁ!?
マ・ジ・で、言ってんのこの娘!?
かなり直接的に「お前らは信用できないよ」と言った俺に、依頼!? どう言う神経してんだこのご令嬢は!? 面の皮が厚いにも程があるだろ……。
開いた口が塞がらないとはまさに今の俺の状態を言うに違いない。いや、むしろ口元を右手で覆ったことで、大声で突っ込みを入れずに済んで本当に良かった。
「これは侯爵家から正式な依頼ですわ。証文もこちらに」
アネモネが告げると、レオーネが腰の【魔法のポーチ】からスクロールを1つ取り出して提示する。しかしアーリアはスクロールを受け取ることなく首を振る。
「アーノルド侯爵令嬢、その件は先程もお答えた通り。現在、“妖精亭”に所属するミィエル・アクアリア及びカイル・ランツェーベルは、冒険者ギルドマスターであるロンネス・ファミランドの名の下に、国選依頼を含めた全ての依頼に対する受諾可否の権利を与えられております。故に“歌い踊る賑やかな妖精亭”としましても、当分は依頼を拒否しております。ですので、どうしてもこの2名を指名したいのであれば、期間を置いて再度ご依頼なさいますようお願い致します」
「アーリア様のお言葉は確かに先程伺いましたわ。ですがお言葉の通りならば、裁量はあくまで個人であるカイル様にあると思うのですけれど? ですのでアーリア様にはこの証文が本物であること、その確認をしていただければ十分ですわ」
言われてアーリアは一度目を伏せた後、「失礼いたします」とスクロールを受けて確認する。そして、
「間違いなく本物よ。それで、カイル君はどうするのかしら?」
「……申し訳ありませんが、私個人として依頼はお断りさせていただきます。パーティーでの返答でしたらミィエル不在で決めるわけにもまいりませんので、後日返答となります。ですが良い返事は出来ない旨は前もってお伝えしておきます」
「理由をお聞かせ願えますか?」
「元々受諾拒否は他のメンバーとの足並みが揃うまでに必要な期間を設ける為頂いたものです。ですから、それが片付くまでは当分受けることは出来ないかと」
「他のメンバーと仰いますと……セツナ様、それにリル様、ウルコット様の3名のことでお間違いないでしょうか?」
「えぇ。この5人での活動となりますので」
「そう言うことでしたのね」とアネモネは呟くと、1つ頷いて「わかりましたわ」と笑顔を浮かべ、
「でしたら今回は手を引かせていただきますわ。その代わりパーティーが結成された暁には、いの一番で指名させていただきますわ」
「その時が来ましたらよろしくお願い致します、アーノルド侯爵令嬢」
「ふふ、出来ることなら次回からは“アネモネ”と呼んでくださいましね? カイル様」
最後に唇に人差し指を当てて大変可愛らしくウインクをするアネモネに、俺は笑顔だけ返して見送るのだった。
★ ★ ★
“妖精亭”から少し離れた場所に待機させておいた馬車に乗り込むと同時、「申し訳ありませんッス! お嬢様!」とフウランは勢いよく頭を下げた。
「過ぎたことは仕方がないわ、フー。でも私に報告もないのはいただけないわ。レオーネも同罪よ」
「はっ! 申し訳ありませんお嬢様」
アネモネの冷たい視線を受けてレオーネも頭を下げる。心なしかレオーネが殺気を放っていた頃よりも、周囲の温度が下がっているのではないかとフウランは感じ、身を震わせる。
「確かに昨日、カイル・ランツェーベルが何者かに襲撃されたと言う話は聞いているわ。大方、最近代替わりしたウジデッロ男爵辺りかと思っていたのだけれど……手を回したのはレオーネの発案かしら?」
「はい。1対1での力量はこの目で見れましたが、必要となる能力は1対多数ですので。私の独断で仕掛けさせました」
「それで直接現場に潜んでいたフーが見つかってしまったのね」
「はい……」
耳がペタリと垂れてしょぼくれるフウランに、アネモネは視線をレオーネに向けて「フーの手落ちなの?」と訊く。
「いえ。カイル・ランツェーベルが私の想定を超えていただけであり、フウランの手落ちではございません」
「そう。それで、結果を報告いただけるかしら? フーには現場で直に感じたものも聞きたいわ」
アネモネの言葉にフウランは頷き、姿勢を正して自身が感じたことを正直に告げる。
「率直に危険だと感じたッス。絶対に敵に回してはいけない――例えるならば、お嬢様に付き添って一目見た、あの守護騎士と同列の化け物ッス。30人以上の冒険者に囲まれてたにも関わらず、カイル・ランツェーベルが行動を開始して、10分もしないで鎮圧したッス」
「レーネ。貴女でも可能かしら?」
