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第15話 マイルラート神殿

 危なげなく事を終えたカイルと、彼に連れ添う形で情報屋を出ていくミィエルを見送ったあたしは、デイジーに用意させたソファに深く腰を下ろす。向かい合う様にジョンもソファへ座り、傍らにはミィエルを模したと思われる水色の髪が特徴的な少女人形を座らせ、頭を撫で始めた。



「叶わぬ夢を人形で慰めるくらいなら、人形(がわ)じゃなく本体(なかみ)で出てきなさいよ、ジョン」


「相も変わらず辛辣だなぁ。僕が出てきたら誰が街を見るのさ?」


「あいつら使えばいいじゃない。少しの間なら保つでしょ?」


「嫌だね! 何よりあいつらじゃ顔じゃない(・・・・・)



 はん、と鼻で笑うように嫌悪感を滲ませるジョンに内心ではあたしも同意する。自分で言っておきながらいざ任せてみたら大惨事の未来しか見えない。ダメね、言ったあたしが馬鹿だったわ。

 思わず漏れるため息を誤魔化すように、少女人形が持ってきたコーヒーに口をつける。あたしの好みを十分知っているため、甘くて飲みやすい。甘いものは心も落ち着いて丁度良い。



「それにしても彼は一体何者なんだい? 秘匿せずに僕にも情報をおくれよアーリア。僕と君の仲じゃないか」


「ダメよ。知りたければ自分の“眼”で探りなさい」


「僕の“眼”だって完全じゃないんだよ? それに、そうしたら余計に僕は外に出れないじゃないか!」


「出るつもりもないんだから良いじゃない別に」


「それとこれとは話が別さ! 何だよ〈ディー・スタック〉まで伝授しちゃってさぁ! 僕が解析した(見た)後でもよかったじゃないか!」



 絶世の美男子とも言える人形が子供のように地団太を踏む様は相変わらずシュールね。あたしはコーヒーカップを置くと、傍で佇む人形にお茶請けの追加を頼む。



「大体なんでぽっとでの人間に(・・・・・・・・)あの態度を許されるのさぁ!? しかもあんなに嬉しそうに子犬みたいな笑顔でさー!」


「それについてはあたしも驚いたわよ」



 先程の光景を思い出せばあたしでも驚きを禁じ得なかった。あぁまでミィエルが心を許している姿は、果たしていつぶりかしら。



「まぁでも彼、ちょっと面白そうな匂いはするよねー。アーリアのお眼鏡にも適ったんでしょ?」


「あたしって言うよりかはミィエルね」


「あの様子だもんねー。で、ミィエルは何て言ってたんだい?」


「ここにも置いてあるんだから聞いてたでしょ?」


「そんな余裕なんてなかったね! 少なくとも館と周辺の分は全部僕に集中させてたから! それでも解析失敗(抜けない)なんてどれだけの強度なんだよ!? まさかと思うけど“絶剣の獅子(化け物)”と同レベルなんじゃないの!?」


「さて、ね」


 

 駄々をこねるジョンを肴に到着したクッキーを楽しむ。長い付き合いの彼がこうも荒れる姿は見ていて清々しい。心が洗われるようだわ。褒めてあげるわカイルくん。



「もしそうだったら爆弾を抱え込むよなものじゃないか! あ! 兎にも角にも彼が何者なのか教えろよ(・・・・)アーリア!!」



 ジョンが叫ぶと同時にこの部屋に存在する人形全てがあたしに殺意を向ける。教えなければ殺す、とでも言う様に。まったく、出来もしないことをするもんじゃないわよ。あ、このアップル味が美味しいわね。



「あのねー、あたしはあんたに情報を流す利がない以上話すことはないわ。それにね、あたしだって会って半日も経ってないのよ?」



 わかるわけがないじゃない、と態度で表す。



「何を馬鹿な! お前の(スキル)ならある程度のことはわかるだろう! 君が見た情報から彼が何者なのかを辿ることはできるはずだ!」


 実際、ステータスも出身もあたしは知っている。彼自身が知ることのない隠されたものまで見通せる眼をもってして。でも、だから何? 



「そうすれば後はオレ(・・)が手を下してやる。ミィエル()に近づくゴミ虫を、跡形もなく排除してやろう!」



 作られた顔が醜悪に歪む。憎悪をまき散らす狂気の笑みへ。同様にこの部屋にいるすべての人形がカタカタと無機質な笑みを浮かべて嗤う。

 はぁ、本当にくだらない。クッキーも切れたし、そろそろお暇しようかしらね。あたしは席を立ち「ご馳走様」と出口へ向かうも、3体の人形があたしの前を阻む。



「あの小僧の情報を置いていけ」


「嫌よ。言ったわよね? あたしに利がない以上話すことはないって」


「お前になくてもオレ達(・・・)にはある」



「はぁ、鬱陶しいわね。じゃああんた()に一つだけ教えてあげるわ。ミィエルに纏わりついてるんじゃなくて、彼にミィエルがくっ付いてるのよ」


「馬鹿な!? ミィエル様自らが近づくなど――」


「なんでも『カイルくんの近くは~、安心できるんです~』だそうよ」



 カイルがジョンとともに奥の部屋に消えてからも、頭を撫でられたミィエルは本当にデレデレとしてたものね。あんな表情を浮かべさせられるもう一人の姿が脳裏をよぎる。

 あたしがわざわざ教えてあげたことに、愕然とするジョン。扉の前の邪魔な人形たちを退かし、「教えてあげたんだからもういいでしょ? ジョン」と声をかける。



「……ん? あ! へぇ、彼の傍は安心できるねぇ。面白い! ありがとアーリア。じゃ、またね。Mrカイルによろしくと伝えてくれ」



 いつもの口調に戻ったジョンに呆れながら、あたしは手を振って部屋を後にした。








★ ★ ★








 思えば人生初の神殿入りではないだろうか。いや、神殿入りってなんか意味代わるから、神殿観光と言ったところかな?

 白い石で作られた数多くの石柱に支えられた巨大な建物。まんまパルテノン神殿をイメージできる造りだ。ただ違う点は、柱や外壁にマイルラートの聖印(シンボル)が刻まれており、観光客ではなく神官服に身を包んだ人々が多く行きかっていることだろうか。



「もしかしてこれから祭儀(ミサ)とかあったりするのか?」


「今日はなかったと思いますよ~。単純に~、信者さんが最も多いですから~。いっつもこれぐらい~賑わってますよ~」


「へぇ。あーでも、俺の地元もそう言われるとそうだった気もするな」



 記憶を引っ張ってみれば確かにこんな感じだった気もする。ただ俺の地元は『秩序と平和を司る神・マイルラート』よりも『救済と献身の神・エルグ』の方が勢いあったけどな。主に別キャンペーンのプレイヤーの所為で。



「カイルくん! ここの司祭さんとお話するんですよね~?」


「おう。俺がお世話になった村長の息子が司祭らしくてね。挨拶をと思ってたんだ」


「カイルくんがお世話になったなら~、ミィエルもちゃんと挨拶しないとですね~」



 身嗜みを確認したミィエルはぴたりと俺に寄り添う。ちなみに今のミィエルはハートのボタンが特徴的の白いブラウスにふんわりとした黒のジャンパースカート、頭にはレースのヘッドドレスと言うとても可愛らしい装いだ。なんつーんだっけ、ロリータファッションだっけか?

 これで先程同様に黒髪になれば兄妹としてふるまっても自然かもしれないな。

 ちなみに俺は目立たない村人的な地味な服装にしている。アーリアにもらった冒険者のエンブレムも外したままだ。


 さて、中で探すにも容姿もわからんし、とっとと人に訊くのが一番だろう。俺は神殿入り口で掃き掃除をしている神官に声をかけ、司祭のヴァシトに会いたいと素直に伝える。

 マイルラート聖印もつけていない村人風の男に怪訝な目を向ける神官だったが、ミィエルを見れば相好を崩し「これはこれはミィエルさん、ようこそいらっしゃいました」と歓迎の態度へ変わる。


 うーん、ここに来るまでにもかけられた声の数から言ってもミィエルはこの街でものすごく人気があるな。冒険者のアイドルっていうより、この街のアイドルな気がしてならない。

 その割には“妖精亭”の方は忘れ去られてたレベルなのは何故なのだろう。



「こんにちは~。ミィエルは~、カイルくんの付き添いなので~お気になさらず~」


「ミィエルさんのお知り合いの方でしたら問題はないかと思いますが……失礼ですがヴァシト司祭とはどのようなご関係で?」


「ヴァシトさんの父親であるバファトさんにお世話になりましてね。この街に来たら挨拶をと。言伝も預かってますので」


「左様でございましたか。では確認を取ってまいりますので、どうぞ中の椅子にお座りになってお待ちください」



 ミィエルのおかげですんなりと話が通り、俺達は神殿内へと通される。


 これは、すごいな。外観から広い内部を想像していたが、俺の想定以上に広く感じた。

 15mはあろう高い天井に入口から延びる赤い絨毯はおよそ100m程奥へと敷かれ、その先には階段10段ほど高い舞台に祭壇が安置されている。祭壇の奥にはマイルラート神の神像がその存在感を露にし、豪奢なステンドグラスによって照らされ神々しさを纏っている。