「いえ。同じ条件下でしたら、間違いなく私は殺されています。今回用意された冒険者の大多数が魔法技能者で構成されていましたから」
「そもそも一個人で20名以上の魔法技能者から身を守れるほど、【消魔結晶】を所持していること自体が異常ッス」
「同じだけの個数を持っていたとしても、私ではよくて数名殺せるかどうかかと」
続けて、と視線で語るアネモネにフウランは続きを口にする。
「対多数の戦闘に異様に慣れており、対処も迅速だったッス。30人以上の敵対者に囲まれて尚、手加減する余裕も見受けられたッスから。恐らく、最初から相手を殺すつもりで戦ったのであれば、最小限の被害で半分の時間で済んだのではないかと思うッス」
「それは……王国最強の盾と剣に匹敵する、という感想も頷けますわね」
顎に手を当てて考えるアネモネに、フウランは「それだけじゃないッス」と自分の眼で見た状況を克明に思い出す。
「確定できるのは1体だけッスけど、状況的に考えて“バトルドール”を2体潜ませていたみたいッス。それも私も正面から戦ったらヤバいレベルのものをッス」
「確か新たな種族として迎え入れる為に、彼はセツナと言うバトルドールを従えていましたわね。その娘ともう1体、という事かしら?」
「いえ。セツナと言うバトルドールは“妖精亭”にてミィエルと共に行動しておりましたので、現場にいなかったのは間違いありません」
「私の記憶間違いでないのなら、カイル様は最大で3体まで使役できるのではなくて? であれば、辻褄は合いますわ」
アネモネの言葉にレオーネは「その通りです」と頷く。「ですが」とレオーネが口にし、続きをフウランが紡ぐ。
「さらに2体使役していたのが問題ッス。つまりカイル・ランツェーベルは、襲撃されるのを見越して使役していた――または、普段から最大数を使役しているという事になるッス。見つけられた挙句、手札を切った上で逃げるだけで精一杯だったッス」
「バトルドールと言うのは、変装したフーの正体を見抜く力があったりするのかしら?」
「ないと思われます。ただ〈ドールマスター〉の魔法に、人形と視覚を共有するものがありますので、カイル・ランツェーベル自身で看破したのではないかと」
「成程ね……ちなみにセツナと言うバトルドールは、2人から見てどうだったのかしら?」
「レベルが違うッス。私は絶対に勝てないッス」
「私の全てを賭して、良くて相打ちかと」
「しかも見た目も人間の少女にしか見えないッス。私が戦ったバトルドールも、外見の完成度は高かったッスよ」
聞けば聞くほどにカイルの評価は天井知らずのように上がっていく。正直、アネモネは自身の直感で、カイル・ランツェーベルと言う人物が只者ではないと思っていた。《決闘》の結果で確信に変わり、自身が最も信頼する2人の意見を聞き、確証にまで至ってしまった。
「つまり、カイル様は単独で30人以上に対処可能な戦闘能力を持ち、使い捨てても痛くないフーを凌ぐ斥候を2体。さらにレーネと互角の戦士を1体使役できる、という事ですわね? ふふ♪ 何よそれ―ー」
自分の口で言葉にしたことで、ゾクゾクとした感覚が身体を奔る。
――とっても欲しいですわ♪
右手は顎に添えたまま、興奮で震える身体を左手で抱く。自分が思い描く未来に、カイル・ランツェーベルと言うピースが組み込まれていく。
「今回の2人の勝手に関しては不問といたしますわ。おかげでカイル様の事が解りましたもの」
――いえ、絶対に必要ですわ!
アネモネの思い描く、未来の不安と危険を取り除くためにカイルと言う人材が絶対に必要だと結論付ける。ならば何をすべきか――
「ですが、フーの姿が見られていたことは痛手ですわね。情報操作程度なら大したことありませんが、カイル様の心証は少なからず良いものではなかったでしょうから」
「それはお嬢様の暴走も絡んでると思うッスよ?」
「ふふ♪ 何としてでも取り込みますわよ、カイル様♪」
フウランの一言をアネモネは華麗にスルーする。既に彼女の頭は如何にしてカイルを手中に収めるか―ー今日得た情報をどう活かすかに集中し始めた。
そんなアネモネの様子にレオーネは小さく溜息を吐き、フウランは「スルーッスか」と苦笑いを浮かべ、
「それにレーネとカイル様の子供なら、さぞ優秀な子供になると思わない?」
数分、タイミングをズラしてフウランの言葉に返答を返したアネモネは、それはもうとても良い笑顔を浮かべていたのだった。
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