 信者が祈りを捧げるための長椅子には祭儀でもないのに多くの人々が腰を掛け、聖印を握り祈りを捧げている。

 俺たちは信者や神官の邪魔にならないよう入口脇に並べられたソファで待つように促され、確認がとれるまでしばし待つことに。ぽけーっと神殿内部を眺めつつ、右隣に座るミィエルを見て、そう言えばミィエルは信仰してる神とかいるのかとふと疑問が湧く。確か世界観的には基本的に誰もが何かの神を信仰してた気がするんだよな。



「そう言えば~、カイルくんはマイルラート様を信仰してるんですか~?」



 奇遇だなミィエル。俺も今同じようなことを考えていたよ。場所が場所だけに少し小声で尋ねてくるミィエルに、さてどう答えたものかと考える。さっきから俺たちにほど近い神官たちが視線を送ってきたり聞き耳を立ててる姿がチラチラ見えるんだよねぇ。まぁ視線の矛先的に聞きたいのは俺の信仰じゃなくてミィエルの信仰なんだろうけど。

 まぁ嘘言っても仕方がないし、正直に答えるか。



「いや、してないよ」


「でも~、お気に入りって言ってなかったですか~?」



 違うぞミィエル。多少贔屓にしているだけであってお気に入りではないぞ。しかもその贔屓は世間一般では悪いほうの贔屓だ。



「うーん、多少関わりが面倒な方向に深いだけで、俺はどの神も信仰してないよ」


「え?」



 調べられればわかることでもあるし、やましいことでもないためすっぱりと答える。俺の発言に周りの神官たちから可哀そうなものを見る目を向けられてしまうが、まぁ気にするほどでもない。

 慌てたようにさらに小声で「冗談じゃないんですか~?」と問うてくるミィエルにきっぱりと答える。



「いないねー」



 だってキャラ作成時の設定で神様を信仰できない状態にしちゃったし。何より信仰によって得られる【加護】より種族で得られる【加護】の方が有用だったからなぁ。まぁ『疾さと勇猛を司る神・ウィンリフト』には少し惹かれたけどね。回避盾だし。



 ちなみに【加護】とはLOFでキャラクター作成時に必ず1つ取得できる特殊能力みたいなもので、基本的には生まれとなる種族によって決まっている。しかし特定の神を信仰することで決まった種族の【加護】ではなく、神様由来の【加護】を選択することができる。これは〈プリースト〉技能を習得しなくても選ぶことができるもので、大体は作成時のキャラクタービルドに沿った【加護】に変更するために使われる方法だ。


 例えば【種族:エルフ】を選んだ場合、種族特性の加護は【森の友人・風読みの加護(水または風属性魔法の効果上昇とシューター技能でのDEXにボーナスを得る)】だったりするのだが、エルフで射手ではなく剣士をやりたい場合に『剣と軍事を司る神・ヒエラディーゲ』を信仰し【剣神の加護(〈カテゴリー・ソード〉を扱う場合DEXとSTRにプラス修正を得る)】へと変更し、好きな種族で技能職に有利な【加護】へと変更したりするのだ。おかげでキャラクター作成時に自由度が増すのでとても良いシステムだと思う。

 またこの場合、ぶっちゃけ〈プリースト〉技能を取らない限りは【加護】のためだけのキャラ付け(フレーバー)要素に成り下がるのだが、神様同士での関係性を考慮してプレイヤー達が信仰を決めると結構面白かったりもする。


 同じ勢力に属する神同士でも仲の良しあしはあるし、夫婦になっている神もいればライバル視を通り越して対立する神たちもいる。これらは所詮フレーバーではあるが、RP(ロールプレイ)をする上では割と面白い内容になったり、GMがシナリオに絡める素材にできたりと活用性は存外に高かったりする。RPのために敢えて対立する神々を選んでパーティー内で常に喧嘩するRPとか結構面白かった。ミッション中は憎まれ口叩きながらも背中を任せて戦うRPとか本当王道で良かった。



「ご、ごめんなさい~」


「ん? なんでミィエルが謝るんだ?」


「だ、だって~――」


「なら是非マイルラート様のご加護を得てみませんか?」



 あぁ、そう言うことか。まぁ先程の視線より勧誘に来る方が好感持てるよ、俺は。

 俺たちに近づいてくるのは哀れな視線を向けてくる者たちより凝った刺繍が施された神官服の男だった。長耳ではないためヴァシトではない。んー、もしかして司祭より下の、なんだっけ? あー、そうだ、侍祭の地位にいる人かな?



「見ない方々が訪れているとお聞きしましてね。それに盗み聞きするつもりはなかったのですが、聞こえてしまった以上神々の教えに迷われているのならば今此処に居るのも何かの縁! お二方ともマイルラート様のお導きを受けられてはどうでしょう?」



 随分と芝居がかった喋り方をする男だな。それよりも、俺だけじゃなくミィエルも勧誘してんのか。



「ミィエルも勧誘されてるけど、何を信仰してるんだ?」


「あの~、ミィエルは『研究と研鑽の神・パラルパリス』様を信仰してますので~」



 おぉ、渋いね。『研究と研鑽の神・パラルパリス』は魔術師や学者、研究者に信仰が深い神で、確か【英知へ導く加護(戦闘技能を除く、INTを参照する判定へボーナス修正を得る)】だったな。INTを参照する判定は割と多いから地味ながら有用な【加護】なんだよね。



「なんと嘆かわしいことでしょう! あのようなマイナーな神など貴女には相応しくありません! 我らが秩序にして頂点の神、マイルラート様こそが貴女には相応しい!」



 両手を広げ高らかに述べる男に俺は呆れた視線を向ける。いやいや、どの神を信仰するかは自由だろうよ。それにマイルラートは確か友愛も教義に含まれてなかったか? 同じ勢力の神を見下すような発言をしていいのかね?

 俺は背中にミィエルを隠すように一歩前に出て丁重にお断りを申し上げる。



「あー、熱心に勧誘してくれるのはありがたいですが、今は入信する気もないですし、ミィエルも改宗する気はありませんので」


「ふむ。マイルラート様から差し伸べられた救済の手を振り払うおつもりですか?」


「そうですよ! 今まで神の慈悲を受けられなかった哀れな子羊に救いの手を差し伸べているのですよ!」


「ミィエル様には至高の神であるマイルラート様こそ相応しい!」



 恩着せがましいなおい。しかも侍祭がいるためか周りの神官たちもワンヤワンヤと騒ぎ始めるし。



「我らが主は必ず救いを齎してくれるでしょう。信じる者には必ず、神の御業にてあなた方に救いの加護を授けてくださるでしょう」


「ん? 【加護】って改宗して得られるものなのですか?」


「はい。『秩序』にして頂きたる我らが主ならば可能です」



 マジか。LOF時代は【加護】の取得はキャラクター作成時のみだったはず。こっちでは信仰すれば神ごとの【加護】へ変更が利くのか。これは冒険者にとっては物凄い利点だな。でもその神々の【加護】ではなく種族特性の【加護】の場合はどうなるんだ? 信仰を止める、または破門されればそっちに戻るのだろうか? ふむ。これは後でアーリアに訊いたほうが良さそうだ。



「それは良いことを聞きました」


「では――」


「えぇ。なので今回()お断りさせていただきますね。俺達は人に会いに来ただけですので」



 ワイのワイのとさらなる盛り上がりを一刀のもとに切り伏せる。



「……今、なんと?」


「ですから何度もお伝えした通り、入信する気はないのでお断りさせていただきます。ミィエルも改宗する気ないんだろ?」



 念を押す問いに俺の背後から顔だけを出して頷くミィエル。



「熱心に誘っていただいて恐縮ですが、そう言うことですので」


「我らが主の加護は必要ないと?」



 ちなみに『秩序と平和を司る神・マイルラート』は【友への恩寵の加護(自身を除く、キャラクターが『秩序』かつアライメントが『善』のPTメンバーの最大HPを増加させる)】と言うもので、まず自分自身に恩恵がなく、パーティーを組んでも対象者が限定的過ぎるため、ぶっちゃけ使いづらいのだ。

 実際キャンペーン中にこの【加護】を使っていたマイルラート神官が居たが、パーティーメンバー誰一人として恩恵を受けられず無用の長物と化していた。あれは何て言うか、可哀そうだったなぁ……


 まぁつまり、総括すると。マイルラートの【加護】はまったくもって――



「はい。必要(いら)ないですね」



 正直に答えたら気色ばむ信者達。もういい加減諦めてくれませんかね?


一部言葉が足りなかったので修正しました。

俺の発言に何やら可哀そうなものを見る目

俺の発言に周りの神官たちから可哀そうなものを見る目

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